人工多能性幹細胞(iPS細胞)をあらかじめ作っておき移植治療に備える「iPS細胞ストック」計画で、日本赤十字社は他人に細胞を移植しても拒絶反応を起こしにくい特殊な免疫型を持つ献血者に対し、協力を呼び掛ける方針を決めたそうです(時事ドットコム)。この件は、厚生労働省薬事・食品衛生審議会で報告し、了承されたそうです。来春から京都府や大阪府など京大周辺の地域で始め、全国に広げるそうです。日赤は血小板などの成分献血で、免疫型(HLA型)を調べているそうです。今後、成分献血を行った人のうち特殊な型を持つ人にiPS細胞ストックについて説明する手紙を送付し、意思確認を慎重に行うため、協力の意思がある人は山中教授が所長を務めるiPS細胞研究所に自分で連絡し、血液や皮膚を提供する仕組みとするそうです。日赤によると、全国で数十万人が成分献血を行っており、全員が協力すれば約100種類の特殊なiPS細胞が作れるそうです。10種類で日本人の50%、100種類で70%程度をカバーできるそうです。
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