四鷺だより

お騒がせ一家のOX生活記

クリばーちゃん

2017年06月08日 | Weblog
月に一度、夜に開かれる読書クラブや執筆のクラブに参加するディック。年老いても知的好奇心いっぱいで偉いなーと思う。
そんなディックの留守中、夜の家で1人になるのが不安と言うクリばーちゃんの相手をしに行った。

記憶力がかなり衰え、理解力もだいぶ下がってきたクリばーちゃん。筋肉の衰えに伴って側湾症もひどくなり、歩くのも何かにつかまってでないとなかなか難しくなってきている。

以前は一体この先自分はどうなってしまうのだろうと不安でいっぱいだったけれど、最近は自分で「私は認知症だ」と口にするまでになってきた。もちろんまだ不安もあるんだろうけど、その日1日を生きるのがやっとになってきてるんだと思う。

ディックはそんなクリばーちゃんの変化をまだ受け入れられなくて、「頑張ればまたよくなる」「トライするんだ」「もっと頑張れ」とクリばーちゃんを叱咤しているらしい。それが辛い、とクリばーちゃんは言う。クリばーちゃんが下降線をたどっているのは誰の目にも明らかなのに。

ディックの中のクリばーちゃん像と現実のクリばーちゃんの間のギャップが広がっている。もしかしたらディックも心の奥底では本当のところを分かっているのに、その現実から逃避しているだけなのかもしれない。
2人を支えたい私たちとしてはどうすればいいんだろう。。
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2 コメント

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Unknown (manu)
2017-06-13 03:31:53
なかなか難しいよね。うちはあまり無理はさせないで自然に任せようと思います。
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Unknown (さな)
2017-06-14 17:02:04
そうだよね。本人のペースに合わせてあげるのが一番いい気がする。
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