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新約とある魔術の禁書目録9巻の感想レビュー(ライトノベル)

2014年01月11日 17時49分15秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『新約 とある魔術の禁書目録(9)』(鎌池和馬先生原作、はいむらきよたか先生イラスト)が発売中です。
表紙は、いよいよラスボス登場!といった感じのの“魔神”オティヌス。
透き通る白い肌と、闇一色の背景のコントラストが印象的ですね。
※ややネタバレ気味になってしまっているので、未読の方は先に本編を読むのをオススメ。

お話的には、グングニルの槍を手にしたオティヌスによって、世界が完全に滅ぼされた(!)ところからスタート。
世界の特異点たる幻想殺しを確保する為に殺されはしなかった上条さんですが、インデックスや美琴はおろか、自分とオティヌス以外誰も存在しない真っ黒な世界で、文字通り孤立無援の戦いを強いられることに。
その気になれば一瞬で上条さんを殺してしまう事も可能なオティヌスですが、あえて上条さんの心を折るべく、元の世界とは違った様々な世界の様子を見せていくことに…といった展開です。

今までどんな困難にも挫けず最後まで立ち向かい、相手を倒すor相手自身の認識を改めさせ、新たな可能性を見つけられるように向かい合ってきた上条さんですが、仲間も世界そのものも奪われ、自身の存在意義さえ見失わされて為す術無しにされてしまう展開に驚かされました。
もはや神となってしまったオティヌスに対し、ただの高校生にすぎない上条さんが敵うべくもないのは仕方のないところかもしれませんが、それでも上条さんならなんとかしてくれる!と思いたい読者の気持ちとは裏腹に、上条さん自身がオティヌスの行動を認めざるをえない状況へと追い込まれていく流れにはハラハラさせられましたね。

というか、オティヌスによって、元いた世界とは違った世界での出来事をいくつか見せられる事になるのですが、そのどれもが上条さんのこれまで積み重ねてきたものや、生きてきた証といったものの価値をごっそりと奪い取ってしまう罠。
自分のやってきたことは一体何だったのか、自分が居なくてもオティヌスによって形作られた世界がもっと素晴らしい幸せに彩られたものになることをまざまざと見せつけられてしまった上条さんがとても痛々しかったですね。
いつもなら、こういう時にこそ仲間たちが支えとなってくれるわけですが、何しろオティヌスと上条さんしか居ない世界での出来事なのでどうしようもなく、新たな世界は新たな世界で、自分が居なくてもこれ以上はないくらいに完全に幸せそうに暮らす仲間達の姿を見せられてしまっては、それを打ち壊してしまうのも憚られと、ひとりで思考迷路にハマり込んでいってしまう逃げ場の無さ(´;ω;`)ブワッ
流石に神と人間では格が違いすぎだった感じですね。
…精神が摩耗するってレベルじゃねーぞ!

ぶっちゃけ、いや、これもう完全に詰みじゃね?(´・ω・`)というぐらい重苦しい雰囲気の中で心が死にかけていく上条さんを見るのは辛かったですが、最後に彼がどんな境地にたどり着くのか、そして何が彼をそうさせたのか?という部分には是非注目して頂きたいところです。
個人的には、美琴あたりとの想い出をキッカケに…みたいな感じを予想していたのですが、こんなイイ女が伏兵に居たとはw
この場にしか存在できないのか、はたまた後日再登場することもあるのか、気になりますのう(*´∀`*)ポワワ

さて、上条さんが世界の敵として全人類から追い詰められるシーンも空恐ろしかったですが、それを踏まえた上で展開する終盤の物語がまた鳥肌モノでしたね。
ある意味、人間レベルを超えた上条さんの某能力が(・∀・)ニヤニヤでしたが、次巻では夢の対戦カードが多数見られそうで楽しみ。
世界最強の敵と戦った後に、世界全てを敵に回して戦うとか、正に前人未到のシチュエーションに思えますが、落とし所がどこになるのか、そして他のヒロインズがどんな反応をするのかw、早く続きが読みたいです。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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