感想

バラとおわら風の盆と釣りなどの雑記

待ちわびる人々

2006年09月13日 | おわら風の盆


現地でお話をした方の話。
 
(観光の方)
 
 今63才ですが、年金も貰わず無収入生活を送っています。日々の生活はできるだけ切り詰めて、年に1度の風の盆を見ることだけを楽しみに食事も毎日カップヌードルで済ませています。

 今年で17年目です、初めて来た年に知り合った方がやはり17年目ということでしたが、その方がまだ来ているとすれば、34年になりますね。写真が趣味で全国の夏祭りを歩いていますが、おわらが一番です。

(地元のお母さん)

 息子が出ていますが、激しい練習で、草履がすぐにダメになります。明日(4日)は仕事なので心配です。






地元の方の思いと訪れる者の思い、それぞれの思いが一体となることがおわらの最大の魅力だと思います。  
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天満町  深夜

2006年09月12日 | おわら風の盆
写真は2日の午前4時頃です。この時間になるとさすがに観光客は少なくなります。八尾に滞在している野宿組の中でやけにマニアチックな方は、昼から夜は寝ていて夜中だけ見に行く人も多いようです。人それぞれですが、われわれ観光客は公式行事としてのおわらを中心に本来は見るべきで、非公式な行事を「これが本当のおわら」だと講釈いいながら見るのはいかがなものかと思います。もちろん仕事の都合とかいろいろあるので、そういう方や近隣の方で、夜中組だけ見るというのは理解できますが、ずっと八尾に滞在していながら夜中だけ??はちょっと変。まして日中の明るい時間帯のおわらは子供たちも参加し、楽しいですし、時間もはるかに短いですので、貴重な時間帯だと思いますが。‥でも夜中には確かに凄すぎるおわらもあるんですよね~





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天満町 舞台踊り 

2006年09月11日 | おわら風の盆
 この踊りが見たくて、長時間天満町で待っていました。
天満町の女性の踊りは同町で生まれ育った女性が指導しており、彼女の子供たちも踊っているそうです。男性の踊り手もそうですが、この町の人たちは特にまとまりがよく、地方と共に一丸となっておわら作っている印象を受けます。よく訓練された素晴らしい演技を身近に見ることが出来る喜びを与えてくれる町です。何年か前の事ですが、やはり天満宮の前で待っていると、落ち着かない(笑)おわら初心者のカメラマンが輪踊りが終わった後、次はどこの町に行こうかと話をしていたので、もう少し待てば舞台踊りがあるので…と半ば強引にそこに待たせておいたのですが、演技終了後「良かった良かった」と、とても感激して、感謝されたことがありました。

親子二代に渡り、歌の名手と呼ばれている初代桐谷さんも貫禄のある凄みのあるおわら節を歌っていました。




















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天満町  舞台踊り 男踊り

2006年09月11日 | おわら風の盆
 風の盆 公式行事が終了する3日の午後10時過ぎ 天満宮前にて舞台踊りが披露されました。天満町男性の力強く、豪快な踊りです。こちらの男性は草履は雪駄で、パシパシと地面を踏む音が響きます。皮底が直ぐに痛むので、その都度買い替えが必要ですが、本番の期間中は売り切れていたそうです。










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風の盆 前夜(1日午前1時)

2006年09月10日 | おわら風の盆
 31日の午後9時、自宅を出発。三才山トンネル、松本トンネル(午後10時以降は無料)上高地線で安房トンネルを出て、平湯で右折。途中栃尾温泉で休憩し、神岡で41号に出て八尾へ。予定通り1日の午前1時に到着する。いつも車を止める場所には、前夜祭の時から来ていたというキャンピングカーが列をなしており満車。少し待っていると1台だけ出てゆく車があったのでそこへ入れさせてもらう。鏡町の石段を上がり、公民館に出ると、三味線の音が聞こえてくる。見るとおたや階段に向かって、自前の浴衣や私服姿の鏡町のおなじみの地方がほぼフルメンバーで流していた。前にはやはり自前の浴衣で青年女子が8人程で本番さながらに緊張感のある踊りを見せていた。踊りの周りには、鏡町の地元関係者と、私のように気の早い観光客(笑)が20名程と、テレビ局のカメラクルーが撮影をしている。町流しの一行はおたや階段まで行くと、今度は向きを変え公民館方向へ。公民館に着くと休憩に入る。
 私はふたたびおたや階段まで歩いて行くと、今度は鏡町の若手の地方が歌い手とともに数名で流してくる。しばらく聴いた後、だれもいないおたや階段を上がり高野そば店前へ行くと、上新町の一行が休憩に入っている。しばらくすると大西さんの合図で上新町公民館方向に出発。途中気がつくと、胡弓が若林美智子さんに替わっている。彼女のファン10数名も取り囲むように付いてくる。1年振りに上新町のおわらを堪能。素晴らしい。公民館で解散。諏訪町方向に歩いて行くと、聴きなれた胡弓の音が響いてくる。見ると上新町の地方の方3名(胡弓、三味線各一丁、歌い手1名)が流してくる。しばらく立ち止まり聴き入る。観客は私を含め数名。周りの民家の壁に三味線、胡弓が反響し、音が響き渡っている。歌も朗々としてよく通っている。横で一緒に見ていたご夫婦が「すばらしいね」とため息をついた。そんなため息までが聞こえるほど静かなおわらでした。演奏が終わる自然と拍手が出ます。
 再び諏訪町へ出て、東新町通りへ向かう。東新町の若手の地方5名程が通りを流している。公民館までの狭い道は、明かりの付いた雪洞とその僅かな光に照らされた建物が美しい。そんなことを思っていると、ふとここは曳山祭りのクライマックスの一つ、角廻しの場所と気が付く。よくこんな狭いところを通すものだと、今更ながら関心する。
 その後、西町を通り、下新町へ。夫々の公民館の室内には明かりが灯もっています。天満町では若手の踊り手10数名がなごやかに歓談していました。十三石橋を渡らず、井田川沿いに石垣の下の道路を歩き、西町の雪洞の列を見上げながら再び鏡町へ。鏡町では若手の地方が演奏しています。演奏を聴き終えると、寒くなってきたので駐車場に戻りました。午前4時頃でした。まだ正式に風の盆が始まっているわけではないので、演奏や踊りの写真は撮りませんでした。



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天満町  輪踊り

2006年09月10日 | おわら風の盆













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天満町  花打ち御礼の舞い

2006年09月09日 | おわら風の盆
 町流しが終わると休憩を挟んで、寄付をしたお宅の前でそのお礼としておわらを踊ります。寄付をすることを花を打つといいますが、神楽などで使われています。我々観光客が見ることができるのは、通りに面したお宅の前で行われている時ですが、非公開で、路地裏のお宅や、その座敷内などでも行われています。踊りは四季踊りが多いようです。









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天満町 午後3時 

2006年09月08日 | おわら風の盆
 天満町は天満宮が出来る前は川窪新町と呼ばれ、今でも天満町のおわらをこくぼのおわらと言って他の町のおわらと区別して呼ばれることがあります。違いは「虎は千里の薮さえ越すに~」という歌詞の途中(「虎は~で区切って」)でコラショと合いの手を入れる歌い方をするのですが、他の歌詞の唄は同じ節回しに聞こえます。他の違いについては未だよく分からないのですが、天満町は八尾駅から十三石橋を渡り下新町~今町へ続くメインストリートから左へ入ったところにあるためか、比較的他の町と比べるとそれほど混雑もなく、おわらを十分に鑑賞することができます。(今年までの場合)
 
 風の盆の期間中の各町の行事の流れはおおよそ、午後2時30分に公会堂に集合し、午後3時から町流しに入ります。町流しのコースは主に自町内ですが、町が小さなところは、他町にも入って行きます。上新町や鏡町のように当日の町流しのコースを貼ってあるところもあります、それぞれの行事のスタートと終わりは公会堂が起点・終点となりますので、公会堂のチェックはおわら見学者にとっては必須となります。午後3時からの町流しは午後5時でひとまず終了。午後7時までは夕食の時間となります。午後7時に再び公会堂に集合し、輪踊り、町流しなどが行われ午後10時~11時の間に公式行事は終了します。運がよければ、どこかで、舞台形式の踊りを見ることができます。また町流しの途中、花御礼(寄付のお礼)の四季踊りを見ることもできます。なお、最終の3日は昼の行事は無く、夜7時からの踊りとなります。また特設会場が何箇所か設けられており、そちらでもおわらを見ることができます。特設会場の場所は、越中八尾駅(福島)八満社(主に下新町)八尾ふらっと館(主に今町)町民広場、曳山会館(上新町)などに点在しています。(当日あちこちの案内所で配られているパンフレットに町民広場以外の予定は載っています)またおたや階段下は鏡町の演舞場となっていますが、演技は午後10頃と午後11時ころの2回となり、それまでの時間は町流しです。各特設会場は人気が高く前の演技が終わった段階で次の公演(1時間から2時間程度後)を待つ人が座り出しはじめますので、早めに入って気長に待つ覚悟が必要です。

天満町町流し 

各町とも昼の部は自前の浴衣の女子児童とはっぴの男子小学生も参加します。

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夜の上新町通り 

2006年09月08日 | おわら風の盆




 上新町の雪洞の文字は小説「風の盆恋歌」の作者、高橋治さんの手によるものだそうです。風の盆を見学して感動した作者は、この風の盆を描くためにこの小説を書いたそうですが、ストーリーが中年の男女の悲恋を描いたために、作者の手の離れたところで、勘違いした読者が八尾を訪れることも多いようです。いずれにせよこの作品により八尾が一躍全国的に有名になったのは間違いのないことで、その後多くの作家が風の盆を題材にした小説を書いています。昨年から今年にかけても有名な小説家が相次いで出版していますが特に去年出版された小説は、おわらの伝統を全く知らない作者が少ない取材の中で自分の非常に偏ったおわら感を描いており、全国の読者に誤解を与える作品です。少しでもおわらに感動したことがあるのなら、絶対にああいう見方では書かないと私は思います。そしてもう一つ最近出版された作品。これはおわらはそれほど絡んで来ませんし、どんな内容であれ(笑)読むのは読者の自由ですからコメントはいたしません。

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八尾の名所

2006年09月07日 | おわら風の盆
八尾の玄関口 越中八尾駅



和紙文庫



八尾の家屋


城ケ山公園 
  八尾町の開祖 米屋少兵衛の像
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八尾の町並みと山越阿弥陀来迎図

2006年09月07日 | おわら風の盆
「城ケ山から白帆が見える二つ三つ四つオワラ有磯海」
城ケ山山頂から見下ろす八尾町
晴れた日には富山湾が見えるそうです。また、以前は灯台と同様に常夜灯が燈っていました。(大西さん談)


「揺らぐ釣り橋手に手をとりて渡る井田川オワラ春の風」
八尾四季の春の歌に出てくる山吹橋


東新町から見下ろす諏訪町


上新町柳清水


鏡町おたや階段


西町の石垣


夜明けの禅寺橋と西町


朝焼け十三石橋

始発電車に乗るため禅寺橋を渡り町民広場の前を歩いていると、十三石橋の先の山の上の雲が朝焼けの為、赤く燃え上がっていました。うろこ雲の襞に反射した光の模様はまるで阿弥陀如来来迎図にある山越し阿弥陀が向こうの霊山立山から現れたことを暗示しているようだと、もうろうとした頭で思っていました。(本来の阿弥陀来迎は西方からです)
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おわら演舞

2006年09月06日 | おわら風の盆
 8月1日 今年から、おわら演舞のチケットの購入方法が変わり全国のローソンのロッピーで買えるようになりました。わざわざ八尾まで買いに行かなくてはいいので、その点では便利になりました。そこで試しに今年は初めておわら演舞のチケットを購入。今まで別にこだわっていたわけではないんですが、わざわざ面倒な思いをして見に行かなくても、町を歩いていれば、自然とどこかの町流しに出会い、十分楽しく鑑賞できるのでそれほど必要性を感じていなかったのも事実です。おわら演舞は1日と2日の午後7時から八尾小学校のグランドの特設会場で行われます。出演支部から2日をと思っていましたが、私が買った時間にはすでにA席は売り切れで1日のチケットを無事購入しました。

当日は

  東 町
  諏訪町
  鏡 町
  西新町
  天満町  の各支部の演技発表でした。

会場には多少余裕を見て、午後6時30分前には着いていましたが、凄い数の人の為、出札が手間取っており、会場内に入れたのは50分頃でした。東町支部が終わり諏訪町支部の頃から雨が降り出し、鏡町の演技の時には、どしゃぶりの雨となりました。会場内の観客の多くは、最初は傘をさしていましたが、次第に強くなる雨脚に耐えかねたのか、会場を後にする者、舞台下の庇の部分に避難する者様々でした。西新町支部は雨のため移動ができなかったため、中止となりましたが、プログラム最後の天満町支部の皆さんはかなり早い時間に会場入りし、準備を行っていたため、中止にはなりませんでした。天満町の踊りはすばらしい出来ばえで、やや減った観客からもどよめきが起こっていました。最後の演技が終わり時計を見ると、1支部減ったにも関わらず、終了予定時間を少しオーバーした午後9時を回っていました。「おわら演舞」は各支部が特にこの日のために力を入れて舞台踊りを工夫し、研鑚していますので、それは見ごたえのあるものでした。おわらを見る方は是非A席(3000円)を取り見学されるといいです。当日は自由席もありますが、余りにも広い会場ですので、遠くに霞む程度しか見れないと思いますので、あまりおすすめできませんが、雰囲気は味わえることと思います。



東町支部




諏訪町支部






鏡町支部…雨のため撮影できませんでした

天満町支部















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次は出番

2006年09月06日 | おわら風の盆
現役の踊り子さん とにかく皆手が綺麗です。
踊りの時は、ほっそりとした白い揃えた指先がまっすぐにピンと伸びていました。





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西新町のおわら

2006年09月06日 | おわら風の盆
おわらを最初に見た年から今年で7年目となりました。
ところが、今まで何故か現地でまともに見たことがなかった西新町。
諏訪町・鏡町・上新町の大混雑を抜けほっとする静けさがありました。
八尾駅から最も離れた場所で、上新町通りの続きにありますが、商店が少なく落ち着いた家並みです。

西新町公民館




力強い男踊りが有名ですが、確かに大きな振りでした。








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最近増えた?

2006年09月06日 | おわら風の盆
お姉さん地方
まだ現役で踊っていそうな女の子の地方(候補?)今年は多かったです。
三味線・胡弓・歌い手さん 
それから、まだ手の離せない子がいるヤンママ歌い手も… 
これでおわらの将来も安定か

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