将人とともに together with Masato

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中学卒業旅行

2008年10月13日 | 体育
普通の中学校の修学旅行は、平和教育を兼ねていたり、歴史的な観光地を回ったりするものだ。最近では海外に出かける学校もあるとか聞く。光の村秩父校の場合は数年前まで、北海道に春、植えたジャガイモを秋、掘り出しに行き、親子共々先生と一緒にみんなで共同して箱詰め・出荷するという作業旅行だったらしい。昨年からは少し変わって、関東平野の中心を流れる荒川沿いを3日間かけ、秩父市役所から東京湾(葛西臨海公園)まで130㎞歩く徒歩旅行になった。そして、その卒業旅行が体育祭の余韻も冷めやらぬ先週あった。特に熊谷あたりからは自転車道なので、天気が良かったこともあり、とても快適だった。

目標歩行速度を少し変えた、数名ずつの2グループに分かれ、それぞれ先生1人が一緒に歩いて下さった。校長先生は自動車でポイントポイントに移動し、いろんなアシストをして下さっていた。2泊は熊谷市、さいたま市それぞれのホテルで子供たちと先生が同宿して下さった。

親は何もすることがなかったが、時間のとれる時には合流してみようと思った。中日の午後、行ってみたが、なかなか合流できず、結局ほとんど別行動で20㎞近く歩いた結果となった。しかし、同じ青空のもとで一緒に歩いているんだなということだけでも意外に満足してしまった。というか、合流できてもどうせ速度的にお荷物になってしまうのではないかという不安があったため、敢えて合流すること自体にしゃかりきにならなかった。

しかし、後でわかったことだが、みんなに追いつこう追いつこうとしていたのに、実はみんなの前を歩いていたらしい。そして、最後まで子供たちに追いつかれなかったということは、歩行速度では決して負けていなかったということだ。一緒に歩けば良かったと後悔した。もう1日時間があれば、再チャレンジしたくなるような、親も十分参加できる旅行だと後で思った。



先々週は体育祭、次の週は長距離ウォーキングということで、先生たちには休まる時間もない。本当にお疲れ様ですと申し上げたい。だが、子供たちはそういう風に徐々に鍛え上げてもらっているせいか、何ということもなさそうに、普通に歩いていた。「歩く」事自体が大変というより、道すがら列(といっても、わずか数人の列だが。)をはみ出したくなったり、脇にあるサインに気を取られそうになったり、いつものこだわりが出る事の方が問題だったみたいだ。


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