メダカのメスが、「見知らぬオス」よりも「そばにいたオス」からの求愛を積極的に受け入れることが明らかになったそうです(毎日新聞)。同じオスが長時間そばにいるとメスの脳内で特定の神経細胞が働き、「恋心」にスイッチが入るというのです。ヒトの脳で似た機能の神経細胞を探せば、ヒトが恋に落ちる仕組みも分かるようになるかもしれないということです。実験は、透明なガラスで仕切った水槽内でオスとメスを一晩「見合い」させてから一緒にしたというもの。見合いしていないときより、オスの求愛から性行動までの時間が短くなったというのです。メスを見合いしたオス、していないオスの2匹と一緒に水槽に入れると、見合いしたオスを選ぶ確率が約9割に。一方、見知らぬオスの求愛をすぐ受け入れるメダカの脳を調べたところ、ある脳内ホルモンを作る神経細胞に異常が。この神経細胞が正常なメスを調べると、オスが長時間そばにいた後、活発に働くようになっていたそうです。
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