静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋カツオ一本釣り漁船・第21日光丸の見学

2017年07月06日 08時51分09秒 | 研修・見学

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

関東地方で漁師になることを考えている皆さん!
7月9日の午後、東京はベルサール渋谷ファースト(渋谷駅東口)で漁業就業支援フェアが開催されます。
http://www.ryoushi.jp/fair/
もちろん、漁業高等学園も出展。私も会場に行きますよ。
漁師に必要な資格と技術を身につけたい方はぜひ会場でお会いしましょう!
お待ちしています。

さて、今回は学園生徒の主力就職先である遠洋カツオ一本釣り漁船の見学をご紹介します。
見せていただいたのは御前崎の南駿河湾漁協に所属する第21日光丸。
平成8年建造、495トンです。
ちなみに船主の日光水産のスローガンは「海をつなぐ 人をむすぶ」です。
http://www.nikko-f.com/
フェイスブックにあるように、6月28日に入港、水揚げをしました。
https://www.facebook.com/nikkosuisan/
で、翌日の29日に見学をさせてもらいました。



この第21日光丸ですが、47期生が2名在籍です。
また黒のタンクトップ姿のチョッサー(チーフオフィサー:一等航海士)も学園卒業生だそうです。



47期生の2名がお出迎え。白いシャツを着たのがSくん。黒いシャツがHくんです。


二人とも普通高校を卒業後、漁師になるために学園に入学しました。
出航前の貴重な自由時間でしたが、後輩のために来てくれました。
Sくんは機関専攻なので、機関室での仕事を説明してくれました。
2航海を経験し、先輩船員からの信頼も厚いようです。

まだ現在の48期生には、実際の漁船を見ても仕事のイメージが湧かないかもしれません。
それでも船内を見て、現在の学園生活や勉強の意味を少しでも分かってもらえればと思います。

8月19、20日は模擬授業も体験できるオープンキャンパスを行います。
事前に申し込みが必要です。
詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
東京出身のSくん。
家を離れ、初めての集団生活が大きなストレスでした。
入学当初は学園を辞めたいと思ったこともあったようです。
しかし、漁師なるために思いとどまり、現在の彼があります。
学習、実習も真摯に取り組み、機関4級の筆記試験にも合格しています。
卒業時の作文を読むと、自分の主張を抑え、回りに協調することの重要さを悟ったようです。
学園で自分を成長させたからこそ、仕事も「大変だけど楽しい」と言うことできるのだと思います。
彼のように学園で大きく育ってくれる人は、我々スタッフに大きな喜びです。
きっと将来は機関長、あるいはそれ以上に育っていくと思います。
入学してくる生徒は様々ですが、自信満々で「自分は何でもできる」と思っている人もいます。
学園生活が始まる前から、そんな根拠のない自信は何の役にも立ちません。
むしろ、がんばる気持ちが育ちません。
「自分は大丈夫だろうか?」と心配していても、目の前の課題を一つ一つこなすことができればOKです。
1年後にはSくんのように大きく成長しています。

コメント
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