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浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

キューバの8月6日

2017-10-16 19:42:23 | その他
 『信濃毎日新聞』コラム

斜面

長く不明だった遺骨が掘り出されたとき、チェ・ゲバラだとすぐ分かったという。両手がなかったからだ。南米ボリビア山中の村。50年前の1967年10月9日、軍に銃殺されたゲバラは指紋照合のため両手を切断され、土に埋められた

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親米独裁政権を倒したキューバ革命をフィデル・カストロとともに率い、その後ボリビアでも軍事政権とのゲリラ闘争に加わった。39年の短い生涯だった。遺骨がキューバに送られ、霊廟(れいびょう)に納められたのは、死から30年を経た97年10月17日のことだ

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貧しい人たちを苦しめる社会の矛盾に怒り、信念を貫いた革命家―。その印象にふさわしい精悍(せいかん)な風貌も世代を超えて人を引きつけるのだろう。没後半世紀。ボリビアでの追悼行事には欧州やアジアからも人が集まり、宿代が跳ね上がったそうだ。日本でも映画の公開や出版が相次ぐ

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8月に東京で開いた写真展。ゲバラが自ら撮った写真の中に広島の平和記念公園を遠景で収めた一枚があった。早朝だろうか。人影は少なく、静けさが伝わる。キューバ革命からまだ半年余の59年夏。通商交渉で来日した際、予定を変えて立ち寄った

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「平和のために闘うにはこの地を訪れるべきだと思う」。妻に書き送ったはがきが残っている。キューバの小学校では毎年8月6日、広島でこの日何が起きたかを朝礼で子どもたちに話すという。それがごく当たり前になっていることも、ゲバラの精神が今に息づいている一つの証しだろう。

(10月16日)


挑発的な書き方

2017-10-16 18:30:53 | その他
 篠田英朗という学者がいる。確か以前は広島の方にいた人だと思ったが、今は東外大にいるようだ。彼が最近出版した本、彼のブログに対して水嶋朝穂早大教授が鋭い批判をしている。

 その批判は、下記でなされている。

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2017/1016.html

 水嶋教授の批判はきわめて緻密である。それに対して、篠田の主張はまったく学問的ではない。それはこの文によくあらわれている。

「ある噂を小耳にはさんだ。憲法学者の方々が、「東大法学部系の憲法学」という言い方に激憤している、という噂である。結局、篠田は東大法学部に「ルサンチマン」を抱いているだけなのだろう」、と憲法学者が集まって学会でささやいているという。そのうちに篠田さんに対する「ルサンチマン」レッテル貼り運動が始まるから気を付けたほうがいい、と言われた。・・・私の最終学歴は、London School of Economics and Political Science (LSE)のPhD.(国際関係学博士)である。博士号すら持っていない憲法学者の方々にルサンチマンを抱いている、などと言われる立場ではない。恐縮ながら、「ガラパゴス」の世界だけに生き続けようとするのもいい加減にされたらどうか、と申し上げざるを得ない。」(ブログ2017年08月17日)。

 こういう書き方、私は感覚的にもう拒否反応である。「東大法学部系の憲法学」を批判しつつ、おのれの学歴をひけらかしている。こういう非論理的な書き方は、すでに学問的思考を放棄した者の文によくあらわれる。それも政治権力に迎合する際にでてくる書き方だ。

 ずっとまえの篠田の文は、読んだことがある。私の考えていることとそんなに違いはないと思った記憶がある。

 だが、ここに引用された文は、あきらかに学問的に転落した書き方である。おそらくこのまま右の方向にころころと転がっていくことだろう。

あおり運転は怖い

2017-10-16 13:37:57 | その他
 高速道路の追い越し車線を走っているとき、後ろから猛スピードで迫ってきて、ぴったりとつかれたことが何度もある。私は高速を走っているときは、後続車両の動向に気を配っているので、猛スピードで迫ってきた車を発見するとすぐに走行車線に入る。しかし走行車線に入れないときもある。そのときにはできるだけ早く走行車線に入ろうとするが、なかなか怖い。私は追い越し車線でも車間距離をとりながら走るので、前の車両と衝突する心配はないので、慌てずに行動する。

 高速道の制限速度は100キロとされているが、130以上で走っているような車は多い。名古屋ナンバーが多いと思う。また外車は猛スピードで走る。

 スピード違反だけではなく、トンネル内での無灯も怖い。


「あおり運転」摘発7625件 昨年、9割近くが高速道