アラブのうわさ

アラビア語、アラブ文化、イスラーム(イスラム)等に関する話題を元留学生が等身大でお伝えします!

公約

2006年02月11日 00時01分34秒 | Weblog
 明日から後期の授業が始まるのですが、ここでブログを閲覧の皆さんに公約したいことがあります。
 前回レベル2では総合84点で『ジャイイド・ジッダン(A)』でしたが、後期のレベル3では総合で90点以上『モンターズ(A+)』を必ず取ってみせます。
 レベル3では講義も格段に難しくなるようですが、基本は3年かけてきっちりやっていますし、後は地道に暗記するだけなので実現は十分可能でしょう。
 問題はやはりクルアーン。こちらでの失点を最小に抑え、配点の割合が高い得意のアラビア語でどれだけ点数を取れるかにかかっていると思います。
 5月の末、いい結果を報告できますように。

サウディアラビア航空・エジプト編

2006年02月10日 23時13分47秒 | Weblog
 カイロ―マディーナ間のフライトに予約を入れた時のことなのですが、名前の綴りを見事に間違えられました。とはいえ気が付いてよかったです。パスポートの名前とチケットの名前が違ったら、飛行機に乗ることができないので。
 発券の前に『名前が間違っている!名前が』と指摘したものの、その答えは『ノー・プロブレム』・・・彼らの言う『ノー・プロブレム』ほど『プロブレム』なことはそうそうありません。アラブ人は一般的に自分の非を認めない上、謝ることをイヤがるんですよね。もちろん、このスタッフから謝罪の言葉など発せられませんでした。
 また空港のカウンターにはやる気のなさそうなお姉ちゃんがいて、20キロの重量制限を倍以上オーバーする45キロ(!)だったにも関わらず、追加料金も取られずにそのまま荷物を預けることができました。周りの人達の荷物を見ると、まるで夜逃げをするかのようなものもありましたし、航空会社側としても少々の重量オーバーは慣れっこなんでしょう。多少は袖の下を握らせるつもりだったのですが、無駄な出費をせずに済みました。
 いずれもエジプト人の仕事なので、今更驚きもしません。

5月には夏休み

2006年02月10日 02時41分45秒 | Weblog
 まだ先の話ですが、今年は夏休みが2週間繰上げでやってくるという話を聞いてしまいました。なんでもサウディアラビアがワールドカップに出場するので、国を挙げて応援に励むためのようです。
 以前の予定だと5月の半ばに試験で、結果発表後、6月10日までに学生は出国することとなっていたのですが、この調子ですと5月中に帰国という流れになるでしょう。
 でもさすがに絶対的な授業時間の少なさに不満を感じてしまいます。後期は2月11日からおそらく4月いっぱいで、5月には試験となるでしょうから、講義は実質2ヶ月半のみ。夏休みは3ヶ月半に渡ります。
 通年で考えると、ラマダーン休暇20日・巡礼及び前期試験休みが1ヶ月半・夏休み3ヶ月半。なんと年の半分近くは休暇ということになります。その上、週休2日なわけですから、講義に出席するのなんて5ヶ月以下。こんなに休みばかりでいいのでしょうか?
 そもそも、ワールドカップのために夏休みを繰り上げる必要性もあまり感じないのですが・・・

冬が終わったマディーナ

2006年02月09日 00時08分48秒 | Weblog
 昨日、マディーナに戻りました。カイロの喧騒・排気ガスから解放され、ほっとしています。こちらは砂埃が舞うことはあっても空気がきれいですし、けたたましい騒音を耳にすることもありません。精神的にも身体的にもサウディ移住はいい選択だったなと思います。心身ともに健康でないからには、学業どころではありませんので。
 ですが来てみてビツクリ、私が留守にしていたわずか1ヶ月少々の間に冬は終わってしまいました・・・
 寒いカイロ(もちろん日本ほどは冷え込みません)から来たので暑く感じるだけなのかなと思いましたが、日中の気温はなんと30度以上にまで上がります。暑がりな学生は早くも冷房を使っているくらいです。
 エジプトには短いながらも『春』があります。おそらくサウディ人の感覚ですと、今がちょうど『春』にあたるのでしょう。ですが日本人の私にしてみるともう『夏』にしか感じられません。まだ2月なのに・・・

働くお年寄り

2006年02月09日 00時03分54秒 | Weblog
 カイロの街中で働く子供たちと同様に目に付くのは働くお年寄りです。働くといっても中国製の生活雑貨を路上に並べて売ったり、一個50エルシュ(約10円)のティッシュを売り歩いたりしているだけなのですが。
 よぼよぼのおじいさんが一日に何個売れるかもわからない、しかも利ざやのたかが知れたティッシュ売りに従事している姿を見ると、他人事であるのですが本当に切なくなってしまいます。
 

エジプトの児童就労

2006年02月07日 21時37分26秒 | Weblog
 半年ぶりにエジプトに来ると、働く子供達の姿が気になって仕方がありません。
 以前からスーク(市場)で物売りの少年などは見かけましたが、今回とても目に付いたのはミニバスで働く子供達です。
 バスの行き先を連呼しての客引き・集金が彼らの仕事で、風貌からしてまだ10歳前後かと思われるのに、早くから世間に揉まれているためか妙に大人びています。
 エジプトでは確か義務教育という過程が設けられていますが、結局は学校に行くのも行かないのも本人・家族の意向次第。また現実的に子供までが稼がないと、食うのにも困るという人たちがいるわけなのです。
 エジプトの将来のためにも子供達の未来のためにも、せめて学校くらいはちゃんと行けるような環境が整えばいいのですが・・・残念ながらそういった日が来るのはまだ遠いような気がします。

カイロブックフェア

2006年02月05日 18時58分56秒 | Weblog
 カイロ市内にある国際展示場でブックフェアが開催されていました。
 ブックフェアにはカイロをはじめベイルートやサウディアラビアの有名な書店・出版社が出展し、特別価格で本を販売してくれます。
 開催は3日の金曜日までだったのですが閉幕直前に駆け込み、目に付いた面白そうな本を幾冊か買いあさりました。
 カイロ在住の日本人の友達からは『CDやDVDの販売ブースが増えていた』といった指摘があり、行ってみるとなるほど、その様子を知ることができました。エジプトで経済的に余裕のある家庭には少しずつコンピュータが普及しているのでしょう。
 また去年カイロに留学していた時に知り合った友人とも会場で偶然に再会することができ、有意義な訪問となりました。

紅海にてフェリー沈没

2006年02月04日 07時56分20秒 | Weblog
 2月3日、紅海にてフェリーが沈没したようですね。
 ニュースによると、乗員・乗客は約1400人に上るのだとか。少しでも事故による犠牲者が少なければいいのですが・・・
 さておき私は今エジプトに滞在していて、今月の10日までにVISAの都合上サウディアラビアに戻らなくてはなりません。その方法も海路にしようか空路にしようか考えているところ。 
 ちなみにカイロからマディーナまで、バス+フェリーだと所要36時間で480ギニー(約1万円)。飛行機だと所要2時間半の1770ギニー(約3万6千円)。
 そう立て続けにフェリーが沈没することもないでしょうから船の移動でもいいのですが、私自身もう若くはないので無理せず楽な手段を選ぼうかと思っています。

バハレーンのコシャリ

2006年02月02日 20時27分10秒 | Weblog
 バハレーン在留の日本人の友人とカイロで会いました。
 泊まっているホテルの近所のマクハー(喫茶店)で紅茶を頼んだのですが、ティーバッグに入っているタイプのものではなく、グラスにお茶の葉とお湯をそのまま入れられた形で出されました。エジプトではいちいち茶漉しなど使わず、葉が沈殿するのを待って上澄みだけ飲むというのは、ごくごく一般的な飲み方です。
 ですがこの友人によるとバハレーンではこういった飲み方のお茶を『コシャリ』と言うのだそうです。
 『コシャリ』というとエジプトの代表的な大衆食で、一言で例えると炭水化物の塊といった代物になります。白いゴハンの上にマカロニ・トマトソース・フライドオニオン・レンズ豆等をまぶした料理なのですが。
 もしかしたらバハレーンではこのようなお茶の飲み方をするのは多くの場合『エジプト人』で、彼らの代表食である『コシャリ』にちなんで別称を付けられたのかもしれません。

激安チケット『エア・アラビア』

2006年02月01日 08時51分27秒 | Weblog
 とんでもないチケットを見つけてしまいました。
 UAE、ドバイの隣の首長国シャージャ発、エジプト行きの片道が税金・諸経費込みで122ドル(約1万4000円)なのです!この金額なら東京・大阪間の航空運賃と同じくらいですよね。
 これは『エア・アラビア』という航空会社で、チケットはインターネット上で予約・購入することができます(http://www.airarabia.com)。なんでもこの驚きのプライスは機内食を出さないなど、徹底したコスト削減により実現しているとのこと。
 カタルの後はこの『エア・アラビア』を使ってUAEに向かい、それからエジプトに行く予定です。
 ですが、飛行機は一体どんな機体なのでしょうか?果たしてちゃんと飛んでくれるのでしょうか?
 あまりにもの安さにちょっと不安です・・・