衣裏珠の八葉蓮華 ≪創価学会 仏壇≫

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相手と「し合う」関係を重んじる日本人の美徳・・・ 産経抄 八葉蓮華

2010-08-03 | 八葉蓮華

 「幸せ」を昔は「仕合わせ」と書く人が多かった、と以前に書いた。相手と「し合う」関係を重んじるのは、日本人の美徳のひとつだ。もっとも民主党政権になって、中国、韓国の主張に「合わせすぎる」外交が目立つ。  

 平成22年版防衛白書の閣議了承を先送りした政府の決定も不可解だ。すでに4年前の白書から、韓国が不法占拠を続ける竹島については、「領土問題が未解決のまま存在」と明記している。韓国側の反発は織り込み済みのはずではないか。  

 日韓併合100年を迎える8月29日を、ことさら意識する理由がわからない。雑誌『正論』9月号で、小紙ソウル支局長の黒田勝弘記者が書いている「左翼学者たちが画策する『菅談話』を許すな」を読んで、やっと合点がいった。  

 日本ではほとんど話題にならない「併合100年」を、韓国メディアは年初から盛り上げてきた。お先棒をかついでいるのが、例によって日本の左翼文化人たちだ。日本に新たな謝罪を求めて、5月に日韓で発表された「知識人共同声明」の日本側の署名者には、和田春樹さんらおなじみの名前が並んでいる。  

 彼らが狙っているのが、戦後50周年の「村山談話」にならったそれ以上の「菅談話」だと、黒田記者はみている。今回の日本政府の「配慮」は、韓国側の期待をさらに高めたに違いない。  

 菅直人首相は、北方領土の早期解決を訴える元居住者3世の子供たちにも、会おうとしなかった。国家主権や領土に対して冷淡な姿勢が目立つだけに、後々まで厄災を及ぼす談話を発表しないか、心配だ。「合う」「合わせる」には、戦うという意味もある。相手国のいいなりになるだけでは、「仕合わせ」にはならない。

経抄 産経新聞 7/29

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「ひまわり署名プロジェクト」児童ギャク待事件の厳罰化を求めて・・・ 産経抄 八葉蓮華

2010-07-28 | 八葉蓮華

 「初恋の人の名前を次女につけ」。出所は忘れたが、気に入っている川柳だ。かわいい娘に、妻の知らない初恋の人の名前を付けたい。誰にはばかることはないけれど、長女では何となく気がとがめる、というのだ。  

 児童ギャク待事件の記事を読みながら、犠牲になった子供たちの名前を胸に刻んでいく。萌音(もね)ちゃん、海渡(かいと)くん、智樹(ともき)ちゃん…、かわいらしい名前であればあるほど、あわれを誘う。  

 昨年4月、母親とその内縁の夫にギャク待され、衰弱シした当時9歳の女の子の名前は、「聖香」だった。シドニー五輪が開催された平成12年に生まれ、五輪選手のように、夢のある人生を過ごしてほしいとの願いが、込められていたという。  

 保護責任者遺棄致シなどの罪に問われたその母親に対して、大阪地裁は21日、懲役8年6月の判決を言い渡した。量刑への評価はひとまず置く。「銃で撃たれるサツ人よりも、被害者の痛みや被告の罪は重いのでは」。裁判員の一人の発言に共感した。  

 子供をゴミ箱や洗濯機に閉じこめるなど、児童ギャク待事件の残ギャクの度合いを増すばかりというのに、なかなかサツ人罪が適用されない。甲南大学法科大学院教授の園田寿(ひさし)さんに聞くと、「食事を与えなかったといっても、スナック菓子は食べさせているなど、サツ意を認定するのが難しいケースが多い」という。「そもそも刑罰だけでギャク待事件は解決できない」。その理屈はわかるのだが…。  

 ベランダに遺棄された聖香ちゃんは、「ヒマワリを探しているの」と言い残して息を引き取った。この事件を契機に生まれた「ひまわり署名プロジェクト」が、児童ギャク待事件の厳罰化を求めて活動している。目標の20万めざして、現在約5万5千の署名が集まっているという。

産経抄 産経新聞 7/23

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「日本の美学」恥の方向性がわからなくなってきている・・・ 産経抄 八葉蓮華

2010-07-18 | 八葉蓮華

 「こんな時に、女とチャラチャラしてて、恥ずかしくないのか」。全共闘華やかなりしころ、キャンパスの片隅で、芝居の稽古(けいこ)をしていると、ヘルメット姿の学生から罵声(ばせい)を浴びた。  

 肺がんのために10日、62歳の若さで亡くなった劇作家のつかこうへいさんは、「あのころの引け目は今も引きずっている」といつか語っていた。慶応大学在学中、下級生の作る劇団のために戯曲を書いたのが、この世界に入るきっかけだった。  

 初期の傑作『熱海サツ人事件』は、警視庁の木村伝兵衛部長刑事が、新任の熊田留吉刑事や婦人警官のハナ子とともに、熱海で女子行員をコロした大山金太郎のありふれた事件を、一級の事件に仕立てるというストーリーだった。  

 当時は集団就職で出てきた男女が、東京の豊かさに道を間違えて罪を犯した、と聞いても納得がいった。しかし、日本という国から、そんなマズしさが次第になくなっていく。『熱海殺人事件』もまた、部長刑事が女になったり、原発、あるいは北朝鮮がテーマになったりと、変容を重ねた。  

 本名は金峰雄、在日韓国人だ。ペンネームをすべて平仮名にしたのは、日本語のわからない母親への配慮だったという。日本人でなくても、いや日本人でないからこそ、どの作品にも、「日本の美学」への強い思い入れが感じられた。  

 ファストフードが広がり、歩きながら物を食べる姿が普通になった。わが子に食べ物を与えず、餓シさせる親まで現れた。「文化とは『恥の方向性』。日本人はそれがわからなくなってきている」と嘆いた。つかさんに罵声を浴びせた活動家たちの多くは、その後何事もなかったかのように社会に出て、成功を収める。民主党の著名議員の名前も、確かその口から聞いた。

産経抄 産経新聞 7/13

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「最後の名刑事」容疑者の心を真綿のように包み込み・・・ 産経抄 八葉蓮華

2010-06-05 | 八葉蓮華

 帝銀事件や吉展ちゃん事件で敏腕を振るった平塚八兵衛が亡くなったとき、新聞は「最後の名刑事」とたたえたものだ。しかし、「最後」ではなかった。警視庁の後輩である小山金七もまた、名刑事の称号を得たからだ。  

 数々の難事件を解決しながら、八兵衛が「3億円事件」に思いを残したように、金七もまた「警察庁長官銃撃事件」の捜査の最中、57歳の若さで世を去った。その金七を主人公にしたテレビドラマ『落としの金七事件簿』が、先週の土曜日の夜、放映された。  

 小紙社会部OBの小野義雄さんによる、同名のノンフィクション(産経新聞出版)が、もとになっている。警察取材の経験が長い小野さんによると、捜査の緻密(ちみつ)さは2人に共通し、特に金七は、取調官としての能力がずば抜けていた。  

 金七流は、容疑者の経歴、生い立ちを重視するのが特徴だ。わかっていることをすべて大きな紙に書き込み、壁に張って一日中見つめていたこともあったという。取調室では、けっして声を荒らげない。容疑者の心を真綿のように包み込み、罪を悔いる気持ちを引きだそうとした。  

 ドラマの終わり近く、金七の病室のロッカーから、妻、シゲ子に贈るセリーヌのバッグが出てくる場面がある。金七がかつて「ロサンゼルス銃撃事件」の捜査のために海外出張したとき、妻に土産を買ってこなかったことを気に病んでいた、との設定だが、事実ではない。金七は、何も言わない奥さんの好みのブランドを知っていて買ってきた。気配りこそ、名刑事金七の最大の武器だった。  

 「金七さんの遺志を継ぎたい」。ドラマの後、小野さんのもとには、数人の若い刑事からメールが届いている。金七を「最後の名刑事」にしてはならない。

産経抄 産経新聞 5/31

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「定年からの旅行術」20年間の余暇時間・・・ 産経抄 八葉蓮華

2009-12-25 | 八葉蓮華

 サラリーマンが60歳で定年を迎えて、80歳まで生きたとする。20年間の余暇時間は約8万時間に達し、在職中の総労働時間に匹敵するという。この長い時間をどのように生きたらいいのか。家族との関係は? 寝たきりになったらどうする?。  

 先週末、訃報(ふほう)を知ったノンフィクション作家の加藤仁(ひとし)さんは、30年近くこの問題に取り組んできた。反響の大きかった小紙の長期連載「大転換小転換」の執筆者でもある。3千人を超える取材相手のなかで、定年後小さな喫茶店を開こうと思っていた人がいた。  

 ところが職業別電話帳を見ると、ライバルが多すぎた。逆に少ない職業を探して、印章彫りに行き着いた。独学での修業の後、高野山に工房を移して、寺印に挑んでいる。加藤さんは自分の作家人生と重ねながら、話を聞いていたのかもしれない。  

 20代は1年ちょっとのサラリーマン生活の後、立花隆さんの「田中金脈」追及のスタッフの一人として、夜討ち朝駆けの取材に明け暮れた。独自のテーマを模索するうち出会ったのが、「定年」だった。誰にも訪れる人生の転機を通して、日本人の実像を探る。  

 「必ず実名を用いる」という制約を課して、着実に成果を挙げていった。2年前からは、加藤さんも属する団塊世代が定年を迎えている。戦後日本を揺さぶり続けてきた、世代の行く末を見つめる仕事は、総決算となるはずだった。その矢先、62歳のシは早い。  

 今年9月に出た『定年からの旅行術』(講談社)のなかで、50代を過ぎてからの取材旅行は、奥さんの運転する車で出かけ、最近は四国や九州にまで足を延ばしている様子が、つづられている。定年のない加藤さんの生活も大きく変わりつつあったというのに。

産経抄 産経新聞 12/21

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先日の千葉「正論」懇話会で、講師の八木秀次氏が「パンとサーカス」・・・ 産経抄 八葉蓮華

2009-12-10 | 八葉蓮華

 先日の千葉「正論」懇話会で、講師の八木秀次氏が「パンとサーカス」を例に鳩山政権を批判していた。古代ローマの風刺詩人、ユヴェナリスの言葉である。食糧と娯楽を与えられることで政治への関心を失う絶頂期のローマの市民に警鐘を発したものだ。  

 共和制の時代から、ローマの政権を握ろうとする者は穀物を無料で市民に提供した。一方、円形劇場では猛獣と人との「決闘」などをこれまた無料で見せた。このため市民は政治への不満を収め、国の将来を考えなくなった。それがローマの衰退を招いたといわれる。  

 民主党政権はまだ支給されてはいないが、子ども手当といった「パン」をちらつかせる。さらに、事業仕分けなど「サーカス」まがいのパフォーマンスを公開することで国民の目を引きつける。そのことで今後の日本がどうなるかという発想を取り除いた。  

 八木氏はそう分析し、将来を憂えている。全くの同感である。しかも最近の鳩山政権は、安全保障という国の根幹施策ですら「サーカス」で国民の関心をそらそうとしている。米軍普天間飛行場の移設をめぐる鳩山首相の言動を見ていると、そうとしか思えない。  

 日米両国はすでに名護市の沿岸への移設で合意している。それを見直すというのが民主党の方針だが、どう見直すのか首相の発言は連日のようにぶれる。あげく、社民党の福島瑞穂党首から連立離脱をほのめかされると、さっさと結論先送りを決め込んでしまった。  

 察するに首相としてはどう決着をつけていいのかわからない。そこで社民党の政権離脱という「政局劇」を借りて国民の目をそらそうということのようだ。日米同盟と社民党との連立とどちらが重いか、そんな判断もできない首相だろうか。

産経抄 産経新聞 12/5

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13年間で、組織防衛を何より優先する企業風土ができあがった・・・ 産経抄 八葉蓮華

2009-11-25 | 八葉蓮華

 JR福知山線脱線事故の報告書漏洩(ろうえい)問題で、コンプライアンス特別委員会から、名指しで批判されたJR西日本の井手正敬(まさたか)元相談役(74)は、かつて「国鉄改革三人衆」と呼ばれた一人だ。JR東日本の松田昌士相談役、JR東海の葛西敬之会長とともに、旧国鉄の分割民営化を主導した。  

 駆け出し記者時代に、当時JR各社の副社長を務めていた3氏に、日をおかずインタビューする機会があった。松田氏と葛西氏には、その迫力に圧倒された。最後に会った井手氏の柔らかい応対に、少しほっとした記憶がある。  

 「内弁慶に外地蔵」との井手氏評を聞いたのは後のことだ。平成4年に社長に就任してからは、起床は朝5時半。通勤電車のなかでは、運転席の後ろに立って、運転ぶりを確かめた。ワイシャツ姿で社員と触れ合い、休日には駅を回る。  

 阪神大震災の当日、飛び出した家に戻ったのは1カ月後だった。一切の権限を掌握して復旧に当たり、競合相手の阪急、阪神より2カ月も早く開通した。当時の各紙は、井手氏の剛腕ぶりをおおむね好意的に伝えている。  

 ただ、井手氏の存在が大きくなりすぎて、会社が「井手商会」化する恐れを、氏自身が危惧(きぐ)している、と指摘する記事もあった。特別委はまさに、井手氏の社長、会長、相談役時代の13年間で、組織防衛を何より優先する企業風土ができあがったとみる。それこそ漏洩問題の原因だとも。  

 それにしても、民営化後の経営を軌道に乗せた氏の功績の一方で、乗客のシ者106人を出した事故への対応には、首をかしげる。特別委の調査要請に応じず、遺族への謝罪も果たしていない。国鉄改革にかけた情熱、青春をささげたラグビーの精神に照らしても、矛盾だらけだ。

産経抄 産経新聞 11/20

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衣裏珠の譬え

2008-06-18 | 八葉蓮華

 「衣裏珠の譬え」(五百弟子受記品第八)親友の家を訪問したある人が、酒をもてなされ、酔って寝てしまいます。親友は出かけなければならなくなり、眠っている友人の衣服の裏に無価(無上の価値があること)の珠を縫い込んで外出します。酔いから覚めた友人は、宝を持っていることに気づかず、諸国を放浪した後、たまたまその親友と再会しますが、親友は友人のみすぼらしい姿を見て驚き、衣服の裏に無上宝珠があることを教えます。 衣裏珠とは一切衆生がもっている仏性を譬え、友人は自身の内に仏界があることに気がつかない凡夫を譬えています。


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