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ひとつ海のパラスアテナ2巻の感想レビュー(ライトノベル)

2015年04月16日 23時39分53秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『ひとつ海のパラスアテナ2』(鳩見すた先生原作、とろっち先生イラスト)が発売中です。

表紙は、アキと新キャラの新キャラのオルカ。
女の子同士のスキンシップ、イイよイイよー(・∀・)ニヤニヤ
でも、劇中ではこんな和気藹々とした航海にはなかなかならず、過酷な状況続きというワナw

お話的には、タカとの別れから1年、再会の約束を果たすため合流予定地に向かっていたアキでしたが、何の因果か海賊稼業に身をやつす事に(´・ω・`)
スチュワーデス(見た目はメイド系エプロンドレス)のオルカと共に下っ端として働かされていたアキでしたが、ある日突然、彼女とともに絶海の浮島へと放置されてしまい…という、サバイバル展開再び!展開です。

当分はタカと別行動になるのかなぁと思っていたのが、1年経過で即再開出来る!とテンション上がったのに別の理由で会えないままとか、そりゃないぜセニョリータ(´;ω;`)ブワッとなったのは自分だけではないはずw
しかも、あれだけ嫌っていた海賊になるとか、波乱万丈にも程がありますね。
1年の航海でしっかりと地力を上げた印象のアキでしたが、ちょっとした慢心で転落人生真っ逆さまとか、やっぱり海は油断大敵やでぇ!
というか、毎巻サバイバルにならないかちょっと不安だったりw

新ヒロインのオルカは年下ということで、タカの時とはまた違ったアプローチで仲良くなっていくわけですが、彼女のほうが自分より要領も良いし頭の回転も速くて、なかなかお姉さん風をふかす事ができずに悩むアキが微笑ましかったですね。
それでも挫けず、根気よく相手と打ち解けようとする姿がまた懐の深い愛情を感じさせてほっこり♪
いつもは男の子な役回りが多いアキですが、本質的には海のようにおおらかな母性を秘めているのかもしれませんね。

前半のサバイバルは、以前と違う&広めな環境の中で能動的に生き延びようとする姿が描かれるので印象がかなり変わっていた感じですね。
カエルのキー船長ではなく、同じ人間のオルカのお陰で役割分担をしたり励まし合ったり出来るようになったのも大きなプラスだったかと。
前回は生きるために“食べる”のが大きな見せ場でしたが、今回はそれとは逆の行動が大きな意味を持ってくるあたりも良い演出でしたね。
心も体もあったかいんだからぁ♪(正座)

海賊稼業、サバイバル、カリプソでの暮らし、オルカの秘密を巡る冒険と、一見バラバラに見えた出来事がクライマックスに向けて綺麗に収束してくる流れが素晴らしく、お見事でした。
思わぬ形で難敵登場と相成ったわけですが、今回の一件でケリが付くのかどうか、かなり気になるところかと。
ライバル的存在として要所要所で出張ってくる可能性もあるかと思いますし、天然の自然ではなく悪意のある人間が立ちはだかってくるのにアキがどう対応していくのか、興味深いところですね。

個人的には、口絵と章扉以外のイラストがほぼ無いので、サブキャラ陣のイメージが湧きにくかったのが残念かも。
作風とはマッチしていると思うのですが、新キャラの登場時や、ここぞ!というイベントシーンにこそ、イメージを膨らませる本文イラストがほしいところですね。

早くも次巻の発売予告がされていましたし、ようやく真の意味での出発(゜∀゜)キタコレ!!からの、全滅エンド!?というラストの引きもインパクト十分で、続きがめちゃくちゃ気になります。
空白の1年部分についても、あとから番外編やらを盛り込む事が出来そうですし、これからも丁寧に世界を広げていって欲しいですね。


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。

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