９月３日 滞在５日目 雨

生憎の雨空となった風の盆３日目。

雨脚は遅く、土砂降りでない分降雨時間が長く、結局４日未明まで降り続く。

いつ晴れるとも判らない天気の中、雨宿りを兼ねて西町の福鶴へ。

ここは西町公民館の正面にある造り酒屋で、風の盆の３日間は店内に簡単な長イスとテーブルを置き、臨時営業の居酒屋になっている。

こちらの清酒「風の盆」はやや甘口ながらなかなかの銘酒。富山の地酒の中でももっともおいしい酒だと思う。

西町公民館での演技が正面に見える特等席の２階は予約制の宴席になっており、毎年芸能人や政治家、はたまた洋装のコンパニオンを連れた財界人らしき人が多く利用している。

一方１階は外に出ないと見えないが、道路に近い位置に座るり、少しかがみ見上げると公民館の２階での演技が見え、真に具合がいい。

 

 

 

 

福鶴でしばらく休んで外へ出るが、まだ降雨。

まだ一度も行ったことがない、風の盆の期間中、休憩施設として無料開放している社会体育館へ行き、しばらく横になる。

 

 

うとうとしかけているとＳさんからどうしているかと電話があり。「しばらく休んでいる」と答えるも、結局落ち着かず、すぐに外へ出る。

相変わらずの雨。雨脚は更に強くなる。

西町公民館に再び行くと、Ｓさん、Ａさんも待機中。

再び公民館での演舞を見る。

 

公民館前では地元のテレビ局が明日のニュースで放送する映像を撮影していた。

 

午前０時３０分、外でなにもないまま公式行事が終了し、記念撮影。

 

このまま深夜の町流しや、夜明けのおわらはないと思っていた。

９月２日 夜

昨日は昼の天満町を見ましたので、今日は夜の天満町をまず見に行く。
午後８時頃天満町へ行くと花付け御礼の踊りが通り沿いのお宅で行われている。
公民館前は明るいが、その他は街灯と家の明かりのみで、ほの暗いなか、粛々とおわら演舞が行われている。その後しばらく休憩の後、輪踊りとなる。





例年だと公民館前でのステージ踊りは夜遅くなった１１時頃なので、その前に他も見ておこうと、下新町へ移動。
もう少しで１０時からの八幡社のステージの時間だったので、境内の際の単管パイプの簡易仕切りのところで、待つ。




下新町のステージは、去年から演技をする舞台に屋根が掛けられ、境内を取り囲む石柱の塀のところにパネルを付け、外からは見れないようになっている。
外壁パネルは安全上必要なのだと思うが、下新町ステージの象徴であった鳥居の八幡社の文字が見れなくなったことが大変残念だ。
ステージが終わり、再度天満町へ。
天満町通りでは総流しが行われていた。その後休憩する間もなく舞台踊りが始まる。（午後１１時）
ステージ演舞は２０分だが、これが各町、独自の演出で行われている。
どこの支部でも趣向を凝らした良い演技なのだが、特に好きなのはこちらの天満町。



ステージ踊りを堪能した後は、再び上手（かまて）に上がって行く。
ちょうど西町に入ったところで、昼間見た、写真家の榎並さんがちょうど前を
歩いていたので、声をかけ、お話を少し聞くことができた。
こういったプロの方に専門的（私の質問など素人質問だが）な話をするのはマナー違反かと思いつつも、快く教えていただく。
（この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました）
また実際の榎並さんは雑誌などで見る写真よりも更に数段美人で驚く。
これからこの先で、ＯＧの踊りがあるので写真撮りに行きませんかと誘うと、じゃあ行って見ますかということで、撮ったのがこちらの写真。
西町では、ベストメンバーのOGと現役が新・旧の踊りを行っていた。
榎並さんの方を少し見ると、やはりローファインダーで撮影している。
踊りが一通り終わった後榎並さん
　　「ほんと綺麗な娘たちですね」と一言。それではまたどこかで。
ということで榎並さんは鏡町方面へ向かって行く。




その後しばらく西町で休憩しながら踊りを待っていると、西町の特設ステージでＯＢやＯＧが踊っているとの連絡をＫさんから貰う。
行くと、男子は西町の演技指導部の皆さんの熱演。めずらしい。（午前２時３０分）



そして公民館前にて記念撮影。



すると下新町の青年女子が手拍子をしながら上から降りて来る。（午前３時）






（西町公民館）







その後、ゆっくりと町を見ながら東新町まで上り、２日目を終了する。
午前４時。