漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
プールでの潜水講習をYouTubeにアップしましたよ。
https://www.youtube.com/watch?v=_gjJq980-iA
学園は夏休みに突入です。
と言っても、我々職員に1ヶ月の休みがあるわけではありません。
生徒の多くは、職員も同じように休みと思っていましたけどね!
中学、高校でも教職員は働いているんだよ!
...そんな訳で、このブログも休まずに続けます。
生徒はいないので、今週は学期末の学園の様子でご紹介していなかったことをネタにしますね。
1学期の実習はロープワークに始まります。
たかがロープワーク、されどロープワーク。
漁船に乗るなら、誰でも必ず使う必須技術です。
4月から30種類以上を覚えますが、ちょっと油断するとできなくなるのがロープワーク。
この日は、「できるはず」の結び方をチェックしていきました。
先生が厳しく一人一人のロープを見ていきます。
その結果...
パーフェクトに出来た人はゼロ!半分以上できない人多数!
実習担当の先生、がっかりです。
急遽、補習を行うことになりました...
夏休み期間中に、ぜひ学園を見学してください。
8月19、20日は模擬授業も体験できるオープンキャンパスを行います。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
8月の14日から18日は、学園見学会平日版も開催します。
土曜、日曜は来ることができない方は、こちらへご参加ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/kengakukai-aug.html
なお、どちらも事前に申し込みが必要です。
詳しくはホームページ(上記リンク)をご覧ください。
お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
【漁師に必要な技術とは】
何度かブログでもお話ししています。
漁師の仕事は魚を捕るだけではありません。
魚を捕るのは仕事のごく一部。
魚を捕る技術は、漁業種類ごとに全然違うし、毎日やるので、すぐに身につきます。
学園で学ぶのは、ほとんどが魚を捕る以外の技術。
その筆頭がロープワークなんですよ。
趣味の釣りと、プロの漁師の違いでもあります。
魚を捕る以外の技術を身につけるのが大変だから、学園のような学校があるとも言えます。
園長のつぶやき
最近、自分の考えていることが生徒に伝わっていないと思うことがあります。
世代格差?育った環境の違い?
結局は私の話すスキルの問題だと思うのですが、どうしたら良いのでしょうねぇ。
そんな折、ネットニュースを見たら、気になる記事がありました。
「ひきたよしあき」さんという方が朝日小学生新聞に連載している人気コラムがあるそうです。
5月30日の掲載で、
「自信のないあなたに手紙を書きます」
と始まり、
「小さくて、かんたんなことからはじめようね」
で結ばれているそうです。
SNSで大評判になっているそうですが、ネット上では本文を見ることができません。
見てみたいなぁ。
きっと小学生に伝わる文章になっているんですね。
自分の考えを人に伝えるのは簡単なことではありません。
学園では、まず大きな声を出すことから始めます。
あいさつや点呼の号令です。
船の上で、ぼそぼそ言っても聞こえませんからね。
大きな声を出すことだって、できない人にはたやすくできることではないのです。
そして外部の講師に手を上げて質問をする。
これも、なかなか勇気のいることです。
そうやって、自分の考えを人に言うトレーニングを重ねます。
とりあえず、私も「ひきたよしあき」さんの著書を読んで勉強します!
何事もプロになるのは簡単ではありません...