将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

高校3年生になった。さあトライアスロンだ。

2011年04月10日 | 体育
将人も高校3年生になった。トライアスロンの年だ。

将人が四苦八苦していた数年前までは、高校3年生になる前に学校を辞めさせようと思っていた。将人には無理だと思っていたし、皆さんがおっしゃるほど意義を感じていなかったからだ。

ところが、先生方の数年に及ぶ順序だったトレーニングメニューと家庭学校での欠かさぬ5kmマラソンによって、将人も12月の光の村マラソンでは普通に(←これがとても大事。まるで4階まで駆け上がる程度に。)30キロを走るようになった。自転車も約5時間連続走行できるようになった。水泳でさえ、クロールで1時間泳ぎきれるようになっていた。これなら、トライアスロンといわれても、親は無理だが、将人ならできると思えてしまう。

それなら、親は引いてしまう偉業をぜひやらせてみたい。駄目だ駄目だと思い続けてきた「厄介者」の将人が、「親が引いてしまうようなすごいこと」をするのを是非見てみたいと思うようになった。それで、高校3年生を迎えた。

後は最終調整だ。先生方の意気込みも違う。他の父兄の意気込みにも並々ならぬものがある。ただ、自分は仕事を変えたこともあり、時間がなかなかとれず、以前のように将人オンリーに生きていけないもどかしさがある。また、学校後の職場作り、将人の居場所作りに奔走もしている。

トライアスロンに向けて親も努力するからこそ、感動も大きいのだと思う。自分も将人に恥じないように、将人に向き合い、トライアスロンに備えたい。先輩父兄が口をそろえて心からおっしゃる「感動」を宮古で10月に感じるために。

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