健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

果物の丸かじり

2013-04-30 08:30:18 | 研究
米国の学校で子どもたちに切ったリンゴと丸のままのリンゴを提供したところ、切ったものはよく食べる一方で、そのままの場合はほとんど目もくれなかったという研究結果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)ニューヨークにあるミドルスクール(小学校高学年~中学校)6校で、1か月にわたって、3校では切ったリンゴを、別の3校では丸のままのリンゴを販売し、リンゴを選ぶ割合や食べる量、廃棄される量などについて調べたそうです。その結果、子どもたちは主に2つの理由で、形の大きい果物を好まないことがが分かったというものです。低学年の子どもたちは口が小さく、さらに歯列矯正をしていたり、抜けた歯がある場合もあり、そのままでは食べづらいというのです。また、高学年の女子は、他の生徒たちの前で丸かじりすると、服などを汚すかもしれず、恥ずかしい思いをするかもしれないと心配するのだそうです。切って販売すると、リンゴの販売量は平均で61%増加したそうです。さらに、切った場合は購入後、リンゴを半分以上食べる子どもの割合が73%増加したとも。この傾向は、調査終了後も変わらなかったということです。
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