健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

『熱ショックタンパク質の機能とその応用』(updateしました!)

2014-02-18 09:25:46 | 研究
日時に誤りがありましたので記事を修正しました!

3月12日(水)に豊橋創造大学大学院健康科学研究科第6回健康科学セミナー『熱ショックタンパク質の機能とその応用』を開催します。講師は、慶應義塾大学薬学部分析科学講座主任教授の水島 徹先生です。

http://www.sozo.ac.jp/department/health-science/seminar.php

【講演要旨】
 熱ショックタンパク質 (HSPs)は細胞をストレスに対し耐性化する代表的なストレス蛋白質である。これまで、疾患におけるHSPsの役割はよく分かっていなかった。そこで我々は、HSP70過剰生産改変マウスを用いて研究を行い、HSP70が胃潰瘍、小腸潰瘍、炎症性腸疾患、アルツハイマー病に対して保護的に働いていることを報告する。
 一方我々は、化粧品の開発を目指して皮膚におけるHSP70の役割を検討し、HSP70が紫外線によるシワ、シミを防ぐことを発見した。また400種類の生薬、天然物からHSP70を増やすものを検索し、発見されたヤバツイやアルニカなどを配合した化粧品を発売した。これらは世界初の化粧品として好調な売り上げを示している。

参加無料

日 時:2014年3月12日(水)16:30~
(なお、当日同じ会場にて15時より大学院健康科学研究科の修士論文発表会を開催いたします。ご興味ご関心のある方はこちらにもご参加いただけます。詳細はお問い合わせください。)
場 所:豊橋創造大学E棟2階 E21教室
対 象:大学院健康科学研究科教員ならびに健康科学研究科大学院生、豊橋創造大学・豊橋創造大学短期大学部に所属する教職員、関連施設職員、他
    ※本セミナーは一般の方は参加できません。ご了承下さい。ただし、大学院健康科学研究科入学を志願される方、および入学を検討中の方な
     ど参加可能となる場合があります。参加ご希望の方は、下記「お問い合せ先」までお問い合わせください。

申込方法:以下の必要事項を記載の上、E-mailまたはFAXにてお送りください。
  1)所属(団体名)
  2)氏名(複数名でも可)
  3)連絡先 E-mail、TEL、FAX
     個人情報は、豊橋創造大学の個人情報保護方針に基づき、安全かつ適切に管理いたします。

 なお、今回のセミナーより、お申込みいただきました方および参加されました方には、今後も健康科学セミナーの開催のご案内をさせていただきます。その際には、e-mailを活用させていただきます。できるだけ、e-mailでのお申し込みをお願いします。また、今後のセミナー連絡が不要の場合は、その旨お知らせください。

本セミナーは、最先端の医学・医科学・医療・福祉等に関する研究をリードする新進気鋭の研究者ならびに実践者から研究に係わる最新の情報を入手するとともに、他大学院との交流を活性化することを目的として、定期的に開催しています。

お問い合せ先:
豊橋創造大学教務課 滝澤
TEL:050-2017-2102
FAX:0532-55-0803
E-mail:kyoumu@sozo.ac.jp
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大学院での骨格筋研究へのいざない

2014-02-17 08:30:26 | 研究
骨格筋について研究をしてみませんか?運動器である骨格筋機能を維持向上させることは、私たちの生活の質(QOL)を維持するうえで重要であることは言うまでもありません。これまで様々なトレーニング法やリハビリテーションプログラムが開発・提唱されてきていますが、実はなぜ効果があるのかについては多くの場合明らかになっていません。ですので、これをすれば必ず効果を得られるという黄金律の確立まで至らないのです。そこで、骨格筋の謎に一緒に挑戦してくれる大学院生を募集します。今年度の最後の募集は今週の金曜日になっています。熱意のある方であれば、これまでの経験は全く問いません。一から指導し、研究に取り組めるようにします。少しでも興味のある方、話だけでもという方、大歓迎です。いつでも連絡ください。

E-mail:goto(アット)sozo.ac.jp
(アット)の部分は@に変更してください。
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レモンの肥満防止効果

2014-02-16 08:30:25 | 研究
先日、レモンに多く含まれるポリフェノールの一種「エリオシトリン」に中性脂肪を抑制するなど肥満防止に効果があるとする研究成果が発表されました(YOMIURI ONLINE)。この研究は、レモンが多用される地中海料理を食べる人たちに肥満や循環器疾患が少ないとする欧米の医学論文に着目したもの。遺伝子配列がヒトと似ている熱帯魚のゼブラフィッシュを複数のグループに分け、エリオシトリンを加えた餌などをそれぞれ4週間投与して肥満との関係を調べたそうです。通常の餌を与えたゼブラフィッシュでは、血液1デシ・リットル当たりの中性脂肪が平均約400ミリ・グラムだったが、高脂肪の餌を与えたゼブラフィッシュは同約600ミリ・グラムだったそうです。一方、高脂肪の餌にエリオシトリンを混ぜて与えた場合は、同約400ミリ・グラムに抑えられたというもの。ヒトの肝細胞を使った実験でも、エリオシトリンが脂肪の蓄積を抑制することや、細胞内でエネルギーを作るミトコンドリアが活性化されることも確認されたそうです。
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大雪の東京

2014-02-15 08:30:32 | 日記
東京は大雪です。雪はすでに雨に変わっていますが、とにかく降雪量が・・・・・。先週の雪も大変でしたが、それをはるかに超える量です。驚きです。こんな雪は、東京で経験したことがありません。まるで雪国です。さて、交通機関は・・・・。昨日、東京を横断しましたが、普段の3倍近くの時間が掛かりました。電車は超満員。ターミナル駅には人があふれ、電車の乗り換えにも多くの時間が必要でした。道路も封鎖されている箇所が多数。立ち往生して動けなくなる車。とにかく・・・・。今日中に回復すればよいのですが・・・・・。
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新規インフルエンザ治療薬

2014-02-14 08:30:03 | 研究
先日、インフルエンザウイルスの増殖を新しいメカニズムで抑える治療薬について、厚生労働省は近く承認する方針を決めたというにゅうすが報道されていました(NHK NEWS WEB)。タミフルやリレンザなどのインフルエンザ治療薬は、細胞で複製されたウイルスを細胞内に閉じ込めて増殖を防ぐというものだそうですが、新しい治療薬は細胞の中でウイルスが複製されること自体を防ぐということだそうです。しかし、妊娠中の女性などが服用すると胎児に重い副作用を引き起こす危険性が高いことなどから、この新治療薬の使用について条件が付けられるそうです。具体的には、安全性を確認するため引き続き臨床試験を行うことや、妊娠中の女性などに処方しないことを徹底するとし、そのうえで新型インフルエンザが発生し、今ある治療薬がすべて効かない場合に限って使うとするようです。厚生労働省は3月にもこの治療薬を正式に承認する方針だそうです。
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東大推薦入試

2014-02-13 08:30:24 | 日記
少し前になりますが、東京大学は2015年秋から実施する推薦入試の概要を発表しました(YOMIURI ONLINE)。ペーパーテスト中心の入試からの脱却を掲げ、面接を行うほか、高校時代の活動実績を書類選考で評価するというもの。大学入試センター試験で一定の成績を挙げることも求める。学部によっては、国際数学オリンピックなどの受賞歴や、高い語学力のある受験生を対象にするなど、東大が求める“超・高校生級”の学生像を鮮明に示したものだそうです。

東大の募集人員は約3100人ですが、2016年度入学者向けの2次試験から後期日程を廃止し、その分の定員100人を推薦入試に振り分けるそうです。学部別では、工学部が30人程度、法、経済、文、理、農の各学部が各10人程度、そして教育、教養、薬、医の各学部が各5人程度だそうです。

推薦要件は、「成績が学校の上位5%以内」(法学部)、「探究学習の卓越した実績・能力」(教育学部)、「商品レベルのソフトウエア開発経験など、自然科学で卓越した能力」(理学部)などとし、特定の分野で突出した受験生などを求めるものとなっています。

また、教育学部を除く9学部は、英語や中国語などの外部テストの成績証明書を評価の対象として明記。医学部医学科は、国際科学オリンピックなど学術コンテスト受賞などの実績か、海外の有力大学院入学に求められるレベルの「TOEFL(120点満点)で100点以上」のいずれかが必要だそうです。国際科学オリンピックには数学、化学、地学など7科目があり、毎年各科目4~6人が国際大会に出場し、ほぼ全員がメダルを獲得しているそうです。

法、教養両学部は、国際的な大学入学資格「国際バカロレア」や、米国の大学進学適性試験「SAT」の成績も評価の対象とするそうです。文学部は、高校在学中の論文や発表資料のほか、「総合的な学習の時間の成果」も評価対象に挙げ、高校生の学術活動を広く評価するものに。

出願受け付けは2015年11月からで、各高校の推薦枠は男女各1人。提出書類で1次選考した上で、12月に面接などを行って2次選考とするそうです。翌年1月のセンター試験で900点満点中約8割以上の得点があれば合格となるそうです。医学部医学科は780点程度以上と得点を明記。

推薦入試の合格者は、文科1~3類、理科1~3類の六つの科類に分かれ、教養学部に所属後、各学部に進むそうです。

京都大も2016年度入試から、意欲や能力を総合的に評価するAO型入試を導入することを発表しているそうです。
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カエルの歌

2014-02-12 08:30:12 | 研究
先日、面白い研究結果が報道されていました(YOMIURI ONLINE)。多くのアマガエルがリズムを合わせて鳴き交わす合唱には、知られていなかった法則があったという研究成果が発表されたそうです。カエルは求愛や縄張りを示すために声を合わせて鳴くと考えられているそうでうが、鳴き声を聞き分けて記録するのが難しく、具体的な鳴き方はよくわかっていなかったそうです。半径30センチ内でカエルが鳴くと光る装置を開発い、。京都市や隠岐(島根県)、屋久島(鹿児島県)などで、水田のあぜ道に40~50センチ間隔で40~60個を並べて観測した結果、カエルの雄は0・5~2メートル間隔で並び、1匹おきの2グループに分かれて、輪唱のように鳴くことがわかったというもの。はじめのグループがタイミングを合わせて「ゲッ」と鳴くと、次は隣のグループが一斉に「ゲッ」と鳴く動作を、交互に繰り返していたというのです。いろんな視点があるのですね。勉強になります。
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動脈硬化を悪化させるたんぱく質発見

2014-02-11 08:30:13 | 研究
動脈硬化を悪化させるたんぱく質が発見されたそうです(毎日新聞)。高血圧や血中脂質が多かったりすると、脂質が血管内膜に入り込んで酸化し、これを白血球の一種「マクロファージ」が攻撃してきれいな状態にした後に自ら死滅します。しかし、酸化した脂質が多すぎると掃除しきれず、蓄積して血管内膜を厚くし、動脈硬化を悪化させることに。マクロファージ内のたんぱく質「MafB」は特定の遺伝子が働くようにするスイッチ役の一つだそうですが、マクロファージを死滅させない働きを促していることも見つけたそうです。そこで、血液細胞でMafBのないマウスを作ると、マクロファージは死滅し、脂質の蓄積が大幅に減少することが分かったそうです。このMafBの機能を抑える薬剤を開発すれば、動脈硬化が改善するかもしれないというのです。日本人の死因の2位の心疾患、4位の脳血管疾患のほとんどの原因は動脈硬化とされています。それだけに、今回の発見が新たな治療法の開発につながるかどうか注目されています。

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大学院入学願書受け付け始まる!

2014-02-10 08:30:37 | 研究
今日2月10日から大学院健康科学研究科の願書受付が始まりました。締め切りは2月21日です。入試日は2月27日。骨格筋研究に興味関心のある方で、大学院で一緒の研究したい方を募集しています。バックグラウンドは問いません。まずはお問い合わせください。大学を卒業されている方ならどなたでも受験できます。また、短期大学や専門学校を卒業されている方でも、卒後の職務経歴から受験資格がある場合があります(4年生の専門学校を卒業された方の多くは、大学院受験資格があります)。
研究室の見学も大歓迎です。
まずは、お問い合わせください。

E-mail goto「アット」sozo.ac.jp
  (上記アドレスの「アット」の部分を@に変えてください。)

入試情報の詳細は大学院健康科学研究科のHPを参照ください。
http://www.sozo.ac.jp/department/health-science/examination.php

たくさんの応募、お待ちしています。
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痛みの原因は接種時の不安など

2014-02-09 08:30:31 | 研究
子宮頸がんワクチンを接種したあと、体に原因不明の痛みを訴える患者が相次いでいる問題で、厚生労働省の専門家会議は、患者の検査データなどから、ワクチンの成分によって神経や免疫などに異常が起きているとは考えにくく、接種の際の不安や痛みなどがきっかけで症状が引き起こされた可能性があるとする見解をまとめまたそうです(NHK NEWS WEB)。子宮頸がんワクチンを巡っては、接種したあとに体に原因不明の痛みを訴える患者が相次いだため、厚生労働省は去年6月、積極的に接種を受けるよう呼びかけるのを中止し、専門家で作る研究班を設けて、因果関係などについて調査していました。厚生労働省の専門家会議で、研究班の調査結果を基に議論を行った結果、海外の副作用の報告や患者の血液の検査データなどから、ワクチンの成分によって神経や免疫などに異常が起きているとは考えにくく、接種の際の不安や痛み、緊張などがきっかけで、症状が引き起こされた可能性があるとする見解をまとめたそうです。また、痛みが3か月以上続く患者については、ワクチンの接種が痛みのきっかけとなったものの、不安やストレスなど複数の要因が影響し、長期間続いていると考えられると。専門家会議は来月改めて会合を開き、接種の際の不安を和らげる方法などについて議論したうえで、接種の呼びかけを再開するかどうか検討することにしているそうです。
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