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健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

糖尿病診断に新たな5分類

2018-03-11 08:30:49 | 研究
糖尿病の新たな分類法が、The Lancet Diabetes & Endocrinologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。糖尿病は現在、血糖値の調節作用のあるホルモンであるインスリンを全く生成できない1型と、生成はするが作用が不十分な2型の2つに分類されています。ですが、2型についてはその多様性が数十年前から認識されてきたにもかかわらず、分類の見直しには至っていなかったそうです。今回発表された新分類法では、成人糖尿病を現行の2つではなく、5つに分類するもの。研究班は、新たに糖尿病と診断された18~97歳の患者1万3270人を対象に、インスリンの抵抗性と分泌量、血糖値、年齢、発症年齢に応じて5型に分類。うち3つが重症、2つが軽症に区分されるそうです。重症型の中でも、細胞がインスリンを有効に活用できないインスリン抵抗性患者群は、他群に比べて腎臓病を発症するリスクがはるかに大きいそうです。最適とはいえない治療が行われている恐れが高いのもこの群で、新分類法の適用で最大の恩恵が期待できるそうです。治療の改善に加え、致命的な合併症のより正確な予測につながる可能性があると期待できるそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3165865

大学生の読書時間

2018-03-10 08:30:43 | 研究
全国大学生活協同組合連合会は2月26日、1日の読書時間について、大学生の半数以上が「0分」と回答したとする調査結果を発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。「0分」が半数を超えたのは、同様の調査を行っている2004年以降で初めてだそうです。調査は大学生協連が昨年10~11月に全国30の国公私立大学で実施し、大学生1万21人の回答があったそうです。1日の読書時間を「0分」と答えたのは53・1%。前年より4・0ポイント増え、5年前と比較すると18・6ポイント増加。1日の読書時間の平均は23・6分で3年連続で減少。一方で、1日に120分以上読書をする学生は5・3%おり、2004年以降4・5~7・5%と一定の割合で推移しているそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180227-OYT1T50034.html

ジャイアントパンダが竹を主食とする理由

2018-03-09 08:30:50 | 研究
ジャイアントパンダが竹を主食とする理由が解明されたそうです(YOMIURI ONLINE)。大きな身体を持ちながら栄養価の低い竹やササを愛する理由は、「百万年の謎」(人民日報)とされてきたそうです。新華社通信によると、パンダのフンの分析を通じ、パンダの腸内細菌群は竹の繊維を分解する能力を持たないことを解明。パンダは食物繊維のセルロースではなく、竹に含まれるでんぷんなどから必要なエネルギーを得ているというのです。竹を主食とする理由について〈1〉ほかの食物よりも広く分布し、食物として竹を争う動物が少ない〈2〉比較的高濃度のでんぷんが得られる〈3〉四季により各部位のでんぷん含有量が変わるため、パンダは季節に合わせて含有量の高い部位を食べることができる――点を挙げているそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180227-OYT1T50133.html?from=ycont_top_txt

民間初の宇宙ステーション

2018-03-08 08:30:00 | 宇宙
米国宇宙企業ビゲロー・エアロスペース社は、民間で初めてとなる宇宙ステーションを2021年に地球の周回軌道に打ち上げると発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。同社は、宇宙に打ち上げ後に膨らませる独自の折り畳み式の居住棟をすでに国際宇宙ステーション(ISS)に設置するなどの実績があり、将来的には「宇宙ホテル」として活用する構想を持っているそうです。同社は、2021年に2基を打ち上げる予定とのこと。1基当たりの定員は6人、容積は330立方メートルとISSの約3分の1に相当するそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180226-OYT1T50074.html?from=ycont_top_txt

宇宙の膨張

2018-03-07 08:30:45 | 宇宙
宇宙に大量にあるとされる「暗黒物質」の分布を調べる観測で、宇宙が膨張する速度が今まで考えられていたより速い可能性があることがわかったという発表があったそうです(YOMIURI ONLINE)。誕生から約138億年たった宇宙は、現在も膨張しており、その速度は加速していると考えられているそうです。宇宙の質量(重さ)の約4分の1を占める暗黒物質は、重力で互いに集まって塊をつくる一方で、膨張する速度が速いと集まりにくい性質を持つそうです。このため、宇宙の広い範囲で暗黒物質の分布を調べれば、膨張がどのように進んできたのかに迫ることができるとのことのようです。今回、米国ハワイのすばる望遠鏡に取り付けた高性能カメラを使い、遠方の光が強い重力で曲げられる様子を観測する手法で、直接見ることができない暗黒物質がどのように分布するのかを調べた結果得られた知見とのこと。今後、さらに広範囲を観測して検証するそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180227-OYT1T50138.html?from=ytop_main2

世界最大の水中洞窟でマヤ文明の遺跡や化石を発見

2018-03-06 08:30:27 | 研究
メキシコで最近発見された世界最大の水中洞窟を調査している考古学者らは先日、洞窟内で巨大なナマケモノの化石や精巧に建造されたマヤ文明の神殿などが見つかったことを明らかにしたそうです(AFPBB NEWS)。研究者らは1月、メキシコのユカタン半島にあるSac ActunとDos Ojosという2つの洞窟が実はつながっており、同種のものとしては世界最大規模であることを突き止めたそうです。考古学者らが記者会見で明らかにしたところによると、ゾウに似た絶滅動物であるゴンフォテリウムや大型のナマケモノ、クマの骨のほか、焼かれた人骨や陶器、壁に刻まれた文様など、洞窟内に残された人工物も見つかったそうです。また、遺跡の中にはマヤ神話の戦争や商業の神を祭った神殿もあり、神殿にはジャングル内の陥没穴に通じる階段も設置されていたということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3163281?cx_position=15

吸血コウモリ

2018-03-05 08:30:33 | 研究
吸血コウモリのナミチスイコウモリ(学名:Desmodus rotundus)がこれらの変化をどのようにして成し遂げたかを解明するために、そのゲノムと腸内微生物叢を解析し、ナミチスイコウモリのゲノムと腸内微生物叢は両方とも、果物、肉、昆虫などを好む他のコウモリ1200種では類を見ないほど特異であることを発見したそうです(AFPBB NEWS)。ゲノムに関しては、ゲノムサイズは一般的だが、「転移因子(トランスポゾン)」と呼ばれる、ゲノム上の位置を変えることが可能なDNA断片を2倍多く含んでいたそうです。この転移因子はゲノムの中の免疫系と代謝をつかさどる領域に集中。ナミチスイコウモリはこれらの機能も他の種に比べて大きく異なっているそうです。血液に含まれる高濃度の鉄分や窒素性老廃物を吸収・処理できる点などはその一例だそうです。他方で消化管内には、抗ウイルス物質を産生し、防御的な役割を果たす細菌が驚くほど豊富に常在していたそうです。このうちの数百種は、他の哺乳類で病気を引き起こす細菌だそうです。吸血コウモリがダニや蚊などのお腹いっぱい血を吸った昆虫を食べることから始めて、徐々に血液だけの食性に切り替えていった可能性があると考えているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3163416?cx_position=12

野生馬は絶滅していた

2018-03-04 08:30:06 | 研究
世界の野生種のウマは、すでに絶滅していたとする研究結果がScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。ウマの祖先の最新DNA分析に基づく系統樹の書き換えにつながる予想外の結果だそうです。論文によると、地球に現存する最後の野生種と大半の人々が考えていた「プルツワルスキー」は、実際には所有者の元から逃げ出した家畜馬の子孫なのだそうです。研究は、カザフスタン北部の「ボタイ(Botai)」と「クラスヌイヤール(Krasnyi Yar)」の2か所で行われた考古学的調査に基づいているそうです。科学者らはこれらの遺跡で、今から5000年以上さかのぼる最古のウマ家畜化の証拠を発見していたそうです。このルーツをさらに掘り下げるために、国際研究チームは遺跡で発掘された歯と骨に基づき、ボタイ遺跡のウマ20頭と、ユーラシア大陸全域のウマ22頭のゲノムを解析。次に、今回解析した古代のウマのゲノムと、すでに公開されている古代馬18頭と現生馬28頭のゲノムデータとを比較。その結果、プルツワルスキーは、約5500年前にカザフスタン北部ボタイの人々に飼われていた、知られている中で最古の家畜馬の子孫であることが明らかに。これは、野生種と考えられていた馬が、実際には野生化した馬だったことを意味しているそうです。プルツワルスキーは家畜化から逃れた馬であり、当初から野生だったわけではなかったということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3163756?cx_position=6

史上最大の脳腫瘍

2018-03-03 08:30:41 | 研究
インドの病院で、これまで記録が残っている中で重さが最大の脳腫瘍を男性の頭から摘出する手術に成功したと発表したそうです(AFPBB NEWS)。手術は2月14日、およそ7時間かけて行われたそうです。病院の声明によると摘出された腫瘍の重さは1.87キロで、生存中の患者から摘出された脳腫瘍としては史上最大。病院によると術後の回復は順調で、患者は既に普通に歩いたり食事をしたりしているということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3163667

がんの5年生存率

2018-03-02 08:30:03 | 研究
がんの5年生存率を国際比較したところ、日本は食道、肺がんなどでは世界トップクラスだが、皮膚がんや白血病では平均より低いという調査結果が発表されたそうです(YOMIURI ONLIEN)。調査は、同センターやロンドン大学など世界約40の研究機関が共同で実施。2000~20
14年にがんと診断された71か国約3750万人の5年生存率を比較し、がんの種類ごとにA~Eの5段階で評価。日本が最高の「A」だったのは食道や肺のほか、胃、肝臓、乳房、子宮頸部のがんと、成人の脳腫瘍、小児リンパ腫。皮膚がんの悪性黒色腫、骨髄性白血病などの成人骨髄性疾患は「D」と世界の中でも低かったそうです。膵臓がんや、悪性リンパ腫などの成人リンパ性疾患は「C」と平均的だったそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180223-OYT1T50015.html?from=ycont_top_txt