子どもたちが受けるワクチンの接種回数は以前の世代に比べてはるかに増えているが、それによって子どもの免疫力が低下したり、他の感染症にかかりやすくなったりすることはないようだとする米国の研究論文がJAMAに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。現在推奨されている最大16回のワクチン接種を含む予防接種スケジュールと、米国の子どもが受けるワクチンと無関係な感染症や病気の発症率との間の関連性を調査したのは今回の研究が初めてだそうです。今回の研究で、ワクチン接種が原因で免疫系が損なわれ、子どもたちが感染症にかかりやすくなるようなことはないとみられることに。研究では、呼吸器や胃腸の病気やその他のウイルスや細菌の感染症と診断された子ども193人から無作為に抽出したサンプルを、感染症と診断されなかった子ども751人の対照群と比較。子どもの生後2年間におけるワクチン抗原への暴露レベルを調査し、その後の感染症発症との関連を調査。論文によると、この子どものワクチン抗原への総暴露量は、その後の24か月におけるワクチン対象外の感染症発症リスクの上昇とは関連がなかったということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3166426
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