磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

『「文化のみち」散歩

2006年04月16日 19時17分11秒 | オフ・タイム

今夜はツノ坊が、私の大好物のひとつ、蛸カレーを作ってくれる
ことになり、昨日からタコを仕入れいましたが、今朝になって、

 「あー、しまった。ココナッツがない!」 

それじゃあ、白壁のフランテに買いに行くついでに、あの辺りを
散歩しようということに。

名古屋城から徳川園にかけてのこの一帯は、江戸時代は中・下級
武士が住み、その後明治から昭和の初めには、実業家、文化人などが
集った地域で、名古屋市はこうした歴史的遺産の宝庫となっている
この一帯を「文化のみち」と名付け、その保存と活用を進めています。

ということで、今日は文化のみちの散歩です。



きれいな街並みをブラブラ歩いていて、橦木倶楽部(上の写真)の
前を通りかかったら、

 「土曜のみ公開」

っていうような看板が出ているんです。

 「な~んだ、今日は入れないのかー」 

と残念がってたら、お庭を掃除していた方が、

 「本当は土曜だけなんですが、今日は人がいるからどうぞ」

って声掛けてくれました。ラッキー! 

でさっそく見学させてもらいました。実はここのオーナーは
井元さんといって、私の知り合いなんです。

ずい分傷んでいますが、それでも大正から昭和初期の趣があり、
お庭も素敵でした。



モデルも含めて、何だか映画『蝉しぐれ』の一場面みたいでしょ?

それからまたブラブラして、今度は文化のみち二葉館
(旧川上貞奴邸)
に行きました。(冒頭の写真)

邸宅の中を見学していると、呼び鈴が廊下にありました。
係りの人が、

 「どうぞ押して下さい」

って言うから、押してみたら、「ビーーー」とすごい音が
するんです。ビックリしました。 
そして押した途端に、この呼び鈴の上に



こんなものがあって、一番右下に数字の「10」が現れました

係の人が、

 「この数字が出る装置は女中さんの部屋にあって、家の人が
  いろんなところにある呼び鈴で女中さんを呼ぶと、どこの
  呼び鈴が鳴ったかがわかるんです」

さすが、この家のオーナー 電力王 福沢桃介! 参った! 
これ以外にも電気仕掛けの装置がいろいろありました。
それにしても係の人も結構お茶目な人たちでした。

二階に上がると、何故か私の好きな作家 城山三郎の書斎が・・・
わが母校一橋の大先輩ですが、名古屋出身だったんですね。
名古屋にゆかりの文化人ということでの展示でした。



その城山三郎の蔵書を眺めていたら、な、な、何と、柴田さんの
『なぜ会社は変われないのか』もあるじゃないですか! 
そうか、城山三郎も注目していたんだ。妙にうれしかったな~ 
でも城山さん、もうちょっと机整理整頓してよ。

で夕食は、おいしい蛸カレーでした。 



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ散歩 (としたか)
2006-04-17 12:49:07
こんにちはっ。

ランチしながらブログ散歩しております (^_^;) 。

「文化のみち」のリアルな散歩はやっぱり楽しそうですね。



>柴田さんの『なぜ会社は変われないのか』もある



以前こちらの本をいただきました。どうもありがとうございます。じっくりゆっくり読ませていただいております。



こちらの本を読んでいる途中で、他の本を読み始めて、そちらが先に読み終わってしまうことありましたが、この柴田先生の本は決して急がず、ISOWA様の社内で学ばせていただいたことを確認しながら読んでおります。



まもなく書評もブログにアップできると思いますので、お楽しみにしていて下さいませ~。

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ゆっくり読んで下さい (磯輪)
2006-04-17 21:55:09
 としたかさん



私は同じ本を何度も読むということは、あまり

ないんですが、この「なぜ会社は変われないのか」は何度もいろんな所を読み返しています。

私の企業風土改革のバイブルです。



少し前に地下鉄に乗っている時、私の目の前の

乗客がこの本を読んでいました。思わず



 「この本おもしろいでしょ?

  この作者の柴田さんとは仲良しです」



って何度その人に話しかけようかと思ったことか。



ゆっくり読んで下さいね。
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素敵な家 (KEVIN)
2006-04-27 12:13:26
通勤途中で貞奴さんの家の前を車で通ります。

中がそうなっているなんて初めて知りました。

素敵な家ですね。

昔の家は、プラスチックとか合板とか、人工の素材ではなく、本物が使われている。

だから素敵なんでしようね。
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あの一帯すてきですね (磯輪)
2006-04-27 22:14:41
KEVINさん



貞奴邸一帯がとてもゆったりとしていて素敵な

エリアですね。

ご一緒したグランターブルキタムラも近くですね。
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僕のコメント (KEVIN)
2006-04-28 02:08:17
 ISOちゃん推薦の浅田次郎「地下鉄に乗って」パクりました。気付きましたか?
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何度考えても・・・ (磯輪)
2006-04-28 21:35:52
 KEVINさん



何度考えても、KEVINさんの言ってる意味がわかりません。降参するので、教えて下さい。
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恋人であり、妹 (KEVIN)
2006-04-29 03:09:19
 主人公と同じように時を彷徨う恋人(実は妹)は、デザイナーですよね。



 彼女が時を遡り、昔の街の、家の作りの素晴らしさに感銘するくだりがあります。



 何故、古いものは素晴らしいのか。それは本物しか使っていないから(当時には偽者の素材が無いから)とひとりごちるシーンがあります。



 そのパクリです。
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参りました (磯輪)
2006-04-29 23:33:50
 KEVINさん



なるほど、参りました。
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