心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

私は、道になりたい

2019年07月16日 | 雑感・愚見

誰かに教えられなくても覗き行為は、

やっちゃダメなことだと重々承知しているし、

された当事者にとっては、気持ち悪いし、怖いし、憤慨ものです。


ではあるのですが、覗きをした奴に対して

「なんて日だ!」じゃなくて「何て奴だ!」と思うよりも先に、

ちょっと笑えてしまった二つの出来事について。


1992年、ウクライナの首都キエフの公衆浴場で、

狭い通風口から裸の女性達を覗き見した男が、

通風口から出られなくなりましたが、

覗き見の順番を待っていた男連中が連絡したレスキューに救助されました。


「おい、いつまで独り占めしているんだ。さっさと代われよ!」

「いや、ちょっと待って。あれ?あれ?」

「おい、ふざけんなって!」

「いや、ほんと、やばいって。助けて!」


順番待ちしていた男連中が異変に気付いても

通風孔の男性を見捨てて逃げ出したりせず、

レスキューに連絡をして覗き仲間を助け出したのには、

困った奴らの素晴らしい行動ですね。


こんな学生のノリ。「メッ!」って怒られて済むのは、中学生までかな。

今の日本じゃ、中学生でもアウトかもね。


しかし、よくもまあ覗き見できる通風孔を発見したものですね。

「求めよさらば与えられん、叩けよさらば開かれん」ですかね。


順番待ちするくらい大勢の男性の知るところとなっていたのに、

公衆浴場側は、大事になるまで気付かなかったのかな。

無理すればここから覗くことが出来そうだけど、

まさかそこまでして覗く奴なんてと

男性陣のスケベパワーを甘く見ていたのか、はたして。


もう一つは、私の住んでいる神戸市であった事件。


2013年、神戸市東灘区の住宅街の一角の

お嬢様学校と言われる甲南女子大、甲南女子高の通学路の側溝に身を潜めて

鉄製の穴(2㎝×10㎝)の蓋越しに通行する女性のスカートの中を覗いたとして

26歳の会社員の男性が逮捕されました。

側溝は、上の写真のような感じでしょうか。


逮捕された男の供述「生まれ変わったら道になりたい。」

「私は貝になりたい。」という映画のセリフを真似たのか、

「私は道になりたい。」これは名言と言うより迷言ですね。


そして、

2015年11月に同じ男性が全く同じ手口で覗きをして逮捕されました。

逮捕された当日、午前3時頃より側溝に入り

犯行が発覚するまでの5時間の間、ただひたすらに覗きに勤しんでいました。


再逮捕された男性の供述。

「自分の長所は、どこででも寝られること。

 短所は、側溝に入ってしまうこと。」


この男性のやったことは犯罪であるのですが、

犯罪であろうが無かろうが、色々な面からもやっちゃダメでしょう。


私は、覗きなんてやりたいとは思わないし、

やりたいと思ったこともありませんが、

この男性は、逮捕されるまで週一回以上のペースで、

自分の身体がギリギリ入る側溝に入り込み

何時間もジッとして一瞬見える数度の機会を楽しんでいたそうです。

私の中から最初に起きた気持ちは、「凄い、凄すぎる。」


拷問の一つに、身体を固定して殆ど動けないようにすると言うのがあって、

殴ったりして身体を痛めるのと同等の苦しみと聞いていたのですが、

時に人間は苦しみ辛さ痛みに、喜びが勝つこともあるのだと学びました。


人間、最高の果実を得るためには

大きな苦労も厭わず、大変な我慢も受け入れ、変態にさえもなれる。

さぼり人間から頑張り屋さんに変身するコツ等、

色々なコツが、この男性の行動の中に隠れているような気がします。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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