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晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

画や写真がいっぱい

2005-05-15 | 坂の上の雲
ガンダムさん、タイムリーな話題が提供できてよかったですね。
「決して侵略戦争ではなかった」というのがちょっと
不安になって、(何しろ、あの時代に列強に早く追いつきたいと
必死に願っていた日本ですから、下心がなかったとはいえなくもないし)
ネットを検索していたら、出会いましたねぇ~
ジャパンメモリー(日本の過去と現在を結ぶデータベースだそうです)
ジャパンメモリー

ぜひ、訪問してみてください。
想像力が広がりますよ。

バルチック艦隊エピソード2・ロジェストウェンスキー

2005-05-15 | 坂の上の雲
バルチック艦隊は、1904年10月15日バルト海に面したリバウ港を出港。
艦隊の司令長官はロジェストウェンスキーである。

ロジェストウェンスキーは、端正で威厳に満ちた容貌の持ち主であり
利口でスマートだということで、ニコライ二世の寵愛を受けていた。

彼は、元来侍従武官で事務にやかましく部下の不規律を発見したがる
衝動は異常なほどで、一軍の将というよりは天性の憲兵である、
と司馬さんは書いている。

そのうえ臆病!
前回紹介した北海での漁船群攻撃は「日本の水雷艇が、
ヨーロッパ北部の海に待ち伏せしている」という妄想を、
大艦隊の統帥としてそれを沈静させなければならないところを
彼自身その妄想のとりこになって、かの事件を引き起こしたというわけ。


バルチック艦隊エピソード1

2005-05-14 | 坂の上の雲
もちろん、歴史上の出来事を時系列で追うことも必要だけど
坂の上の雲にちりばめられたエピソードがおもしろいので
前後するかもしれませんが、取り上げていきたいと思います。

リバウ港を出たバルチック艦隊はその後さまざまな困難に
直面することになる。

その1 日本の駆逐艦が北海に出没して艦隊をねらっているという
    うわさにおびえ、北海で操業中の英国の漁船群を
    攻撃してしまい(ありえねぇ~)、世界中の物笑いになり、
    以後英国世論と大英帝国海軍を敵にまわして
    航海を続けねばならなかった。

なぜ、日露戦争は始まったのか

2005-05-11 | 坂の上の雲
ガンダムさんコメントありがとうございます。

1904年開戦ですが、明治37年のことです。
(明治37年2月~明治38年9月)
この戦争のロシアの目的は不凍港の獲得と満州・朝鮮への
影響力の拡大だったのに対し
日本は、満州・朝鮮からのロシアの影響力の排除でした。

決して侵略戦争ではなく、この戦争に負けると日本は属国になる
という悲壮な覚悟だったようです。

人口は2.5倍、国家歳入は8倍、軍人は15倍、軍艦は2倍の
ロシアに対し、近代国家たろうとしてまだ37年
(ちなみに秋山真之は明治元年生まれ)で開戦ですから、
明治の日本人は本当に(おこがましく言っちゃいますが)
健気でしたね。

203高地

2005-05-11 | 坂の上の雲
・・・・有名な203高地・・・
とにかく、旅順を落とす必要があった。
旅順艦隊を沈めるためには、湾を見下ろす203高地より、旅順艦隊に重砲を
打ち込むことが有効であると、海軍では早くから陸軍の第三軍に申し入れていた。
しかし、海軍の指図は受けないという頑迷な伊地知参謀長により実行に移されなかった。

いや~、とにかくよく言われるように、この旅順攻撃に際しては第1回総攻撃のときに
まず1万6千足らずの死傷者を出しています。その後も乃木軍は攻撃の方法を変えず、
累々と屍の山を築いていくことになる。計4回の総攻撃を加えたが、全くの作戦無能力のため
結果的に6万の死傷者をだしてしまうのです。


そこで、満州軍総参謀長の児玉源太郎がたまらず乃木に代わって三軍を指揮しにいくことにした。
しかし、これは統帥権を侵すことにもなりかねないし、へたをすると乃木さんは恥じて
自害をするかもしれないという、戦略的頭脳と同じ長州人として友人である乃木希典に対する
配慮という難しい課題を抱えて旅順に向かうのである。

四元教雄さまのHP(旅順紀行)に、203高地およびそこから
旅順湾を望む画像が掲載されています。なるほど、ここから
観測将校の指示により28サンチ榴弾砲でもって、旅順艦隊を壊滅させたのか・・・
と感慨深いものがあります。
http://www.mars.dti.ne.jp/~yotumoto/index.html

この攻撃により、12月5日203高地占領、12月8日に旅順艦隊壊滅となるのです。



「坂の上の雲」メモ

2005-05-10 | 坂の上の雲
読んでも読んでもすぐ忘れる自分のため
そして、なかなか読もうとしない友人のため
「坂の上の雲」を読み進むたびにそのあらすじを書き留めることにしました。
まあ、どこまで読んだかのメモ程度ですかね。

なにしろ、読むのがいやにならない程度、書くのが苦にならない程度、
もちろん、主観的に短縮しようというのですから、
司馬遼太郎さんはもちろん、司馬さんのファンの
皆様の顰蹙を買うことになるやもしれませんが、そこは大目に見ていただいて…



いきなり旅順といっても、それまでのことを説明するのは大変なので
(なんだかんだといっても、5巻まできているものですから)
「日本海海戦100周年・100z.jp」より抜粋させていただいて、あらすじとします。

1904年日露戦争は仁川のロシア艦隊に対する日本の奇襲攻撃で幕を開けた。
(1904年2月10日宣戦布告)
つづいて旅順艦隊を無力化するために3回にわたる旅順口閉塞作戦が実施されたが、
困難を極めた作戦であり、完全な閉塞には至らなかった。

同年8月にはロシアの旅順艦隊と日本の第一艦隊との間で黄海海戦が、
ウラジオストック艦隊と第二艦隊との間でウルサン沖海戦が起こるが、
旅順が陥落し、旅順艦隊が全滅するのは翌1905年の1月、
開戦から11ヶ月後のことである。

陸上の戦闘勝利は不完全だった. 
4月黒木第一軍が鴨緑江の戦闘に快勝したものの、
全軍が結集した遼陽会戦では弾薬不足に陥って、
ロシア軍を壊滅させられず、続く沙河会戦では双方決着が付かず、
沙河を挟んで両軍が対峙したまま冬を越すことになる。

次回、二〇三高地。

100年前の日本海海戦まであと19日

2005-05-07 | 坂の上の雲
なんと、あと19日で日本海海戦100周年になる。
それまでに「坂の上の雲」を読了しようと思っていたのに
まだ5巻目なんです。

以前は海軍にのみ興味があって
遼陽の大会戦や旅順の攻防は読み飛ばして
いたものだから、じっくり読んでみると
現在にも相通じるものがあって考えさせられますね。

以下のサイトには100年前の今日の新聞というのがあり
臨場感があっておもしろいですよ。
http://100z.jp/

1905年5月7日現在、ネボガトフ少将の支隊がシンガポール沖を通過した、
というような……一体いつ、どこから「バルチック艦隊」は現れるのか、
う~ん、どきどきしますね。

100年前ってつい最近だったのね。
次回は乃木希典について書いてみようと思います。

晴耕と雨読

2005-04-25 | 坂の上の雲
“晴耕”に励んでいることは前に書きましたが
いや~、結構きれいになりましたねぇ。庭が。
珍しく今はバイオリズムが高くなっております。

その間にも、ほんの少しづつ「坂の上の雲」匍匐前進中。
ただいま、4巻途中。で、遼陽会戦に辛勝し、
旅順で累々と日本兵の屍が積み上げられている…

それにしても、今回読み返して思うのは
100年経った現在にも通じるところが多いことですね。

政治的駆け引き、外交努力、司令官の能力が左右するということ。
そして“運”。意外にこれが大きい!

大きく違うのは、この戦いにおいて明治の人々一人ひとりが
国を支えている、守るという気概を持っているということ。

今仮りに、戦争があっても(あるわけないか~)、
あなた戦う人、私は平和主義だから戦わない
となってしまいそうな気がします。

ちなみに、大山巌はロシアの総司令官クロパトキンのことを
「黒鳩金」と日記に書いているそうです。黒鳩ねぇ。

秋山真之、ペニー、ボタニカルアート、なにそれ!?

2005-04-06 | 坂の上の雲
OPENしました!との一言もなく、ふと、いきなりはじまったこのブログ。

半月前に某HPで、「尊敬する人=秋山真之、広瀬武夫」の記述をみて
わっ、わ、わたしも!と瞬時に興奮。

大体、私の興味の的ってマイナーなんだよね~。
日露戦争ものでも、東郷元帥でもなければ乃木大将でもないし
NBAもジョーダン以外ではペニーのファンだったし。

ボタニカルアートやってます、といっても「何それ?」って言われる始末。

パソコンにいたっては、多くのおばちゃまたちの好まれるラベルつくりや
デジカメ編集より、パソコンそのものが知りたいの、というわけで
こういったことに関心ある人と思いっきり話し合えたらいいなとブログを開設した次第です。

でもどれも中途半端なので、“すっご~いおたく”なかたは無視してくださいね。


坂の上の雲

2005-04-03 | 坂の上の雲
学生時代と2年前に読んだ「坂の上の雲」、3度目に挑戦中。平行して「日本海海戦の真実」も読書中。あの丁字戦法も実は秋山真之の発案ではないと「日本海海戦の真実」には書いてある。しかしなんといっても参謀秋山真之が私は好き。いいじゃないですか、天才は天才なりに脚色されたほうが。真実といっても人間の主観、客観、記憶など、どこまで正確なのか…