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ヘヴィーオブジェクト氷点下一九五度の救済(9巻)の感想レビュー(ライトノベル)

2015年04月16日 23時46分45秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『ヘヴィーオブジェクト 氷点下一九五度の救済』(鎌池和馬先生原作、凪良先生イラスト)が発売中です。

表紙は、新ヒロインのプタナ。
ナース服風のパイロットスーツと褐色×絶対領域のコンボが可愛らしいですね(*´∀`*)ポワワ

お話的には、一見クリーンに見えて、実は信心組織をはじめとした各勢力の諜報員達がひしめき合う街・ロストエンゼルスに派遣されたクウェンサーは、自分が発案した『オブジェクトを無傷で強奪する』作戦を実行することになって…という展開です。

はじめは敵として登場したプタナが、いつの間にやら今巻のヒロインになっていた!?なわけですが、単純に美少女というだけでなく、生身での戦闘技術も持っていたりと高スペックで華のあるキャラに描かれていて好印象でした。
物語的にも、事件を通じて自分の幸せではない半生を振り返りながら、それでも地球の未来と他人の幸せのために行動しようとする姿が感動的に描かれていて良かったです。
シリーズのメインヒロインの割にはあんまり直接クウェンサーと絡めず、コクピットの中に篭りがちな某お姫様とは違って、バイクで密着二人乗りしたり、水着を披露したり、セクシーなドレスに着替えたりと、ファンサービスも満点で眼福でござる(;゜∀゜)=3ムッハー
イラスト出現率高すぎィ!
おほほ嬢と違って名前もついてるし、エリートヒロインズの中でも一歩抜きん出たヒロイン力に(・∀・)ニヤニヤ
実際には、ラブコメ的な意味でドキドキするよりも、復讐で命を狙われてドキドキする要素のほうが強めだった気もしますが、美少女にそこまで思われるなんて男冥利に尽きるってもんやでぇw

今回も難しい定理や仮説、科学用語が満載でしたが、要所要所の疑問に対応した解答説明がすぐ入り、また、はじめは意味不明だった伏線があとから重要な情報と結びついてくる事が判ってなるほど!となる場面も多いので、説得力が高かったです。
ぶっちゃけ、自分でそれを詳しく説明出来るほど理解出来たわけではないのですが、次々出てくる初見のトリビアに納得している間に、なんとなく賢くなった気分になれてしまう不思議w

ストーリーの鍵を握ってくるものの中に、いわゆる天才と呼ばれる人物達の存在が上がってくるのですが、そんな天才たちの苦悩と絶望に、凡人であるクウェンサー達がどのような解答をつきつけるのか?がクライマックスの見所かと。
個人的には、少ない情報からでも自分の知識を総動員してあっという間に正解を導き出してしまうクウェンサーも天才の範疇に入ると思っていたのですが、あとがきによればまだまだ発展途上な部分もあるようで、これ以上伸びしろあるとかどんだけぇ~!と思ったり思わなかったりw
ちなみに、ヘイヴィアはクウェンサーとのダブル主人公じゃなければひとりでハリウッド映画の主役をつとめられるレベルの英雄タイプだとも思っているのですが、ふたりいっしょだとお互いに3枚目要素多めになってしまうのがひとつの味になってるなぁという印象w
閑話休題。

オブジェクト同士の戦闘あり、恒例の生身VSオブジェクトな巨大兵器攻略戦あり、果ては戦闘自体が起こる間もなく勝敗が決する戦いありと、様々な形のバトルが楽しめるのが面白かったです。
おぱーい大きめな現場のベテラン上司、ミリアの体育会系なノリも良い感じに場面を引きしてめてくれていましたし、今回別行動が多いヘイヴィアの女房役として、小粋な会話を披露してくれたので良かったですね。
状況は世界破滅一歩手前!ぐらいまで一気に追い詰められた今回ですが、全力であがいてからのギリギリで大逆転!という流れがカタルシス感満点でテンション上がりました。
遠くはなれていても、お姫様との戦友としての信頼関係が深く繋がっていることが判るシーンもありましたし、いつもの醍醐味を味わいながら、プタナの成長物語をまるっと見届けられて満足度高し♪
プタナには今後もちょこちょこ顔を出して欲しいなぁ(*´∀`*)ポワワ


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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