裏山で新種の蟻を発見したというニュースがありました。いつもの何気ない風景。ついつい見過ごしてしまうそんな日常の中に、まだまだ知らないことがたくさんあるということでしょう。岡山市の住宅地の裏山で、岡山大大学院生らが新種のアリを見つけたのです。巣ごとにシャーレに集めたオオハリアリを眺めていると、大きいアリと小さいアリに分かれると気づいたという。よく見ると、大きいアリは頭が馬面で、小さいアリは正方形に見え、遺伝子解析をしたそうです。その結果、小さいアリはオオハリアリと別の新種であることが確認されたそうです。我々も実験をする時に、仮説を立てて行います。その際に、仮説とは全く異なる結果が出てくると、方法に問題があるのではないかと、結果を直視せずに過程に目が行ってしまいます。でも、結果の中にこそ真実があることもあるのです。1つ1つのことを大切にしたいですね。
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