言うは易く・・・

大きな段ボールごと大人買いしたもの。
一体何かというと・・・

　　　　

足用のカイロです。
だって使い捨てカイロに一度に１万数千円使うんですから、やっぱり大人買い
ですよね　笑


もう５年前の冬になります。
Ｎ社のＹ社長に、

　「磯輪社長が冷え性だって聞いたから」

と「私のおススメ」として頂戴したのがこのカイロです。

過去に数回『磯輪日記』でも紹介したことがあります。


売っていないお店が多く、かつ毎日使うので、すぐに在庫を補充しなきゃいけない
ので、とても面倒なんです。

たまたまわが社のＮくんの同級生がドラッグストアを経営していたので、Ｎくんに

　「このカイロ、同級生のお店で、まとめて買ってもらえない」

と打診したら、即、箱ごと届きました。


その時は、「箱ごとだなんて・・・」と思ったものの、あれから２年経ってみると
もう在庫が底を尽き始めたので、もう一度、Ｎくんに、

　「もう１箱買ってくれない？」

と追加オーダーを出しました。


このカイロ、私のニーズにぴったりの製品で、大好きで、私の冬の必需品にまで
なっているんですが、気に入らない点がひとつだけありました。

それが新しいロットになって、ビックリ！

　　　　

唯一気に入らなかった点が改良されていたんです！

左側が旧製品、右側が新製品なんですが、何が変わったか分かります？


封を開ける切り口なんです。



左が旧モデル。
朝、急いで上から下に封を開けようとすると、度々、スパッと切れずに、
上の右隅がちょろっと破れるだけで、中からカイロが取り出せず、結局、
はさみで封を切らなきゃならないってことがあるんです。
それも決まって朝の出勤前の一番忙しい時ですからね。

『切り口』って書いてあるのに、めちゃくちゃ小さな切込みがあるだけ
ですから・・・

だから、冬になると毎朝、悩まされてきました。

その都度、

　「どうしてもっと開封しやすくできないんだろう？」

とひとり文句を言い続けて、はや５年・・・


ところが新しいモデルを見た時、感動しました。

　「おお、とうとう改良されたんだ！」

右から左へ、切り口も太く大きくなって、気持ちよく開封できます。
カイロそのものは変わっていないと思うから、素人さん（笑）にとっては
『改良』とは言わないんでしょうけどね。


確かに開封した後の取り出しやすさは、旧モデルの方が優れていますが、
そもそも封が上手く開けられないっていうのは、それ以前の問題です。


見た瞬間、

　「きっとヘビーユーザーの誰かが、桐灰カイロさんに
　　
　　　『もっと開けやすくしてください』

　　と意見したんだな～

　　思うだけじゃダメで、やっぱり行動しなくっちゃ！

　　でも、そう考えると、お客様は不満があっても、必ずしも
　　その不満を教えてくれるわけじゃなく、あきらめている
　　ことも多いんだろうな～

　　だから自社の製品についても、

　　　『不満の意見がないから、満足してもらっている』

　　と勝手に思い込んじゃいけなんだ」


カイロからも学ぶことはありますね。