「特に・・・」

 

歳をとったせいか、数年前から、急にトイレに行きたくなるようになりました。

１年くらい前に、従弟の加藤医院で、このこと、相談してみました。

超音波で見てもらったら、

 

　「若干前立腺が大きくなってるけど、さほどでもない」

 

との診断で、膀胱の過活動を抑える薬をもらいました。しばらく飲みましたが、ほとんど

変化が無かったので、途中で止めてしまいました。

 

その後も、急にトイレに行きたくなる症状はずっと続いているので、泌尿器科を受診

しました。以前から、

 

　　泌尿器科を受診する時は、一日の尿の回数、量を調べておくといい

 

と聞いていたので、休みの日に終日自宅で過ごした時のデータを持参しました。

 

この時使ったのが、自作の検尿測量器。

 

　　　　

 

ペットボトルの上部をハサミで切って、計量カップで50㏄ずつ水を測り、それを

投入しては、容器に目盛りをふって作りました。　我ながら名案でした。

泌尿器科受診を考えていたら、ぜひ尿のデータを取って、持参することをおススメ

します。

 

このデータを泌尿器科の先生に見せたら、結構驚かれました。

ここまでやる人、あまりいないようです。でもおかげで診断がとてもスムーズでした。

 

　「これだったら、回数、量とも、特に問題ないですよ。

　　１回に３００㏄以上の時もあるから、若い人と同じレベルです。

　　過活動膀胱っていうのは、50㏄とか100㏄しか溜まっていないのに、

　　トイレに行きたくなっちゃうっていうのを指すんです」

　

　「よく、過活動膀胱を直すためには、行きたくなってもトイレを

　　我慢するって言われますが、そうした方がいいんですか？」

 

　「いや、いや、磯輪さんの場合は、しっかり溜まっているから

　　トイレに行きたくなるのであって、これ以上我慢する必要は

　　ありません」

 

　「でも急にトイレに行きたくなるんですが・・・」

 

　「急って言っても、１日に１回あるかないかでしょ？」

 

　「急に行きたくならないように、できるだけ早めにトイレに

　　行くようにしているから、１日に１回なんですが・・・」

 

　「でも、一日のトイレの回数はそんなに多くないですよ。

　　ただ前立腺は30㏄だから、大きくなってます」

 

　「それって、どれくらい大きいのですか？」

 

　「正常は10㏄。20㏄になると軽度の肥大で、30㏄以上は肥大ですから。

　　急に行きたくなるのも、これが原因かもしれないので、薬を出します」

 

こうして前立腺肥大の薬を飲むようになりました。

さて、症状はと言えば・・・

 

多少は良くなったかな～　　くらいです。

ただ明らかに変わったのが、夜間のトイレです。

以前は、２回起きていました。　トイレに行っても、すぐ寝られるから、

私としてはさほど問題ではないのですが、薬を飲み出してから、これがほぼゼロに

なりました。結果、熟睡感は増した気がします。

 

１か月分薬がでたので、もう少し飲み続けます。

急にトイレに行きたくなるのが減るといいんですが、さて、どうなることか？