いわば戦友

『なぜ会社はかわれないのか』を読んで、当時は、東京・泉岳寺にあった
スコラさんの門を叩いた後、

　「名古屋地区でも風土改革の同志の集まりを定期的に
　　開こう」

と、スコラさんの肝いりで、１９９９年に名古屋世話人交流会なるものが始まり
ました。


１９９９年と言えば、私もまだ社長に就任する前の時期で、柴田さんのなぜ本を
読んで、風土改革に目覚めた直後で、ＩＳＯＷＡの風土も混沌としていた時期です。

そんな中、第１回目の会合が、スコラの柴田さん他も参加して、住友金属さんの
名古屋の工場で開催され、当時、柴田さんの本さえ読んでおらず、何も知らな
かったわが社のＮくんを連れ、参加しました。


スコラさんのこの手の集まりに参加するメンバーは、みんな、とても熱い。
でも、逆に、熱すぎて、社内で浮いたり、突出したりしちゃっている人　汗
中には、

　「会社や上司は、こういう活動にまったく理解がないので、
　　有給を取って、自費でやってきました」

という人の多いこと。

　「私の様に、社長の息子だ、後継者だという人たちでなく、
　　普通のサラリーマンなのに、なぜそこまで自分の会社の
　　ことを真剣に思うんだろう・・・？」

　「そんなに嫌だったら、転職すればいいのに。
　　私はできないけど・・・」

　「社長の息子でもないのに、あんなに会社のことを思う
　　人がいるなんて、驚いた！」

　「もしかしたらＩＳＯＷＡにも同じように会社のことを
　　思ってくれている社員がいるのに、私には見えていない
　　だけなのかも・・・」

こういう驚き、気付きが、私の風土改革のひとつの原点でした。


当時、我々は、まだ暗中模索の時代だったけど、他のメンバーはすでに自分の
会社で実際にいろんな行動を実践していて、見るもの、聞くもの、新鮮で、
すべてお手本にしようしました。

だから、いろんな貴重な資料をもらったり、会のメンバーに頼んで、
ＩＳＯＷＡのオフサイトに、土日一泊２日で参加してもらったりもしました。

本当にメンバーのみんなには助けてもらいました。
同志でもあったけど、恩人でもあります。


この会は、年に２-３回のペースで７-８年続き、前半は私も毎回参加して
いましたが、後半からはスコラさんからも自立して、私もＮくんに任せる
ことになり、その後、幹事だった豊通のＴさんが海外赴任になり、途絶える
ことに。


でもここへ来て、

　「せっかくのネットワークを復活させようよ」

という声が上がって、オフ会が再開され、７月にはＴさんが部下を連れて
１０年ぶりくらいにＩＳＯＷＡに遊びにも来てくれました。


それをきっかけに、今回２回目のオフ会があり、我われも参加することができ
ました。

三菱電機のＹaさんは、わざわざ東京から駆けつけてくれたし、以前は長野の穂高で
勤務していたＹoさんは会社が合併となり、愛知県で単身赴任中。連絡係をかって
出てくれた三重県庁のＨさんも仕事を終えて、大急ぎで駆けつけてくれる。
トヨタのＴさんなど、乾杯を済ますと、

　「もう１件、別の宴会とダブルブッキングなので、
　　ちょっとそちらに顔出して、また戻ってきます！」

と早々に消えてしまい、全員の近況報告がちょうど一巡して、二回り目に入ら
なきゃいけないかと言ってたちょうどその時に、戻ってくるという離れ業を披露
してくれました　笑


ま、みんな、外見は変わったかもしれないけど（Ｙaさんはまったく変わって
いないけど）、ハートの熱さは不変だね。

まさに、風土改革の魂百まで。

ま、まだまだ百までにはだいぶあるから、また会いましょう！　


ありがとうございました。