「質問したい。あなたはダモクレスで世界を握りたかったのか?」
「違うよ。私はただ、皆が望むことを・・・平和を作りたいだけだ。」
「人の本質を無視してでも?」
「見解の相違だね。」
空高く浮遊する堅牢なる砦、ダモクレス。
本当に固いのはその要塞自体か。あるいは、その中で待ち受ける者の決意か。
世界を平和という名の偽りの仮面で覆おうとするシュナイゼル兄さんに、ルルーシュたちが勝つ術はあるのか?
フレイヤを撃ち続けるダモクレスに対し、懐に入り込もうとするルルーシュ陣営。
しかし、ダモクレスは周囲を完全にバリア(=ブレイズルミナス)で囲み、戦況は膠着状態に。
人質ごとアヴァロンで突撃しようとするルルーシュに対し、黒の騎士団は背後から奇襲をかけます。
シンクー、藤堂の2人を相手にするスザク。
「国を捨て、位にのみ固執する醜い存在と成り果てたな。お前の願いはどこにある!?」
「自分はただ、明日を望んでいるだけだ!」
藤堂の問いにも動じることなく答えるスザク。
操縦技術でも、信念の固さでも、藤堂を凌駕する存在になった感じがしますね。
機体は大破したものの、藤堂の脱出装置は千葉さんががっちりキャッチ。
ナイス夫婦愛ww
勝負には勝ったものの、シンクーのビームでアヴァロンの第一フロートが損傷。
突撃は不可能に。
「待て待て待て~い!さあ、オレ達の因縁に決着を!」
焦るスザクの前に乱入掃除番長降☆臨!
しかし一刀の元に切り捨てられるのが玉城クオリティww
「あっ・・・オレだってなぁ意地があんだよ!」
上半身だけで追撃を試みるもアンカーで撃墜。
00玉城は二度死ぬという感じですねww
それでも脱出装置で助かっているようなので、生存組に入れた模様です。
「ここまでもてば十分だ。本艦はこのまま太平洋に着水。君たちはミッション『アパテ・アレティア』を。・・・これまでよく仕えてくれた。君たちの覚悟に感謝する。」
ロイドさん達に告げ、ブリッジを離れるルルーシュ。
フレイヤ対策の装置の説明をニーナから聞きながら、蜃気楼に乗り込みます。
「私はゼロを許しはしない。たぶん、一生。でもそれとは別に私自身の答えを出さなきゃいけないと思ったから。ただ、それだけなの。」
「君は立派だよ。」
邂逅は一瞬。和解ではないとは言え、次のフレイヤを阻止するために、ユフィの仇であるゼロに手を貸すことを決めたニーナ。
彼女の中でも様々な葛藤があったと思われます。
格納庫でC.C.と会話するルルーシュ。
「ルルーシュ、恨んでいないのか?私のことを。ギアスを与えたことで、お前の運命は大きく変わってしまった。」
「らしくないな、魔女のくせに。C.C.お前がくれたギアスが・・・お前がいてくれたから、オレは歩き出すことができたんだ。そこから先のことはすべてオレの・・・。」
「初めてだよ、お前みたいな男は。」
ギアス能力ではなく、C.C.自身がいてくれたことに対して感謝を述べるルルーシュが良い感じですね。
更に近づこうとする二人ですが、壁を突き破ってカレンが乱入!
・・・もうちょっとルルシー夫妻のラブラブっぷりを見ていたかった気もww
「あなたは私が止める!さようなら、ルルーシュ。」
紅蓮の攻撃を受け止めるピンクのランスロット。
「ここは私に任せてダモクレスを!・・・うれしかったよ、心配してくれて。早く行って、そして戻って来い。私に笑顔をくれるんだろ?」
「ああ、約束しよう。・・・必ず成功させてみせる。この一手でなんとしても・・・。」
2人の信頼感は最高潮ですね。
見ているカレンがちょっとかわいそうかも。
「フレイヤ発射口のブレイズルミナスを部分解除。照準は蜃気楼に変更する。ルルーシュ、最後は捨て身か。見苦しいな。・・・ナナリー、これでおしまいだ。出来るね?」
「はい、シュナイゼル兄様・・・。」
ナナリーによって発射されるフレイヤ。
(フレイヤは刻々とその組成を変化させる。その組成に対応する反応をぶつければ、フレイヤの臨界反応は停止できる。)
(でも爆発までの約19秒で現場環境データをプログラムに入力しなきゃいけない。)
(それにプログラムを完成させても実行時間はコンマ04秒だけ。)
要するにものすごくギリギリだということはわかりましたww
「平和の・・・完成だ。」
勝利を確信するシュナイゼル兄さん。
「スザク!」
「イエス、ユア、マジェスティ!・・・今だ!」
槍型の装置を構えたランスロット・アルビオンから、フレイヤへと一撃が放たれます。
(原理上は可能なはず。でも・・・。ユーフェミア様!)
ニーナの祈りが通じたのか、消滅するフレイヤの反応。
おそらくは、データ打ち込みの19秒をルルーシュが、コンマ04秒のタイミングをスザクがそれぞれ受け持った、合わせ技による結果だということではないでしょうか。
2人でなら何だって出来るはずだった、というナレーションは、これの伏線だったのかもしれませんね。
「そんなおもちゃを用意していたとは。・・・やってくれたね。」
フレイヤ発射口から進入するルルーシュ達。
スザクの射撃でダモクレスの壁に穴が開きます。
「たいしたものだね、ルルーシュ。私に最後の策を使わせるとは。・・・私たちが脱出した後、このダモクレスそのものをフレイヤで消去しよう。立派な棺だ。喜んでくれるだろうか、ルルーシュは・・・。」
一路シュナイゼル兄さんを目指すルルーシュ達。
しかし、それを遮る影が!
「お前のブリタニアは、私が認めない!ここで消えてもらおう。」
ジノのトリスタン・ツインの攻撃で、ボロボロに破壊される蜃気楼。
絶対防御を上回る脅威のパワーアップに愕然です。
「ルルーシュ、先に行け!君には倒さなければならない敵と、救わなければならない人がいるはずだ。」
蜃気楼が大破し、生身で駆け出すルルーシュを守るように立ちふさがるスザク。
「ジノ!どうしても戦う気か!?」
「ああ、自分の中にある、守るべきもののために!」
「守るものなら僕にもある!」
ラウンズ同士の戦い。
それぞれの正義をかけた戦いがアツイですね。
「ダモクレスもフレイヤも所詮は機械。また造ればいいよ。・・・今や世界中がルルーシュの敵だ。そのルルーシュを消し去ったシステムとなれば、さまざまな組織が喜んでフレイヤを造ってくれるだろう。」
「それはテロリズムにつながりませんか?一応ナナリー様の意見も・・・。」
「必要ないのでは?餌の考えなど。」
たずねるカノンに対し、答えるディートハルト。
「世界の平和と一つの命・・・。悲しいことだが、比べるまでもないよ。」
シュナイゼル兄さんもまったく悲しげでないそぶりで答えます。
あいかわらず、仮面が外れる様子がありませんね。
「今のルルーシュは嫌い。」
外ではアーニャとジェレミア卿が空中大決戦の真っ最中です。
アーニャはちゃんと説明すれば協力してくれそうなので、ちょっと勿体無いですね。
というか、もうちょっと出番を増やしてあげてほしかったりww
また、C.C.VSカレンの『女の戦い』も絶賛継続中でした。
「国でもなければ復讐でもない!野心のかけらも持っていない!戦う理由がないやつは・・・。引っ込んでな!」
「理由なら出来た・・・約束が。」
「それって、ルルーシュを好きってこと?」
「さあな・・・。ただ、経験という積み重ねはもう、おしまいにしようと思ったんだ。」
「人間らしいことを言うのね。」
舌戦では互角ながら、いかんせん機体性能が違いすぎます。
ピンクのランスロットの盾の性能がいまいちよく判らないまま、紅蓮の圧勝にww
「さすがは・・・。カレン、お前の勝ちだ。」
「どうでもいいよ、そんなこと。じゃあね。」
(ふっ、勝つとか負けるとか、そんな心がまだ私に残っていたとはな・・・。)
海中へ落ちていくC.C.の脱出装置。
ルルーシュとの約束が、彼女の心を人間らしいものに戻していっている様ですね。
シュナイゼル兄さんたちは脱出艇へ到着。
しかし、そこにタイミングよく通信が入ります。
「待っていたよ、シュナイゼル。」
「そうか・・・。チェックメイトを掛けられたのは私か。」
脱出艇の警備兵にはルルーシュのギアスが。
「なるほどね・・・。教えて欲しい。なぜ私の策が分かったんだい?」
「策ではない。オレが読んだのはあなたの本質だ。・・・あなたには勝つ気がない。朱禁城での対局、黒の騎士団のクーデター、あなたは常に負けないところでゲームをしている。・・・シュナイゼル、あなたには今度こそ負けてもらう。」
「つまり、私を殺す・・・。」
観念したかのようなシュナイゼル兄さん。
ついにルルーシュの勝利か?
一方その頃、アヴァロンでは咲世子たちが人質を解放していました。
「私たちは脅されていたのです。しかし・・・ルルーシュがいなくなった以上は。」
これがミッション『アパテ・アレティア』でしょうか?とりあえずシンクーたちを信じさせることには成功したようです。
黒の騎士団はもうちょっと疑っても良さそうな気もしますが、咲世子さんの演技が上手だったということでww
更に同じ頃、ヴィレッタとクラウディオは洋上で戦いを見守っていたわけですが・・・。
「結局、兄上は私を殺さなかった。兄上には執着すべき欲がない。世が世なら、卓越する王であったものを・・・。そこを読みきれなかった私は、愚かなのだろうな。」
「姫様・・・。」
「まだ私をそのように呼んでくれるのか。」
まさかのネリ様生存キタコレ!
更に驚くべきことに、隣りにはギルフォード卿が!
サングラスで目を隠しているのが少し気になります(ギアス対策?)が、もうおふたりには最後まで添い遂げて欲しい気持ちでいっぱいです。
真実の主従関係に幸あれ。
ナナリーはともかく、視聴者の目の前で死んだはずのギルフォード卿の生存は、賛否両論分かれそうですが、もう何が起こっても驚かない気もしますね。
「質問したい。あなたはダモクレスで世界を握りたかったのか?」
「違うよ。私はただ、皆が望むことを・・・平和を作りたいだけだ。」
「人の本質を無視してでも?」
「見解の相違だね。」
「あなたは今日という日で世界を固定しようと考えた。だが、変化なき日常を生きているとは言わない。それはただの経験だ。」
C.C.の落下間際のセリフとも重なりますね。
「しかし、その連なりを知識と言うが?」
「やはりあなたは優秀だよ。優秀過ぎるがゆえに、見えていない。そう・・・皇帝シャルルは昨日を求めた。あなたは今日を。だがオレは明日が欲しい!」
「明日は今日より悪くなるかもしれない。」
「いいや、良くなる。たとえどれだけ時間が掛かろうと、人は幸せを求め続けるから。」
「それが欲望に繋がるというのに。ははははっ、愚かしさも極まったね。それは感情に過ぎないよ。希望や夢という名の当ての無い虚構。」
「それが皇族という記号で世界を見下してきたあなたの限界だ。オレは何度も見てきた。不幸に抗う人を。未来を求める人を。みんなが幸せを願い、抗い続けた。ギアスも仮面もその根源は・・・。」
「矛盾だよ。他人の意志を否定し続けた君がここに来て人の意志を、存在を肯定しようというのは。・・・もういい、私を殺したまえ。ただし、君もフレイヤで消える。私たちの命で、世界に平和を・・・。」
「だからこそ、あなたにオレは・・・。」
肩に置かれた手。
画像のルルーシュがしゃべり続ける中、シュナイゼル兄さんの後ろからもう一人のルルーシュが登場!
「ゼロに仕えよという言葉をプレゼントしよう。」
「君は最初から私を殺すのではなく・・・。」
驚愕する兄さんにギアス発動。
悔しげなディートハルト。
「なぜ気付かなかった。シュナイゼルの思考を読んだ録画だと。」
会話が始まった最初から、ここまでの一言一句を全て予想していたルルーシュに脱☆帽です。
仮面を剥がされ、ただの傀儡となったシュナイゼル兄さん。
「何なりとお命じ下さい、ゼロ様。」
「・・・シュナイゼル。自分が殺されるという思い込みがあなたを敗北へといざなったのだ。」
「動くな!ゼロ!あなたの物語は既に完結している。あなたは生きていてはいけない!」
銃を撃とうとするディートハルト。響く銃声。
「オレの存在を否定する権利はお前には無い。」
(シュナイゼル殿下・・・。ご自身の命にすら執着がなかった方が・・・。これが、ギアスの力)
銃を撃ったのシュナイゼル兄さんでした。
カノンもギアスの力を目の当たりにして戦慄します。
「ゼ、ゼロ・・・せめて最期は・・・ギアスで私にも・・・。」
「ディートハルト。お前にはギアスを使う価値も無い。」
彼が何を望もうとしたのかは謎のまま、息を引き取るディーハルト。
やはり最期までドラマチックな脚本を見続けたかったのかもしれませんね。
「ではシュナイゼル、まずはダモクレスの自爆を解除してもらおうか。」
「わかりました。しかし、フレイヤの制御スイッチはナナリーが。」
ナナリーの元へ向かうルルーシュ。
一方、スザクとジノは戦い続けていました。
「たとえどれだけ機体を強化しようと、君では僕に勝てない。」
「言ってくれるね!」
「これが結果だ、ジノ。」
スザクの一撃がトリスタンを上下に分断します。
「いいや、こっちの役目は済んだ。」
「ブレイズルミナスのシステムを?」
「さあ、カレン!」
「ありがとう、ジノ。スザク、決着をつけるときが来たようね。私たちのすれ違いに!」
出力を最大まで高めた輻射波動らしき攻撃の準備を整えたカレンが登場。
至近距離からの不意打ちに、スザク絶体絶命のピンチか?
避けたら避けたでダモクレスが崩壊したりしそうですが。
庭園内でナナリーに近づくルルーシュ。
「お兄様・・・ですね?・・・お兄様の目的は、このダモクレスの鍵ですか?」
「ああ、それは危険なものだ、お前には。」
「だからです。・・・もう、目を背けては、いられないから。」
ナナリー開☆眼!!!
(あいつのギアスを破った!?自分の意志でか・・・。)
「お兄様、私にもギアスを使いますか?」
いつかは来るだろうと思われていた『ナナリーの目が開いた演出』でしたが、最後の最後に持ってきたか!という感じですね。
がんばれば歩行も可能でしょうか?
ボタンさえ押せば、兄妹もろとも消滅の危機!ですが、果たしてルルーシュはそれを止められるのでしょうか?
というか、もう止める必要がない気もしますが、わざわざシュナイゼル兄さんを生かしたということは、まだルルーシュにはすべきことがあるということでしょう。
発射ボタンを押さなくても、別の銃か何かでルルーシュを撃ったりということもあるかもしれませんが、とりあえず次回の会話に要注目といったところでしょうね。
ナナリーを討ってでも果たすべき価値がゼロレクイエムにはあるのか、それとも、ナナリーという犠牲はそれに必要ないものなのか。
どちらに転ぶか、最後まで目が離せませんね。
次回、『Re;』でいよいよ最終回です。
今回のように充実したシナリオになっているといいなと思います。
長文をお読みいただいてありがとうございました。
「違うよ。私はただ、皆が望むことを・・・平和を作りたいだけだ。」
「人の本質を無視してでも?」
「見解の相違だね。」
空高く浮遊する堅牢なる砦、ダモクレス。
本当に固いのはその要塞自体か。あるいは、その中で待ち受ける者の決意か。
世界を平和という名の偽りの仮面で覆おうとするシュナイゼル兄さんに、ルルーシュたちが勝つ術はあるのか?
フレイヤを撃ち続けるダモクレスに対し、懐に入り込もうとするルルーシュ陣営。
しかし、ダモクレスは周囲を完全にバリア(=ブレイズルミナス)で囲み、戦況は膠着状態に。
人質ごとアヴァロンで突撃しようとするルルーシュに対し、黒の騎士団は背後から奇襲をかけます。
シンクー、藤堂の2人を相手にするスザク。
「国を捨て、位にのみ固執する醜い存在と成り果てたな。お前の願いはどこにある!?」
「自分はただ、明日を望んでいるだけだ!」
藤堂の問いにも動じることなく答えるスザク。
操縦技術でも、信念の固さでも、藤堂を凌駕する存在になった感じがしますね。
機体は大破したものの、藤堂の脱出装置は千葉さんががっちりキャッチ。
ナイス夫婦愛ww
勝負には勝ったものの、シンクーのビームでアヴァロンの第一フロートが損傷。
突撃は不可能に。
「待て待て待て~い!さあ、オレ達の因縁に決着を!」
焦るスザクの前に乱入掃除番長降☆臨!
しかし一刀の元に切り捨てられるのが玉城クオリティww
「あっ・・・オレだってなぁ意地があんだよ!」
上半身だけで追撃を試みるもアンカーで撃墜。
00玉城は二度死ぬという感じですねww
それでも脱出装置で助かっているようなので、生存組に入れた模様です。
「ここまでもてば十分だ。本艦はこのまま太平洋に着水。君たちはミッション『アパテ・アレティア』を。・・・これまでよく仕えてくれた。君たちの覚悟に感謝する。」
ロイドさん達に告げ、ブリッジを離れるルルーシュ。
フレイヤ対策の装置の説明をニーナから聞きながら、蜃気楼に乗り込みます。
「私はゼロを許しはしない。たぶん、一生。でもそれとは別に私自身の答えを出さなきゃいけないと思ったから。ただ、それだけなの。」
「君は立派だよ。」
邂逅は一瞬。和解ではないとは言え、次のフレイヤを阻止するために、ユフィの仇であるゼロに手を貸すことを決めたニーナ。
彼女の中でも様々な葛藤があったと思われます。
格納庫でC.C.と会話するルルーシュ。
「ルルーシュ、恨んでいないのか?私のことを。ギアスを与えたことで、お前の運命は大きく変わってしまった。」
「らしくないな、魔女のくせに。C.C.お前がくれたギアスが・・・お前がいてくれたから、オレは歩き出すことができたんだ。そこから先のことはすべてオレの・・・。」
「初めてだよ、お前みたいな男は。」
ギアス能力ではなく、C.C.自身がいてくれたことに対して感謝を述べるルルーシュが良い感じですね。
更に近づこうとする二人ですが、壁を突き破ってカレンが乱入!
・・・もうちょっとルルシー夫妻のラブラブっぷりを見ていたかった気もww
「あなたは私が止める!さようなら、ルルーシュ。」
紅蓮の攻撃を受け止めるピンクのランスロット。
「ここは私に任せてダモクレスを!・・・うれしかったよ、心配してくれて。早く行って、そして戻って来い。私に笑顔をくれるんだろ?」
「ああ、約束しよう。・・・必ず成功させてみせる。この一手でなんとしても・・・。」
2人の信頼感は最高潮ですね。
見ているカレンがちょっとかわいそうかも。
「フレイヤ発射口のブレイズルミナスを部分解除。照準は蜃気楼に変更する。ルルーシュ、最後は捨て身か。見苦しいな。・・・ナナリー、これでおしまいだ。出来るね?」
「はい、シュナイゼル兄様・・・。」
ナナリーによって発射されるフレイヤ。
(フレイヤは刻々とその組成を変化させる。その組成に対応する反応をぶつければ、フレイヤの臨界反応は停止できる。)
(でも爆発までの約19秒で現場環境データをプログラムに入力しなきゃいけない。)
(それにプログラムを完成させても実行時間はコンマ04秒だけ。)
要するにものすごくギリギリだということはわかりましたww
「平和の・・・完成だ。」
勝利を確信するシュナイゼル兄さん。
「スザク!」
「イエス、ユア、マジェスティ!・・・今だ!」
槍型の装置を構えたランスロット・アルビオンから、フレイヤへと一撃が放たれます。
(原理上は可能なはず。でも・・・。ユーフェミア様!)
ニーナの祈りが通じたのか、消滅するフレイヤの反応。
おそらくは、データ打ち込みの19秒をルルーシュが、コンマ04秒のタイミングをスザクがそれぞれ受け持った、合わせ技による結果だということではないでしょうか。
2人でなら何だって出来るはずだった、というナレーションは、これの伏線だったのかもしれませんね。
「そんなおもちゃを用意していたとは。・・・やってくれたね。」
フレイヤ発射口から進入するルルーシュ達。
スザクの射撃でダモクレスの壁に穴が開きます。
「たいしたものだね、ルルーシュ。私に最後の策を使わせるとは。・・・私たちが脱出した後、このダモクレスそのものをフレイヤで消去しよう。立派な棺だ。喜んでくれるだろうか、ルルーシュは・・・。」
一路シュナイゼル兄さんを目指すルルーシュ達。
しかし、それを遮る影が!
「お前のブリタニアは、私が認めない!ここで消えてもらおう。」
ジノのトリスタン・ツインの攻撃で、ボロボロに破壊される蜃気楼。
絶対防御を上回る脅威のパワーアップに愕然です。
「ルルーシュ、先に行け!君には倒さなければならない敵と、救わなければならない人がいるはずだ。」
蜃気楼が大破し、生身で駆け出すルルーシュを守るように立ちふさがるスザク。
「ジノ!どうしても戦う気か!?」
「ああ、自分の中にある、守るべきもののために!」
「守るものなら僕にもある!」
ラウンズ同士の戦い。
それぞれの正義をかけた戦いがアツイですね。
「ダモクレスもフレイヤも所詮は機械。また造ればいいよ。・・・今や世界中がルルーシュの敵だ。そのルルーシュを消し去ったシステムとなれば、さまざまな組織が喜んでフレイヤを造ってくれるだろう。」
「それはテロリズムにつながりませんか?一応ナナリー様の意見も・・・。」
「必要ないのでは?餌の考えなど。」
たずねるカノンに対し、答えるディートハルト。
「世界の平和と一つの命・・・。悲しいことだが、比べるまでもないよ。」
シュナイゼル兄さんもまったく悲しげでないそぶりで答えます。
あいかわらず、仮面が外れる様子がありませんね。
「今のルルーシュは嫌い。」
外ではアーニャとジェレミア卿が空中大決戦の真っ最中です。
アーニャはちゃんと説明すれば協力してくれそうなので、ちょっと勿体無いですね。
というか、もうちょっと出番を増やしてあげてほしかったりww
また、C.C.VSカレンの『女の戦い』も絶賛継続中でした。
「国でもなければ復讐でもない!野心のかけらも持っていない!戦う理由がないやつは・・・。引っ込んでな!」
「理由なら出来た・・・約束が。」
「それって、ルルーシュを好きってこと?」
「さあな・・・。ただ、経験という積み重ねはもう、おしまいにしようと思ったんだ。」
「人間らしいことを言うのね。」
舌戦では互角ながら、いかんせん機体性能が違いすぎます。
ピンクのランスロットの盾の性能がいまいちよく判らないまま、紅蓮の圧勝にww
「さすがは・・・。カレン、お前の勝ちだ。」
「どうでもいいよ、そんなこと。じゃあね。」
(ふっ、勝つとか負けるとか、そんな心がまだ私に残っていたとはな・・・。)
海中へ落ちていくC.C.の脱出装置。
ルルーシュとの約束が、彼女の心を人間らしいものに戻していっている様ですね。
シュナイゼル兄さんたちは脱出艇へ到着。
しかし、そこにタイミングよく通信が入ります。
「待っていたよ、シュナイゼル。」
「そうか・・・。チェックメイトを掛けられたのは私か。」
脱出艇の警備兵にはルルーシュのギアスが。
「なるほどね・・・。教えて欲しい。なぜ私の策が分かったんだい?」
「策ではない。オレが読んだのはあなたの本質だ。・・・あなたには勝つ気がない。朱禁城での対局、黒の騎士団のクーデター、あなたは常に負けないところでゲームをしている。・・・シュナイゼル、あなたには今度こそ負けてもらう。」
「つまり、私を殺す・・・。」
観念したかのようなシュナイゼル兄さん。
ついにルルーシュの勝利か?
一方その頃、アヴァロンでは咲世子たちが人質を解放していました。
「私たちは脅されていたのです。しかし・・・ルルーシュがいなくなった以上は。」
これがミッション『アパテ・アレティア』でしょうか?とりあえずシンクーたちを信じさせることには成功したようです。
黒の騎士団はもうちょっと疑っても良さそうな気もしますが、咲世子さんの演技が上手だったということでww
更に同じ頃、ヴィレッタとクラウディオは洋上で戦いを見守っていたわけですが・・・。
「結局、兄上は私を殺さなかった。兄上には執着すべき欲がない。世が世なら、卓越する王であったものを・・・。そこを読みきれなかった私は、愚かなのだろうな。」
「姫様・・・。」
「まだ私をそのように呼んでくれるのか。」
まさかのネリ様生存キタコレ!
更に驚くべきことに、隣りにはギルフォード卿が!
サングラスで目を隠しているのが少し気になります(ギアス対策?)が、もうおふたりには最後まで添い遂げて欲しい気持ちでいっぱいです。
真実の主従関係に幸あれ。
ナナリーはともかく、視聴者の目の前で死んだはずのギルフォード卿の生存は、賛否両論分かれそうですが、もう何が起こっても驚かない気もしますね。
「質問したい。あなたはダモクレスで世界を握りたかったのか?」
「違うよ。私はただ、皆が望むことを・・・平和を作りたいだけだ。」
「人の本質を無視してでも?」
「見解の相違だね。」
「あなたは今日という日で世界を固定しようと考えた。だが、変化なき日常を生きているとは言わない。それはただの経験だ。」
C.C.の落下間際のセリフとも重なりますね。
「しかし、その連なりを知識と言うが?」
「やはりあなたは優秀だよ。優秀過ぎるがゆえに、見えていない。そう・・・皇帝シャルルは昨日を求めた。あなたは今日を。だがオレは明日が欲しい!」
「明日は今日より悪くなるかもしれない。」
「いいや、良くなる。たとえどれだけ時間が掛かろうと、人は幸せを求め続けるから。」
「それが欲望に繋がるというのに。ははははっ、愚かしさも極まったね。それは感情に過ぎないよ。希望や夢という名の当ての無い虚構。」
「それが皇族という記号で世界を見下してきたあなたの限界だ。オレは何度も見てきた。不幸に抗う人を。未来を求める人を。みんなが幸せを願い、抗い続けた。ギアスも仮面もその根源は・・・。」
「矛盾だよ。他人の意志を否定し続けた君がここに来て人の意志を、存在を肯定しようというのは。・・・もういい、私を殺したまえ。ただし、君もフレイヤで消える。私たちの命で、世界に平和を・・・。」
「だからこそ、あなたにオレは・・・。」
肩に置かれた手。
画像のルルーシュがしゃべり続ける中、シュナイゼル兄さんの後ろからもう一人のルルーシュが登場!
「ゼロに仕えよという言葉をプレゼントしよう。」
「君は最初から私を殺すのではなく・・・。」
驚愕する兄さんにギアス発動。
悔しげなディートハルト。
「なぜ気付かなかった。シュナイゼルの思考を読んだ録画だと。」
会話が始まった最初から、ここまでの一言一句を全て予想していたルルーシュに脱☆帽です。
仮面を剥がされ、ただの傀儡となったシュナイゼル兄さん。
「何なりとお命じ下さい、ゼロ様。」
「・・・シュナイゼル。自分が殺されるという思い込みがあなたを敗北へといざなったのだ。」
「動くな!ゼロ!あなたの物語は既に完結している。あなたは生きていてはいけない!」
銃を撃とうとするディートハルト。響く銃声。
「オレの存在を否定する権利はお前には無い。」
(シュナイゼル殿下・・・。ご自身の命にすら執着がなかった方が・・・。これが、ギアスの力)
銃を撃ったのシュナイゼル兄さんでした。
カノンもギアスの力を目の当たりにして戦慄します。
「ゼ、ゼロ・・・せめて最期は・・・ギアスで私にも・・・。」
「ディートハルト。お前にはギアスを使う価値も無い。」
彼が何を望もうとしたのかは謎のまま、息を引き取るディーハルト。
やはり最期までドラマチックな脚本を見続けたかったのかもしれませんね。
「ではシュナイゼル、まずはダモクレスの自爆を解除してもらおうか。」
「わかりました。しかし、フレイヤの制御スイッチはナナリーが。」
ナナリーの元へ向かうルルーシュ。
一方、スザクとジノは戦い続けていました。
「たとえどれだけ機体を強化しようと、君では僕に勝てない。」
「言ってくれるね!」
「これが結果だ、ジノ。」
スザクの一撃がトリスタンを上下に分断します。
「いいや、こっちの役目は済んだ。」
「ブレイズルミナスのシステムを?」
「さあ、カレン!」
「ありがとう、ジノ。スザク、決着をつけるときが来たようね。私たちのすれ違いに!」
出力を最大まで高めた輻射波動らしき攻撃の準備を整えたカレンが登場。
至近距離からの不意打ちに、スザク絶体絶命のピンチか?
避けたら避けたでダモクレスが崩壊したりしそうですが。
庭園内でナナリーに近づくルルーシュ。
「お兄様・・・ですね?・・・お兄様の目的は、このダモクレスの鍵ですか?」
「ああ、それは危険なものだ、お前には。」
「だからです。・・・もう、目を背けては、いられないから。」
ナナリー開☆眼!!!
(あいつのギアスを破った!?自分の意志でか・・・。)
「お兄様、私にもギアスを使いますか?」
いつかは来るだろうと思われていた『ナナリーの目が開いた演出』でしたが、最後の最後に持ってきたか!という感じですね。
がんばれば歩行も可能でしょうか?
ボタンさえ押せば、兄妹もろとも消滅の危機!ですが、果たしてルルーシュはそれを止められるのでしょうか?
というか、もう止める必要がない気もしますが、わざわざシュナイゼル兄さんを生かしたということは、まだルルーシュにはすべきことがあるということでしょう。
発射ボタンを押さなくても、別の銃か何かでルルーシュを撃ったりということもあるかもしれませんが、とりあえず次回の会話に要注目といったところでしょうね。
ナナリーを討ってでも果たすべき価値がゼロレクイエムにはあるのか、それとも、ナナリーという犠牲はそれに必要ないものなのか。
どちらに転ぶか、最後まで目が離せませんね。
次回、『Re;』でいよいよ最終回です。
今回のように充実したシナリオになっているといいなと思います。
長文をお読みいただいてありがとうございました。
「紅い柘榴」の風鈴柚子です
トラックバックありがとうございました♪
また是非、いらっしゃってくださいませー
gurimoeさまの感想はいつ見ても素晴らしいです・・・
というかなぜセリフを完璧に覚えているのですか??
ストーリーもものすごく順序いいしw
最終回が楽しみですねb
また来週読ませてもらいますv
いよいよ最終回ということで、来週は盛り上がりそうですね。
無事に大団円を迎えてくれれば良いなと思います。
記事が書けたらまた伺わせて頂きますので、よろしくお願いします。
お褒め頂いたセリフに関しては、さすがに記憶と耳コピでは限界があるので、携帯のワンセグで録画した放送の字幕を確認しつつ、という感じです。
基本的には携帯で記事を作成しているのですが、『一度紙に書いてから、それを見て打ち直す』作業が大変になってきたので、最近は直接パソコンで書くことが多いです。
そういうわけで、結果的にストーリー順に進みながら感想を挟んでいく感じの形式になっております。
よろしければ次回もまたお立ち寄り下さいませ。
お気遣いいただいて恐縮です。
お名前は伏せておきますね。
25話も楽しみです。
gurimoe個人としては、自分の記事内でトラックバックが重複していても特に気にしておりませんので、送れたかどうか不安な時などは、お気になさらず送っていただいて問題ありません。
ブログ会社やサーバーの相性の問題で、トラックバック送信後、若干タイムラグが発生してから反映される場合もあるようですし、gooブログ同士でも、『NGワードが入っていると、設定に関係なく受信しない』という場合があるので、その点にはご注意下さいませ。
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