Along with the Mekong

メコン川の流れのように

「この子」と並んで観劇

2008年12月17日 | タイのこと
タイでは、劇場で芝居の始まる前に『国王讃歌』が流れ、全員起立することになっている。映画館でもそう。 上演前の注意で「写真を撮るときはフラッシュを使わないで」と言われて、へぇぇぇ~写真とっていいんだぁ、と知らされる。 こういうことはお国柄なので、ま、そういうことか、と思うだけなんだけれどね。

だけど時々、ワタシタチガイジンの常識とは、もっと、ずっと、かけ離れたことも起きる。

バンコク初日。
mameは、今まで行ったことのないパフォーマンススペースを目指していた。繁華街の真ん中にあるその会場はすぐに見つかるとは思ったけれど、その会場より先に交番が見えたので、ちょいと立ち寄って、場所を確認してみた。

と、「そんなところに何しに行くのか」と、逆に聞かれる。タイ人の詮索好きは警官だって変わらない。

「演劇祭やっててね、観にいくの」とmame。

すると、「へー、知らなかった。おもしろそうじゃない。ちょっと待ってて。この子にミルクをあげたら私も行くから」 と、婦警さんが、バッグから、極小サイズのサルを取り出した。これって、もしかしてピグミーマーモセット・・・ですかぁ?と目を白黒させるmameに、うれしそうに「この子はね、オーストラリアから来たのよ。タイにはまだ数匹しかいないの」と、わが子自慢がひとしきり。

結局この婦警さん、本当に劇場に一緒にいらした。そして「この子」もご同伴。

ピグミーマーモセットと並んで観劇。ありえない、日本では、絶対にありえない。

暗い客席の中、ときどき、ガサゴソ、バサバサッ、と「この子」が暴れている音がする。

「タイなんだ」。初日の最初の観劇で実感するmame。たのしいなぁ、タイ。街ごとがmameにとっては非日常で、劇場みたいなもんだもの。

こうして始まったmameのバンコク演劇三昧の旅。さらなるレポートは明日に続く。。。多分ね。。。

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