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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

イチゴが女性の心筋梗塞を予防

2013-02-22 08:30:10 | 研究
抗酸化物質の一つ、アントシアニンを豊富に含むイチゴとブルーベリーをたくさん食べると、若い女性では心筋梗塞を予防する可能性があるいう研究結果が発表されました(あなたの健康百科 by メディカルトリビューン)。ポリフェノールの抗酸化作用は少し前から注目されていますね。その一つのアントシアニンは、カテキンなどとともにフラボノイドに分類され、イチゴなどのいわゆるベリー類のほか、ブドウ、ナス、ベニイモなど赤紫色をした植物に多く含まれています。「疲れ目に効く」というイメージが強いものの、近年は脳の酸化を防ぎ、認知症を予防することなども報告されているようです。今回、米国の女性看護師が対象の研究(NHSⅡ)に参加した25~42歳の女性9万3,600人を18年間追跡し、アントシアニンを含むフラボノイドと、心筋梗塞の発症との関連を調べたそうです。追跡中に405人が心筋梗塞を発症したそうです。食事に関するアンケートから割り出したアントシアニンの摂取量によって5グループに分類したところ、摂取量が最も多いグループ(1日平均2.5ミリグラム)の心筋梗塞リスクは、最も少ないグループ(同平均25.1ミリグラム)より32%低下していたというのです。この関係は、イチゴとブルーベリーを週3皿以上食べている人で特に強かったそうですが、他のフラボノイドと心筋梗塞の関連は認められなかったというのです。
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