驚きのニュースです。血圧調節に関わるタンパク質が発見されたというのです(YOMIURI ONLINE)。TRIC-Aというタンパク質で、このタンパク質は血管を構成する細胞で情報伝達に関与しているそうです。このタンパク質を作れなくすると、血管収縮を調節できなくなり、高血圧になるというのです。TRIC―Aの遺伝子について、30~59歳の高血圧患者と45歳以上の健康な人をそれぞれ約1100人ずつ調べたところ、高血圧患者の7%と健常者の4%に、遺伝子の特定部位にわずかな変異がみられたそうです。この変異がある人は、ない人と比べて、高血圧の発症率が18%も高かったというのです。ここまでダイレクトな作用を持つタンパク質の発見は初めてではないでしょうか。今後、より効果的な降圧剤の開発につながりそうですね。
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