
これはひどい話であると同時に、1つの再びのサクセスストーリーをもたらすかもしれない。
ジェフリー・オーウェンズという俳優が米国にいた。
彼は、元ニューヨーク州上院と米国下院で奉仕する司書の息子であり、名門と言われたイェール大学の出身俳優である。
そして1980年~1900年代に米NBCで放送された人気シットコムの『コスビー・ショー』で俳優としても成功を収めた。
そして現在57歳である彼は、俳優業を務める傍ら、妻子を養うために自然派スーパーのトレーダー・ジョーズで袋詰めの仕事をしていた。
知ってる方は知ってると思うが、レジに2人体制で店員などがいる場合、レジを実際に打つ係をチェーカーと呼び、そのわきでサッカー台と呼ばれる場所で袋に詰める、包装をする人物をサッカーと呼ぶ。
これはかつて私もしていたことがあるので「サッカーさん」と呼ばれる、スポーツのサッカーみたいと思うお仕事である。(米国ではバッガー(Bagger)と呼ばれているようだ。
彼はアルバイトとしてこの仕事をしていたが、彼であることに気づいた人物が、ユニフォームに身を包んだ彼を写真に撮り、それをSNSで流した。
しかも「俳優からスーパー店員に転落した」と嘲笑するようなコメントをつけた。
これが拡散され、一気に物議を醸しだしたのだ。
この一買い物客である人物がした行為は「ジョブ・シェイミング(Job Shaming/職業批判)」であると広く言われ出した。
このためにジェフリーは、このスーパーでの職を去ることとなった。
しかしこれで終わらなったか。
彼の元へは応援の声と共に、テレビ局からの取材、有名脚本家やプロデューサーから新たなるオファーが寄せられた。
ラッパーのニッキー・ミナージュは普段からボランティア活動をしていることもあり、彼の身の上に大変同情をした。
みんな、こんな経験がある。彼は伝説のような人だとし、2万5千ドルを寄付を発表した(実際は彼女自身というより、彼女のアシスタントチームから支援とされているようだ)
実際、ジェフリーのプロフィールを見てみると2002年から5年間、映像関係の仕事をしていない。
その後も近年まで年1、2本の割り合いで何らかのゲスト出演をしているだけだ。
日本で放送されたものとしてドラマ「ミディアム アリソン・ディボア」への出演回もあった。
今、彼は侮辱的なSNSへの投稿を機にプチブレイクを果たしている。
上記の画像も最近取材を受けたものだ。
けれど、俳優としては、それはけして珍しいことではない。
他のドラマなどにレギュラーを持たない俳優にはこの手の例はたくさんある。
ただ、ハリウッドということもあり、普通にアルバイト生活と俳優業を成立されていけるのかなと思っていた。
日本なら、それなりのファンを持つ人でも、居酒屋で働いている。
駅への新聞などの配達バイトをしているという例は多く聞いている。
意外と多い仕事に介護士もある。
珍しいことではない。
それでも俳優業と両立させてくれるなら、契約社員のような感じで働いている例もある。
ハリウッドの俳優で、今はレギュラードラマに10年間出演をし続けている俳優が、何らかの資格を有すると聞いたことがある。恐らくレギュラー仕事の決まる前は、その仕事で生計を立てていたのだろうと思ったことはある。
ジェフリーも、大学など、講演を含めいろいろな場所で演劇を教える仕事もしていたとある。
たまたま今は、妻子(子どもが1人)を養う目的でスーパーに席をおいていたのかもしれない。
それが、こんな騒ぎになり、彼に再びのチャンスをもたらした。
2018年はこのあと、用意された2本の仕事が公表できる段階として、彼のプロフィールに、載っていた。
何が幸いするか判ったものではない。
1回の彼の大きな屈辱的な出来事もチャンスに変えた。
彼自身の運は大きい。
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