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「教員の世界の風通し・・・」  産経抄 八葉蓮華

2008-07-11 | 産経抄(コラム)
レオナルド・ダ・ヴィンチは、キリスト教の異端思想を守ってきた秘密結社、シオン修道会の総長だった。2年前にベストセラーになり、映画も大ヒットした『ダ・ヴィンチ・コード』は、こんな設定だった。 ▼幕末の英雄として、日本人に愛されてきた坂本龍馬は、やはり秘密結社のフリーメーソンに陰で操られていた、という説を聞いたことがある。秘密結社は、しばしば歴史の変わり目に暗躍し、大きな事件を引き起こすとされるが、正史に記されることはない。 ▼歴史ミステリーには、欠かせない存在だが、もしかしたら、今の日本にも存在しているのかもしれない。大分県の教員採用をめぐる汚職事件の闇の深さに目をこらすと、そんな想像をしたくなる。 ▼県教育委員会の幹部が、知り合いの小学校校長や教頭からわいろを受け取った見返りに、子女を合格させたことにとどまらない。県議が口利きしたケースや、管理職への昇任試験をめぐる金券のやりとりもあった。メンバー同士は相互に助け合いながら、外に向かって閉じられている。そんな秘密結社めいたグループの存在が浮かび上がってくる。 ▼そこに所属していないというだけで、合格点に達していながら採用試験に不合格になった受験生もいる。事件の背景に、県教委と教職員組合の長年にわたる癒着体質があるとすれば、大分県に限る話ではあるまい。事件の拡大によって、公教育に対する不信感が広がることが心配だ。 ▼不正とは無関係の大半の教員は、モンスターペアレントの問題などを抱えながら、子供たちと真剣に向き合っている。一刻も早く、不正の温床を暴き出し、教員の世界の風通しをよくしていくしかない。秘密結社は、フィクションだけの存在でいい。

産経抄 産経新聞 7/11

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