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アスラクライン第10話『刻の鎖につながれて』の感想レビュー

2009年06月05日 02時50分09秒 | アスラクライン2&1期
薔薇輝(ロードナイト)の鎖の力は時間すら止める!どうする、智春?というお話です。
ただし、別の意味で、時間に身動きが取れなくなってしまったキャラ達も…。

アニアが連れ去られ、智春達は朱浬先輩と合流。
朱浬先輩はクルスティナの過去を洗う内に、教育実習生である琴里に何らかの接点があったのではないかと推測。
彼女の家を調査する事に。
一方、姉のクルスティナと再会したアニアは、クルスティナに非在化の症状が表れていることを知り大激怒!
(#`ε´#)

『ねえさまを裏切った罪を、償え!』

という言葉には、どの様な意味が隠されているのかはポイントとなりそうですね。

分離機(スプリッタ)を作るのに多くの魔力を使ったクルスティナは、スプリッタを動かすのに魔力を使うと、命自体も危険という訳で、弱みにつけ込む形でアニアが変わりをさせられる事に。
ラックイーターの確率操作能力が、スプリッタを使うときに非常に重要な役目を果たすという説明もされました。
副葬処女(ベリアル・ドール)を機巧魔神(アスラ・マキーナ)から解き放つ事こそが加賀篝の狙いであり、薔薇輝のベリアル・ドールこそが琴里であったという事はラストで判明していました。

アスラ・マキーナの呪いを解き放つ為には何でもするという加賀篝。
クルスティナに対してもかなりの冷淡さを見せますが、クルスティナと契約したからこそ、使い魔(ドウター)であるイングリッドを使役出来ている訳で、過去から現在に至るまでに、どんな事実があったのかが気になります。
悪魔と愛情、非在化に関する重要な伏線でもあるので、頭の隅に残しておくと良さげかと。

琴里の家で合流した一行は、射影体である琴里の導きで加賀篝の元へ。
自分を救おうとしている加賀篝ですが、クルスティナをはじめ、他者に犠牲を強いているのは確か。
琴里自身はそれを良しとせず、加賀篝の行動をやめさせてほしいと願っている様ですね。
琴里とクルスティナと加賀篝の関係は、今後も最後まで目を離せませんね。
今の3人の様子を見て普通に考えれば、琴里と加賀篝がくっついてすぐに終わりとなりそうな所ですが…。
最も魔神相剋者(アスラクライン)に近いと言われる智春に対し、加賀篝は似た者同士の共感を感じている様子で、だからこそ仲間に誘ったり、手加減したりしていた訳ですね。

ただ、智春自身は悪魔をモノ扱いする加賀篝の言葉に応じる気持ちはなく、奏を利用してアスラクラインになって戦ったり、共犯者として操緒をスプリッタにかけて…という解決はしないと主張。
たまに見せる主人公らしさが、智春の持ち味という気がしますね。
そもそも、操緒と奏に対する智春自身の態度がハッキリしていないのは問題ですが、今後も対等な状態でのドタバタが見られると良いかなと思います。
欲を言えば、アニメ版では奏の乙女チックな部品が原作ラノベ版に比べると目立ってない感じなので、そこは奏をベタ優先で良いかも?

そんな智春を余所に、加賀篝のスプリッタは、大規模な儀式魔術で町中の悪魔を生け贄にするレベルで準備中。
愛を失えば消えるだけ…やら、向こうの世界…やら、時空がどうのこうの…といったアニアとクルスティナの伏線祭wwが開催された後、アニアはワザと確率を悪い方向に操作するつもりでスプリッタの起動に手を貸すことに。
しかし、見た目はチビっ子ながら、知識は天才クラスなアニアの計画を加賀篝が本気で見逃すはずもなく、作戦は失敗。
アニアがピンチになった時に智春の名を呼んだのは、ベタながら良い演出でしたね。
前回までのエピソードでかなりフラグが上がったみたいで、ニヤニヤでした。

ようやく辿り着いた智春達!ますますアニアの好感度が上がるかと思いきや、あっさり鎖でザ・ワールド状態になる一行。
ぶっちゃけ、鎖さえ触ったら無敵やん!的展開は唐突な気もしましたが、それぐらいの圧倒的な実力差自体が演出的に映えていましたし、それを乗り越えることにこそケレン味があるとも言えるでしょう。

特異点効果で時間停止を中和したクロガネの力で、時止めからも脱出出来た智春達。
原作では、超重力の塊であるブラックホールの中心付近では、時間が止まる…的な説明があるので、それと似たニュアンスで良いかと思います。
重力を操る力こそクロガネの持つ能力な訳で、少し予定調和な気もしますが、クロガネだったからこそ脱出出来たと言って良さそうですね。
しかし、脱出出来たとは言え、薔薇輝は魔力を循環させ続ける限りほぼ無敵の能力…と、窮地は変わらなかったわけですが、そこにGDの千代原はる奈が助っ人に。
まさか舞台の下からせり上がって来るとは思いませんでしたが、朱浬先輩をマークしてここまで付いてきたと。
同じGDの里見にとっては出し抜かれて涙目ですが、智春達には救いの女神でした。

彼女の亜鉛華は相手に導火線を巻き付けて爆破してしまう能力を持っており、イングリッドを物理的に大破壊して、薔薇輝との魔力循環を断ち切ってしまいました。

ようやくクロガネの勝利かと思いきや、クルスティナが薔薇輝の前に立ちはだかって中の琴里を守り通したため、破壊には至らず。
加賀篝も流石にクルスティナを気遣う様子でしたが、智春の考えでは誰も救えないと名言し、魔力の高まったスプリッタを自分で攻撃して爆破!
姿を変えたイングリッドに乗って逃走してしまいました。

とりあえず、前半の展開は原作とほとんど別物だったのですが、分かりやすさと尺を考えれば、これぐらいが適当かなという気がしました。後半のアスラマキーナ同士を中心にしたバトルシーンも、今までと比べて安定していたので良かったかと。
ただ、ラストの加賀篝と智春の言葉のやり取りは、実は大幅にカット&変更されていたので残念でした。
逃げるためとはいえ、アレだけ大切にしていたスプリッタを爆破してしまうのはやっぱり矛盾していた気がしますし。

戦いの終わった後、智春がアニアに非在化の事を尋ねた時に奏がかなり慌てたり、ホッとしたりする描写があったのは、伏線と見て良いかと。
魔力が尽きかけたらああなる…という説明しかされなかった非在化ですが、それが今後どう絡んでくるのかは大きな見所かと思います。

ひとまず、アニアは智春達のそばに自分の居場所を見つけ、クルスティナにとってはそれが加賀篝のそばだと理解して、と、かなり成長した雰囲気を感じさせつつ次回へ続く。

次回、第11話、『隣にいてくれる日常と非日常』

予告でマダム云々というフレーズと、セレブっぽい人物の笑顔が。
加賀篝編は一旦お預けにして、一気にエピソードが進む&端折られそうな予感が(汗)。
佐伯妹の見せ場がありそうなのは楽しみですが、寧ろ原作を呼んでいる方にはもうそこまでいっちゃうの?という感じかも知れませんね。



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