漢方薬などに使われる甘草に含まれる成分に、能力が低い精子でも受精の確率を高められる効果があることが確認されたそうです(MSN産経ニュース)。マウスによる体外受精実験で、受精の能力が低い雄5匹の精子と健康な雌5匹の卵子を使用し、それぞれの精子と卵子を、通常の体外受精時に使う培養液と甘草の成分を混ぜた培養液とで受精させ、受精率を比較したそうです。その結果、通常の培養液で0%だった検体と同じ組み合わせのペアが、甘草の成分入りでは15・6%に、通常で43・5%のペアが甘草成分入りで84%になるなど、全ての検体で効果が確認されたというものです。今回はマウス実験ですが、もし人でも効果が認められれば、男性がドリンク剤で飲んだり女性が座薬で摂取したりすることで受精率が向上するとみられるそうです。
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