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くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(200)シコンハタタテハゼ Nemateleotris helfrichi

2015-01-04 10:19:01 | シパダン図鑑
スズキ目クロユリハゼ科のヘルフリッチことシコンハタタテハゼさん。

「みやび」なハゼだと思う。



2009年9月から2011年5月まで、タートルパッチのオーバーハングに棲んでいた。
2009年9月、私がセレベス・エクスプローラーに乗る前の週にトムが見つけたという。

アケボノと同棲していた。


いつだって、アケボノよりダイバー寄りにいて、抗議の眼差し。






そして、いつだってアケボノが先に引っ込んだので、どうやらこのヘルフは♂だったらしい。

「A diver's gude to underwater Malaysia Macrolife」のアケボノハゼのページによれば、アケボノはだいたいペアでいて、♀は巣穴にさっさとひっこみ、♂の方がしばらくがんばるということなので。

2011年GWのジスコ・チャーターのときには、長時間引っ込む気配がなく、われわれダイバーはスターが引っ込んでくれないので動くに動けずDECOピンチ。
めちゃめちゃサービスしてくれたが、そのGWチャーターを最後に見なくなったと言う。
たまにヒレを開くと、背びれや尻びれがボロボロだったので、御老体で☆になってしまったか、それとも、もう同棲や~めた!、と、同種のカノジョを求めて深海へと帰って行ったのか・・・。
はたまた、ストロボを浴びすぎて、世界がぶちぶちに見え、ダイバーが来るところにいやけがさしたか?

ヘルフリッチの目撃例は、まだ20世紀のうちに、元ボルネオ・ダイバーズのダイブマスターが、Scuba Zooで働いていた時代に、バラクーダポイントのドン深でビデオにおさめたものがあっただけという。
「Macrolife」にも写真はない、シパダンでは激レアなヘルフリッチ。



また、30m以浅にも、是非お越し下さいませ。