先日来た学生は、成績が中位で、日本の企業に勤めたくてもむつかしいので、私に熱心に言い寄ってくるのかもしれないが、何とかしてあげたいという気はあるものの、どうしたものか。
就職先にデリー大学教授の父親を伴っていけば有利というのは、日本でも昔はあったかもしれないが、普通は嫌われる。
つい最近、日本のテレビの常連司会が、口をきいてテレビ会社に入れた次男が、盗みを働いて、解雇され、その司会がテレビを通じて謝ったとかあったが、日本でも、民間ばかりではないテレビ局や広告会社に政治家などの子弟が就職しているのはよく見かける。
しかし、一般の企業ではいくら父親が有力者でも参考程度にしかならないのではあるまいか。
インドでは、まだ、それが通用する時代なのであろう。
以前、この欄で書いたが、小沢一郎の金沢秘書がスパイだったことから、日本はどこの誰ともわからないものを採用するのに、慎重にならざるを得ない時代に戻っている。さきの司会の次男は盗癖があったというから、それは問題外としても、後ろ盾がしっかりしていないと保証の限りでないのが、この時代ではある。
しかも、日本の有力者、有力企業には、巨大なスパイ機構に組み込まれていて、容易にスパイがもぐりこまされていることも、以前記したと思う。
開かれた社会から閉じられて社会に戻っている証拠である。このこと自体は、三国志の時代からの問題ではある。
インドでもアショーカ王の時代に全版図にスパイ網が張り巡らされていたことが書かれているし、徳川時代には、全国に幕府の忍者が忍び込んでいた。芭蕉忍者説が出てくる所以だ。
就職先にデリー大学教授の父親を伴っていけば有利というのは、日本でも昔はあったかもしれないが、普通は嫌われる。
つい最近、日本のテレビの常連司会が、口をきいてテレビ会社に入れた次男が、盗みを働いて、解雇され、その司会がテレビを通じて謝ったとかあったが、日本でも、民間ばかりではないテレビ局や広告会社に政治家などの子弟が就職しているのはよく見かける。
しかし、一般の企業ではいくら父親が有力者でも参考程度にしかならないのではあるまいか。
インドでは、まだ、それが通用する時代なのであろう。
以前、この欄で書いたが、小沢一郎の金沢秘書がスパイだったことから、日本はどこの誰ともわからないものを採用するのに、慎重にならざるを得ない時代に戻っている。さきの司会の次男は盗癖があったというから、それは問題外としても、後ろ盾がしっかりしていないと保証の限りでないのが、この時代ではある。
しかも、日本の有力者、有力企業には、巨大なスパイ機構に組み込まれていて、容易にスパイがもぐりこまされていることも、以前記したと思う。
開かれた社会から閉じられて社会に戻っている証拠である。このこと自体は、三国志の時代からの問題ではある。
インドでもアショーカ王の時代に全版図にスパイ網が張り巡らされていたことが書かれているし、徳川時代には、全国に幕府の忍者が忍び込んでいた。芭蕉忍者説が出てくる所以だ。