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その話は信じていいのか?…情報は操作されていないのか?

2012-12-16 02:00:00 | ニュース
 サイパンにはいけないな、と思う。少なくともリゾート気分ではいけない。

 戦争中のことではある。

 でも知っておかねばならないことだと思って少し番組を見た。

 サイパンはあの戦争中、激戦地の1つになっている。

 他の場所と違って一般人も多くいた所だ。

 万歳クリフと呼ばれる崖があって、そこから多くの一般人が戦局の様子によっては飛び降りた。

 大人は
 「天皇万歳」
 子どもは 
「お母さん」
 そう言って飛び降りた。

 日本人は捕虜となって生き延びることは恥だという思想があの時代は当たり前にあった。

 お国のためと、カミカゼと呼ばれる、最初から突っ込んで行って死にに行く若者もいた。



 それが日本人なんだよ。


 サイパンへは、募集があって移住した人が多いらしい。
 そして意外に多くの人が捕虜として生き残っている。

 彼らは半分騙されて行かされたようなものだよな。

 そしてアメリカ人に捕まると殺されるという話がまことしやかに流れていた。だから余計捕虜にはなりたくなかった。

 そんなことはない。この時はジュネーブ条約ができていたので捕虜の人権は守られるよう大事に扱われていた。

 でもこの話は当時日本にはまるで伝わっていない。サイパンではみんな名誉を守り自決したんだという話が伝わった。明らかな情報操作だ。

 そして、この情報操作のせいでそのあとで起きた沖縄戦で多くの人が生命を落とすことになった。
 ここでも、捕虜になるのは恥という思想がまかり通っていた。

 

 この噂は満洲や他の地域にいた人にも流れていた。


 こういう話は聞きたくない。
 でも同時に覚えておかねばならないことだと思っている。

 そうでなければ、人間はまた間違いを冒すのだから。

 戒めとしてでも語り継がなければならないだろう。


 当時もそうだ。情報は操作される。国の都合のいいように伝えられる。
 今もそうでないと、言い切れるのだろうか?


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