『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

紀伊勝浦は生マグロの国 II

2018年04月26日 | 映画

クリスティーナとの約束を果たし、マグロの競りを見学に。
小学校のグランドより少し小さいほどの市場に水揚げされたマグロがどんどん並ぶ。
競りは意外と物静かである。


クロマグロ、キハダマグロ、メバチマグロなどだろうか。
時折ツノを斬られたカジキマグロが混ざる。
クリスティーナはしきりにソーフィッシュという。
ああ、そうか。
Sword Fishか。
剣の魚。
なるほど英語はわかりやすい。
バラクーダはそのままで通じた。


大きいのが上がってきた。
三メートルくらいだろうか。


見学者は年配の欧米人のカップルが多い。
熊野古道や那智大社などに最近欧米のツーリストが多いのは
ミシュラン並みに著名なガイドブックに紹介されたことかららしい。


横たわる大きなクロマグロ。
ボーイングのフォルムのようだ。
空体力学や流体力学を追求するとこういう形になるのかもしれない。
なるほど、ボーイングはマグロだった。


可愛らしいアカマンボウ。
マンボとは種が違うらしいが愛嬌はそのままだ。

那智勝浦には幾度となくきているがマグロこ競りを見るのは初めてだ。
クリスティーナとジェイソンに感謝である。
外国人の目を通して日本の良さを知る。
もっとインバウンドに接した方がいいのかもしれない。
もう一度英語を勉強しようかな。
と、思わせるほど楽しい時間だった。

See you again,Jason & Christina!
Thank you so much.





紀伊勝浦は生マグロの国

2018年04月25日 | 

紀伊勝浦は生マグロの産地。
なんとマグロの無人販売所を発見した。
美味しそうな赤身がなんとワンパック200円。
この間まで100円だったらしい。
流石だ。


小料理屋さんでマグロを酒肴に飲んでいたらオーストラリア人のツーリストと出会う。
なんでも熊野古道を歩きに来たという。
明日は高野山に行って、そのあと京都に2泊して帰国するらしい。
オーストラリアの広大な自然よりも繊細な日本の風景がいいのかもしれない。
奥様のクリスティーナはドクターで、旦那のジェイソンは製本屋の社長さんだ。
魚のエラの裏側と頬肉が美味しいというクリスティーナはスペイン人だ。
バルセロナって海に近かったっけ。
結構通だ。
生マグロが食べられるのはここだけだと教えると喜ばれた。
久保田の萬寿で乾杯し、静かに盛り上がる。
そして勢いで明日朝のマグロの競りを一緒に見に行くことになった。
出会いって楽しいですね。

それにしてもマグロの英訳がTunaとはひどい。
ツナじゃないよなあ…
Maguroでいいのでは。