衣裏珠の八葉蓮華 ≪創価学会 仏壇≫

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412人内閣「仲よき事は美くしき哉」言葉の遊びをしている場合ではない・・・ 産経抄 八葉蓮華

2010-09-19 | 産経抄(コラム)

 「仲良くしよう」。血みどろの代表選を終えた民主党内から、こんな声が上がっている。武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ)が、かぼちゃやじゃがいもの絵に書き添えた有名な言葉を思いだす。「仲よき事は美くしき哉」。  

 実は実篤はこの言葉を、花や果物など、野菜に限らずどんな絵とでも組み合わせた。今なら民主党関係者に頼まれて、菅直人首相と小沢一郎氏の似顔絵を描いたかもしれない。  

 「仲よし」といえば、新しい言葉のように聞こえる。実は『枕草子』のなかで、清少納言が藤原行成から、わたしとあなたは「仲よしなど人々にも言はるる」と話しかけられている。古くからある日本の美風は、当然互いの信頼関係が前提となる。  

 民主党内はどうだろう。「挙党態勢」ひとつとっても、菅、小沢両陣営の解釈はかけ離れている。小沢陣営にとっては、小沢氏や側近を実権のあるポストで処遇することを意味する。菅首相を支えて戦った議員らは、それを容認できるだろうか。  

 選挙戦を通じて、消費税や米軍普天間飛行場移設問題など、政策の違いの大きさもあらわになった。首相が小沢氏に妥協して、足して2で割るような政策しか打ち出せないとしたら、景気回復を遅らせ、日米関係にさらなる混乱を招くのは必定だ。代表選の結果をみれば、いまだに「小沢神話」に縛られているのは国会議員だけだった。一般党員やサポーターはとっくに目を覚ましている。  

 「熟議」や全議員による「412人内閣」などと、首相は言葉の遊びをしている場合ではない。危機を打開する処方箋(せん)を一日も早く示し、そのために必要な人材だけを登用してほしい。国民にとって、党内の「仲よきこと」は必ずしも美しくないのだ。

産経抄 産経新聞 9/16

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政界の主役を張り続けている「茶番」言うは易く、行うは難し・・・ 産経抄 八葉蓮華

2010-09-05 | 産経抄(コラム)

 年号がまだ昭和だったころ、駆け出しの支局記者だった小欄は、「記事は短く、端的に」「手垢(てあか)のついた表現はするな」と支局長やデスクからたたきこまれた。とはいっても言うは易(やす)く、行うは難し。  

 「代表選をめぐって民主党内では、国民不在の茶番劇が繰り広げられている」というのも手垢にまみれた表現の一例だ。確かにその通りだが、権力闘争が「国民不在」でなかった例はほとんどないし、見え透いたばかばかしい行為を意味する江戸時代以来の「茶番」という言葉も古くさい。  

 民主党の小沢一郎前幹事長の異名である「剛腕」も手垢がつき過ぎ、さび付いている。20年以上にわたって政界の主役を張り続けているのは事実だが、本当に剛腕ならとっくの昔に首相として采配(さいはい)をふるっていただろうし、「政治とカネ」の問題もすっきり説明していたはずだ。  

 崇高な「大義」も話す人と使い方によっては、手垢にまみれてしまう。鳩山由紀夫前首相は、「代表選では小沢氏を応援するのが大義だ」と述べたが、辞書で「大義」を引くと、(1)人間として踏み外してはならない最も大事な道(2)国家・君主に対する忠誠-とある。  

 鳩山氏にとって、「総理に導いていただいた」小沢氏に忠誠を誓うのが、人間として踏み外してはならない道というわけだろう。大義も軽くなったものだが、前首相は肝心なことを忘れてしまっている。  

 昨年の総選挙で民主党が大勝し、鳩山氏を首相に導いたのは有権者であって小沢氏ではない。こんな「宇宙人」が仲介してうまくいくはずがない。もし談合で菅直人首相の続投が決まっていたなら民主党はご臨終だった。この党はトロイカと称する3人の私党ではないはずだ。

産経抄 産経新聞 9/1

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