衣裏珠の八葉蓮華 ≪創価学会 仏壇≫

衣裏珠の譬え 産経抄 産経新聞 創価学会 地球市民 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

「環境教」信者・・・  産経抄 八葉蓮華

2008-07-02 | 産経抄(コラム)
久々に目から鱗(うろこ)の新書に出合った。題からして挑発的な「偽善エコロジー」(幻冬舎新書)だ。レジ袋を使わない運動は「ただのエゴ」と斬(き)って捨て、牛乳パックのリサイクルは「意味なし」ととりつくしまもない。 ▼冷房28度の設定で地球温暖化防止はできないし、生ゴミを堆肥(たいひ)にするのは危ない…。いつでもどこでも「地球に優しいエコ」と唱えたがる「環境教」信者のみなさんには目の毒だが、著者の武田邦彦・中部大学教授は資源材料工学の専門家。データも豊富でなかなか説得力がある。 ▼偽善エコロジーはいたるところにころがっている。受信料をとる放送局は、「エコ放送」と称して説教くさい番組を垂れ流しているが、放送時間を短縮した方がよほど地球に優しい。 ▼コンビニエンスストアの深夜営業を規制しようとしている自治体も同じだ。店の冷蔵庫は24時間動いており、節約できる電力はしれている。それよりお役人のマイカー通勤を禁止した方が二酸化炭素(CO2)削減になるはず。 ▼まもなく環境が主要テーマとなる洞爺湖サミットが開幕するが、成果は期待薄だ。CO2を最も多く排出している米国のブッシュ大統領はもうすぐ前大統領になる。猛スピードで排出量が増えている中国やインドも経済優先の姿勢を崩しておらず、議長を務める福田康夫首相がいくら力んでも大勢は覆るまい。 ▼武田教授は、人類全体が一致協力できない以上「温暖化を防ぐことはできない」と喝破する。ならば、首相は議長特権を生かして拉致や北方領土といった難問をどしどし議題にのせるべきだ。何事も波風を立てたくない首相には無理な注文とはわかっている。だが、見せ場の一つもつくらないと、北海道でサミットを開く意味はゼロだ。

産経抄 産経新聞 7/2

八葉蓮華 hachiyorenge