「国立社会保障・人口問題研究所」がつくった人口ピラミッドのデータ。裾広がりの山、いわゆるピラミッド型の1930年の人口分布が、2010年には団塊の世代と団塊ジュニア世代が膨らんだ壺型になり、2050年には70代後半をピークに若くなるほど少ない電球型になるという(ASAHI.COM)。そして、「健康寿命」と「平均寿命」との差は7、8年あるそうです。現代の医学、いや健康科学の大きな課題はこの差をいかに短くするかです。高齢単身世帯は2003年から2008年までの5年間で76万世帯増え、414万世帯だそうです。しかし、高齢者向けの設備がある住宅は半分にも満たないそうです。例えば、「またぎやすい高さの浴槽」がある住宅は22・9%に過ぎないそうです。その一方で、デイケアの訪問入浴サービスを受けるには要介護認定がいります。結局、ひとり暮らしの高齢者は、冬でもシャワーで済ませたりしているというのです。さらに、ひとり暮らしの高齢者が亡くなると、空き家が増加することに。そこで、これから超高齢社会では「コンパクトシティ」という考え方が重要だそうです。中心市街地を活性化し、生活に必要な諸機能が狭い範囲でまかなえるというものだそうです。欲しいモノが1カ所で間に合う、昔で言うならよろず屋のような小さなスーパーがあることがよいという考えのようです。確かに、理にかなっているかも。
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