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銀の匙11巻の感想レビュー(コミック)

2014年03月06日 13時01分00秒 | コミック・雑誌
小学館のコミック、『銀の匙 Silver Spoon』(荒川弘先生原作)の11巻が発売中です。
アニメに続いて実写映画も公開と、とどまるところを知らない人気ぶりですね♪
表紙は、キリリと引き締まった表情の八軒。
いつもは慎重派な彼ですが、ここ1年の経験で色々と知識や自信を身につけて来ましたし、目指す未来も明るいものになってきたかも?

お話的には、バレンタインデーやホワイトデーでアキとの距離を縮めつつ、2年になったら上級生寮に移るか思い切って下宿をするかで悩む八軒。
3年の先輩が大学進学や就職で卒業していくのを目の当たりにした彼は、自分の進路の選択肢として「起業」という大きな目標を見つけることに…といった展開です。

まだ高校生活が2年あるこの状況で、「卒業後に起業します( ー`дー´)キリッ」と本気で考えられる八軒は、本当に凄い人だなぁ!と感心させられてしまいました。
いや、実際、卒業前の土壇場の単なる思いつきとかでは間に合わないわけで、今のうちから入念に準備しておくことが必要だろうとは思いますが、起業するまでの段取りやら法律やらを自分で調べて、苦手な父親とも話をしてと、やるべきことを着実にこなしていく姿がとても頼もしく、ああ、この人は成功するタイプの人だわと、自然に思えてくる感じですね。
学校には何の為に通うのか?という事を改めて考えさせられる内容が深かったですし、本作のタイトルでもある「銀の匙」という言葉の意味に更なる掘り下げが入ったことで、先人たちが長年受け継いできた技術やノウハウを継承し、夢に向かって新たな幸せを築き上げていくことの尊さをひしひしと感じさせられました。

卒業後はもちろんのこと、在校中も、それぞれの目標に応じて少しずつ枝分かれしていくクラスメイト達の進路ですが、起業を目指すことにした八軒にとっては、卒業までにどれだけ人と人との繋がりを深め、広げていくことが出来るか?というのも大きな課題となってきそうですね。
今までも、様々なイベントの発起人&中心となって行動してきた八軒ですから、学生レベルとはいえ人脈の下地作りはある程度出来ていると思いますし、あとはよりビジョンを明確にした上で、細かなノウハウを確立&賛同者を増やしながら会社として機能できるように準備を続けていく感じでしょうか。
普通の学業や実務をこなしながら、自分の夢を追い続けるのはとても大変だと思いますが、他でもない自分が「本気」で選んだ道だからこそ、最後まで全うして頂きたいところですね。
それが結果的に、クラスメイトや先輩達との絆をより一層深めてくれるはずですし、常に厳しく、いよいよ本気で向き合おうとしはじめてくれている父親との関係を改善するキッカケとなってくれるのではないかと。

というか、実際、八軒が今行おうとしているのは、高校というよりも大学で求められそうな、自分で学ぶものを決めて伸ばすスタイルなわけですが、いわゆる自分探しというか、自分のやりたい目標が遂に見つかったわけですから、あとはそこに向かってどこまで進み続けられるかの勝負になってきましたね。
高校時代にそこまで自分自身でレールを敷く&走る覚悟を決められる人はほとんどいないと思うのですが、だからこそ、農業に限らず、今進路に迷っている人や、やりたいことが見つかっているのに道が険しくて諦めかけている人にこそ、本シリーズを読んで、元気とやる気を分けてもらって欲しいなと思う次第です。


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。

銀の匙 Silver Spoon公式サイトへはこちらから

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