将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

様々な常識

2010年05月16日 | 社会運動
施設、病院、学校によってまるでその文化が違う。

もともとゴールの見えない自閉症児の教育なら尚更だ。ある所で良しとされることが、所変わればまるで反対の評価となることだってある。

この種のことは海外旅行では日常茶飯事だ。立膝は日本では無作法だが、韓国ではむしろ「いい」作法だ。食事中のおしゃべりは時にたしなめられる日本だが、南欧ではゆっくり時間をかけ歓談しながら食事するのがむしろ普通で、そのため長い昼休みが習慣化している。

いろんな流派の施設に顔を出し、道場破りならぬ、異文化体験をしてきたが、最近とみにそう思うことが多くなってきた。どこが特にいいとか悪いとかではない。そういう様々な標準が世の中に併存し、その相互交流が全くといっていいほどないのが悲しい。

教えを乞う我々は、施設ごとに常識を使い分けるしかないのだろうか。まるで、イスラムの国に行くと豚肉は災いのもとだと言わんばかりに振る舞い、帰国するやいなや豚汁を頬張るように・・・。


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