将人とともに together with Masato

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三峯(1) 三峰山マラソン

2007年06月10日 | 体育
新入生もそろそろ学校生活に慣れる頃となり、まず最初の学校行事である三峰マラソン大会があった。

これは本来「第28回 奥秩父三峰山マラソン大会」という公的な歴史ある大会で、光の村は原則として中学生は4㎞の部、高校生は10㎞の部に全員参加する事になっている。もちろん高校生でも新入生は4㎞の部に出場したり、そのあたりは先生方が子供の力を適切に評価してエントリーして下さる。

スタートの場所も時刻もみんな同じで、光の村のパン屋のある二瀬の広場から一斉にスタートし、ダムの上を通って、秩父湖脇の三峯神社に向かう自動車道を駆け上がるコースだ。山腹の分岐した道で4㎞の部はゴールとなり、10㎞の部は山頂の三峯神社駐車場まで走る事となる。標高差は、4㎞の部で60m、10㎞の部で500mだ。聞く所によると、箱根駅伝のいい練習になると大学生も大挙して参加するそうだ。

私など学生時代から走るのが大の苦手なものだから、マラソン大会の雰囲気というものを全く知らないでここまで生きてきた。しかし、光の村に将人がお世話になる事となり、この手の大会で均整の取れた無駄のない体の老若男女が大勢、颯爽と走っていく光景を見ると、こんな小生まで走りたくなってしまうから不思議だ。

特に、小生よりも遙かに年配の筋骨隆々の方々が各地のマラソン大会を連戦して回っていらっしゃるのを聞くにつけ、本当に唖然としてしまう。こういう人生もあるのだなと・・・。今の体重のままだと、ただでさえ柔道で痛めた膝はマラソンに到底耐えられないが、もし何とか10㎏減量できたら将人と一緒に走れるかも知れない・・・とまたも思った。体脂肪のほとんどない、軽々とした体で、颯爽と風を切って走るその姿は、まさにバイクのツーリングを思わせた。


ゴール前500メートル地点で待っていると、将人たちの集団も先生に伴走されながら山道を駆け登ってきた。息もあまり乱さず、淡々とした顔で来たが、昨年と違い余裕があるのか、私の顔を見るなり、ニヤニヤして手をたたき、体をくねらせ踊り始めた。ただ、これまでと違うのは、こっちに寄って来る事もなく、そのままコースを駆け上がって行った事だった。本当に余裕の走りだった。聞くと、この4㎞の山道を23分でゴールしたらしい。実に昨年より5分近くの時間短縮だ。更に、昨年は先生にぴったり伴走して頂いて何とか走った訳だが、今年は集団の先頭で、伴走して頂いたから走ったと言うより、一人で駆け上がったという方がもう正確かも知れない。

何にせよ、100点満点だと親の目からは思う。頑張って走ったら、任天堂のWiiを買う約束だったので、早速買って帰った。 




追伸 :
せっかく並んで買ったWiiだが、将人にとっては手をひねったり、振ったりして遊ぶWiiのリモコンはどうも苦手らしく、早々に遊ぶのをやめてしまった。結局、親父だけがやっているが、Wiiのすごい所は大人も結構遊べるという事だ。

そう言えば、ハニービーの時も将人が欲しがったと言うより、私が欲しくてかったら、将人もだんだん覚えたという流れだった。


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