健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

スマートフォンアプリ「アトピヨ」

2019-01-13 08:30:05 | 研究
アトピー性皮膚炎の元患者が開発した患者向けスマートフォンアプリ「アトピヨ」が注目を集めているそうです(YOMIURI ONLINE)。患者が匿名で写真や症状を投稿し、情報を共有。治療経過の「見える化」を図り、孤立しがちな闘病を支えるのが目的だそうです。アプリは先月、慶応大主催の医療ビジネスコンテストで入賞したのをはじめ各種の賞を受け、広く評価されているそうです。アトピヨは米アップルのアイフォーン用無料アプリで、公認会計士のRyotaro Akoさん(仮名・39歳)が薬剤師の妻らの協力を得て開発。2018年7月に配信を始め、これまでに2600人がダウンロード。利用者は、患部の画像と症状のメモ、使った薬を匿名で投稿し、他の会員と共有できるそうです。投稿は部位ごとに、時系列で表示。投稿した患者にとっては自分の治療経過の記録になり、医師への説明にも使えるそうです。会員同士で投稿内容が見られ、他の人の経過を参考にすることもできるとも。Akoさん自身も幼児期、アトピーやぜんそくのアレルギー疾患があったそうです。成長後ほぼ治まったが、3年前の苦い経験がアプリ開発のきっかけになったということです。家族旅行で古びた旅館に泊まったとき、上半身が手から顔まで腫れ上がり、息苦しくなって救急車で病院に運ばれた。ハウスダストのアレルギーだったそうです。これを機にアレルギーの患者会に入ると、会員の多くがアトピー性皮膚炎で、つらい様子を目の当たりに。24時間かゆみと隣り合わせ。荒れた肌が人目に触れるのは大きなストレスに。症状の悪化で、外出したくてもできない人たちを助けたいということで、プログラミングを学び、約10か月かけてアプリを完成させたそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190108-OYT1T50075.html?from=ycont_top_txt
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