磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

氷山の上だけでは片付けない

2016年06月15日 22時46分33秒 | ISOWAの風土改革

『ノー残業デイ』。
調べてみると、どこも、かしこも実施してるんですね。

ネットで検索してみて、初めて知りました。
愛知県だけでもいろんな啓発ポスターを毎年出しているんです。


 「ノー残業デイなんてダサい。
  ポスター作って、掛け声かけたって、うまくいく訳
  ないジャン」

と思いつつ、今日水曜日はわが社もノー残業デイ・・・ 

『ノー残業デイ』って言うと、すぐ、

 「じゃあ、やらなきゃいけないことがあっても、
  帰っていいんだな」

と話を、All or Nothing で考える人がいます。悲しいタイプの人ですね。
とても一人前の社会人とは言えないレベルです。
みんなそう思っていますよ。


たまたま今日、社内でノー残業デイについて話し合いました。

 「ノー残業デイ始まったけど、どう?」

 「これまでは帰りにくい雰囲気でしたが、おかげで
  帰りやすくなりました」

めでたし、めでたし。ジャン、ジャン・・・ で終わってたんでは意味が
ないでしょ。そこで、

 「ちょっと待ってよ。
  それだけで終わってたんじゃ、いずれまた元に戻ると思うよ。
  
  『おかげで帰りやすくなりました』って言うことは、これまでは
  『帰りにくい雰囲気』があったってことでしょ。

  『帰りにくい雰囲気』って一体どういうものなんだろう?
  何がそういう雰囲気を作ってるんだろう?
  
  他のみんなの部署はどうなのよ?」

と水を向けると、いろんな意見が次から次へと出てきました。

 「ウチの部署には帰りにくい雰囲気があります」

 「私のところはそんなことはありません。
  上司がみんなに声掛けていますから」

 「上司の問題じゃないことだってあります。
  帰ろうとしない人もいます」

 「みんなが仕事しているのに、自分だけ帰りにくいですよ」

 「じゃあ、周りの人に、

   『手伝いましょうか?』

  って聞けばいいジャン」

 「でも、仕事が分かっていない人に頼んでも、かえって
  時間がかかるばかりだから・・・」

 「それは『頼む人』の論理でしょ。
  それはそれとして、自分から『お手伝いしますよ』って
  申し出ればいいジャン。
  
  それがISOWAの行動指針の『協力する』じゃない。

  それでも相手から『かえって時間がかかるからいいよ』って
  言われたら、『帰っていい』というお墨付きをもらった
  ことになるから、堂々と帰れる」

 「帰りたくない人、家に帰りにくい人もいます」

 「お前みたいに」   一同大爆笑

 「でもそれは会社を出て、家に帰るまでの間で調整して
  もらわないとね」





 「それなら『帰りやすい雰囲気の部署』と『帰りにくい雰囲気、
  帰りたがらない部署』を具体的に名前を挙げてよ」

その結果分かったことは、みんなの見方は一致してたってこと。
そういうもんなんですね。


 「じゃあ、これからは『帰りにくい雰囲気、帰りたがらない』と
  思われる部署をみんなで見に行こうよ」


そもそも『ノー残業デイ』と声高に叫ばなきゃいけないこと自体が恥ずかしい
ことであって、そんなことわざわざ設定しなくても、みんな、協力し合い、
帰れる人は堂々と帰ることが当たり前にならなきゃね。

こんなこと言ってるようじゃ、まだまだ『世界一の社風』は遠いね。

頑張るぞ!






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