健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

日本の科学技術の将来は・・・・・

2010-12-25 07:16:53 | 研究
最近、驚くべき研究成果が報道されています。ここでも数多くのトピックを扱ってきました。でも、こうした研究成果の多くは一朝一夕に得られらものではなく、多くの努力と失敗が糧となっているはずです。1つの成功に数え切れないほどの失敗があるはずです。失敗。そうです。成果が出ないということです。でも、成果が出ないと評価されず、予算が削減される。すると、研究規模が縮小され、さらに結果が出にくくなるという負のスパイラスが。結局、成果が出にくいような研究から遠ざかる傾向になってしまいます。これでは、科学の本当の姿である真実を追求するということから外れてしまうのではないでしょうか。来年度予算の骨格が閣議決定されました。科学技術関連予算は予想通り削減されました。でも、科学研究費補助金やはやぶさ2関連予算は確保されたということで、報道ではメリハリのある予算などとも。科学研究費補助金はノーベル化学賞受賞、はやぶさ関連予算ははやぶさの軌跡の生還ということがあったので、当初大幅削減とされていたものを、元に戻したといったところでしょうか。つまり、世論が予算を左右するというような状態ともいえます。言いかえれば、失敗は認めない。こうした風潮では、科学は進歩しないのではないでしょうか。今回の予算配分を見れば、いつでも大幅削減があるということです。世論を味方につけるには、やはり成果が出やすい研究に集中するということになります。間違っているような気がしますが・・・・・。国として、科学研究をどうするか。将来的なビジョンが必要ではないのでしょうか。
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