健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

犬とオオカミ

2019-05-11 08:30:04 | 研究
タッチスクリーンを使った実験を重ねた結果、同じように群れの中で育った場合、犬よりもオオカミのほうが群れの仲間に献身的になることを発見したとする研究がPLOS ONEに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、オオカミと犬をそれぞれ訓練し、鼻先でタッチスクリーン上のアイコンを押せるようにしたそうです。「贈り物」を示すアイコンを押すと、隣接したケージに餌が届けられる仕組みとのこと。実験は、アイコンを押す動物と同じ動物が隣のケージ内に1匹いる場合と、いない場合で複数回実施。オオカミは自分に一切見返りがなくても、同じ群れの仲間には餌を与える選択をしたそうです。ただし、隣のケージにいるのが見知らぬオオカミの場合は、関心を示さなかったそうです。一方の犬は、自分に見返りがない場合、隣のケージにいるのが群れの仲間か否かにかかわらず、餌を与えようとする傾向は特に見られなかったということです。

https://www.afpbb.com/articles/-/3223393
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