将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

適切な運動量は? 3/5

2009年01月08日 | 学校生活
土佐校も含めれば40年の歴史のある光の村ですから、教育方針は固定し、これに疑問を抱く方がおかしいと、憲法のように言われるのかと思っていましたが、意外に気さくにお話しいただけました。その結果、多くの疑問が解決しました。本当に、思い切ってお聞きして良かったと思っています。

ただ、運動作業学習が将人の指導にいいのは誰しも合点のいくことですが、正直なところ、その「量的加減」についてはいまだにどうしてもわかりません。

「する」「しない」に関しては「する方がいい」という事は比較的良くわかりますが、「どのくらいが適当なのか」がわかりません。

マラソンが得意な人なら、ハーフができるのだから、次はフルマラソンに挑戦してみようというのはごく自然な流れだと思います。しかし、苦手な人にとっては地獄です。ハーフでも辟易しているのに、フルマラソン、況んやトライアスロンなんてとんでもない、といったところでしょうか。比較的華奢な人が多いマラソン選手に、腕立て伏せを毎日500回やらせるようなものです。

おまけに将人は自分の体調をあまり言えないのです。また、逆に、嫌だというのは良く言いますが、意外にすんなりできたりもします。息も乱さずに・・。このあたりが大変難しい所です! 表情を良く見て、コミニュケーションを逐一とっていれば、本当に調子が悪いのかどうかわかる、という事でしょうが・・。

情緒安定のために、運動させること自体は良くとも、トライアスロンが必須だ、という論拠は成り立たないと感じました。

では、逆に、トライアスロンをしたら情緒が安定するようになった、という実例がたくさんあるかといえば、これは卒業生のことなのでなかなかわかりませんし、長い経過を通じて相対的に判断すべきことなので、傍目にははっきりわかりません。担当の先生も6年間では代わりますから、おそらくその細かな変化は親しかわからないでしょう。特に、場所・相手によって人格を変えますから、とりあえずの一番の目標である家庭での態度は本当に親しかわからないと思います。

となると、帰納的にも演繹的にもその必然性がはっきりしないということになってしまいます。

ただし、積極的に否定する論拠もありません。


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