健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

痛みの原因は接種時の不安など

2014-02-09 08:30:31 | 研究
子宮頸がんワクチンを接種したあと、体に原因不明の痛みを訴える患者が相次いでいる問題で、厚生労働省の専門家会議は、患者の検査データなどから、ワクチンの成分によって神経や免疫などに異常が起きているとは考えにくく、接種の際の不安や痛みなどがきっかけで症状が引き起こされた可能性があるとする見解をまとめまたそうです(NHK NEWS WEB)。子宮頸がんワクチンを巡っては、接種したあとに体に原因不明の痛みを訴える患者が相次いだため、厚生労働省は去年6月、積極的に接種を受けるよう呼びかけるのを中止し、専門家で作る研究班を設けて、因果関係などについて調査していました。厚生労働省の専門家会議で、研究班の調査結果を基に議論を行った結果、海外の副作用の報告や患者の血液の検査データなどから、ワクチンの成分によって神経や免疫などに異常が起きているとは考えにくく、接種の際の不安や痛み、緊張などがきっかけで、症状が引き起こされた可能性があるとする見解をまとめたそうです。また、痛みが3か月以上続く患者については、ワクチンの接種が痛みのきっかけとなったものの、不安やストレスなど複数の要因が影響し、長期間続いていると考えられると。専門家会議は来月改めて会合を開き、接種の際の不安を和らげる方法などについて議論したうえで、接種の呼びかけを再開するかどうか検討することにしているそうです。
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